Manatee におけるツールの統合

Manatee を既存の CAE ワークフローに統合

Manatee の CAE ツールとの統合

Manatee ソフトウェアは CAE ワークフローにスムーズに統合することが可能で、サードパーティ製ツールからの電流、空隙磁束、モーダル基底のインポートをサポートしており、e-NVH シミュレーションを効率化します。この統合により、電気エンジニアと機械エンジニアは既存のデータを利用して冗長な計算を回避し、シミュレーション精度を向上させることができます。また、外部騒音源のインポート、磁気力および節点振動のエクスポートもサポートしており、包括的な NVH 解析を容易にします。Manatee は、高度な出力トラッキングおよびバッチ・モード機能を備え、最適化のカスタマイズや他のアプリケーションとのシームレスな統合ができるため、電気機械や電気駆動のマルチフィジックス設計最適化のための汎用ツールとなっています。

CAE ワークフローへのスムーズな統合

電流のインポート

供給電流がサードパーティ製の電磁ソフトウェアですでに計算されている場合や、測定済みの場合、この Manatee ソフトウェアの機能により、1 つの電気的周期に沿った位相電流信号の唯一のインポートから空隙磁束密度を計算できます。可変速度電流のインポート、スキューイング、偏心がサポートされています。電流は限られた動作点でのみインポート可能で、磁束密度と磁気力は MLUT アルゴリズムを使用して可変速度で自動的に内挿または外挿されます。

このインポート機能は、非正弦波電流を使用してシミュレーションを実行する電気エンジニアに便利です。従来とは異なる制御や電流プロファイリングが騒音・振動に与える影響を評価できます。

力のエクスポート

Manatee e-NVH ソフトウェアによって計算された磁気力は、周波数領域として .json 形式でエクスポートできます。エクスポートは、時間または周波数領域のいずれかで実行できます。目的の動作点のリストを選択し、時間離散化または最大周波数を調整することで、適切な出力ファイル・サイズで取得できます。

Manatee の力のエクスポートにより、電気エンジニアは使いやすいインターフェースを使用して電磁励起を計算し、出力データを NVH エンジニアに送信して、サードパーティ製ソフトウェア内で NVH 調査を実行することができます。たとえば、Abaqus の車両レベルで構造に起因する騒音を計算するために、または Wave6 で音響パッケージについて繰り返しシミュレーションするために、磁力をエクスポートすることができます。

Manatee におけるツールの統合に関する FAQ

こちらもご覧ください

SIMULIA のソリューションの詳細

組織の規模の大小を問わず、シームレスなコラボレーションと持続可能なイノベーションに、当社のソリューションがどう役立つかについて、SIMULIA の担当技術者がご説明します。

はじめに

学生、教育機関、専門家、企業向けのコースとクラスをご用意しています。お客様に最適な SIMULIA トレーニングを受講してください。

サポートの利用

ソフトウェアやハードウェアの資格認定、ソフトウェアのダウンロード、ユーザー・マニュアル、サポート連絡先、サービス・オファリングに関する情報はこちら