SIMULIA Champions 2025

SIMULIA 2025 Champion のご紹介

Abhijit Chaudhari 氏

Tata Motors 社、DGM - デジタル・ソリューション CAE

Chaudhari 氏は、Tata Motors 社において、乗用車および商用車の有限要素(FE)解析に 18 年間携わっています。BiW、シャーシ・フレーム、パワートレイン、サスペンション系など、さまざまなユニットに取り組んできました。その経歴は幅広く、線形解析と非線形解析、静的解析と動的解析にまで及び、動的スーパー・エレメント、周波数応答、過渡応答解析、各種最適化手法などまで手掛けています。Chaudhari 氏は、親材料、溶接、エラストマー疲労を含む FEA ベースの疲労解析を指揮しました。
過去 18 年間、材料、接触、幾何学的非線形性を含む非線形シミュレーションに SIMULIA Abaqus を使用してきました。Abaqus のエラストマー・シミュレーションに幅広く取り組み、超弾性および粘弾性材料特性を扱っています。Abaqus の機能は、熱シミュレーションと構造シミュレーションのパワートレイン・パーツに活用されています。
現在 Chaudhari 氏の役割は車両力学シミュレーションにも拡大され、キネマティクスおよびコンプライアンス、ハンドリング、乗り心地、負荷の生成などの耐久性シミュレーションにまで対応しています。

Ameya Apte 氏

General Motors 社、車両力学 CAE エンジニア

Ameya Apte 氏は、マルチボディ・ダイナミクスに関して 10 年以上の経験を誇るベテランのシミュレーション・エンジニアです。現在は General Motors 社において、車両力学、荷重、制御統合解析エンジニアを務め、Simpack への移行において 70 人以上のエンジニアを率いる、コア・チームの一員です。Apte 氏の前職は、ダッソー・システムズで 5 年間 Simpack のソリューション・コンサルタントとして勤務していました。その間に、Apte 氏はチームにとってモデル開発の拡張に大いに役立つバージョン管理ツールを導入しました。また、ギア・トレイン解析の専門家にもなりました。ダッソー・システムズ入社前は、Ford Motor Company に CAE エンジニアとして勤務し、エンジン力学のモデリングと革新的な解析手法の開発に関する専門知識を蓄積しました。
 

Apte 氏は仮想解析に情熱を傾けており、ソフトウェアとアプリケーションの両方の観点から業界を成長させることに強い関心を抱いています。また、ナレッジの共有を強く支持し、マルチボディー・ダイナミクス・シミュレーション・コミュニティ内でのエンゲージメントを高めるべく、コミュニティ・チャネルを積極的に管理しています。

Amit Dighe 氏

Tata Motors 社、シニア・マネージャー

Amit Dighe 氏は、Tata Motors 社のシニア・デジタル・ソリューション CAE 部長です。自動車業界に精通した経験豊富な CFD アナリストで、短期間ながら使用済み核燃料管理部門でも勤務経験があります。Dighe 氏は CFD 分野で 13 年の経験を有し、自動車の空気力学、空力音響、ボンネット下の熱管理、水および土の管理など、さまざまな用途において忠実度の高いシミュレーションと実用的な洞察の提供に関して実績ある専門技能を備えています。Dighe 氏は過去 8 年間、SIMULIA PowerFLOW スイート・ソリューションを使用してきました。

Anjay Prasad 氏

Mercedes-Benz R&D India 社、シニア・テクニカル・リード

Anjay Prasad 氏は、自動車業界で専門家として 10 年を超える経験を持つ、電磁および RF クラスター・リードです。ボディ・エレクトロニクス、パワートレイン、高電圧(HV)バッテリーの電磁両立性(EMC)を専門とし、技術的な洞察力と、設計開発の戦略的アプローチを組み合わせています。Mercedes-Benz R&D India 社では、EMI/EMC と RF シミュレーションのチームを率い、業界標準への準拠を推進し、製品性能を最適化する革新的なソリューションを提供しています。
Prasad 氏の業績には、コスト削減につながる機能テスト方法論に対する Process Innovation Award の受賞や、CST Studio Suite を使用した EMC デジタル・フロントローディングに関する画期的な調査の発表などがありますEMC プログラムを管理し、準拠 PCB 設計を開発し、HV システム用のシールド・ソリューションを実装しています。
機械電子工学の修士号を取得し、CST Studio Suite や MATLAB などの複数のツールに精通しており、機能横断的なコラボレーションとステークホルダー・エンゲージメントの橋渡し役を務め、高品質で復元力のある最新のエンジニアリング・ソリューションを提供しています。

Balamurugan Shanmugam 氏

Google 社、アンテナ・テクニカル・リード

Bala Shanmugam 氏は 2011 年に修士号を取得。専門は電磁システムです。過去 13 年以上にわたり、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、トラッカー、ヒアラブル、スマートホーム・アクセサリ、ストリーミング・メディア・デバイス、LTE ナノ/フェムトセル、ウォータメーター、OBD-II 自動アクセサリなどさまざまな電子機器のフォームファクターのカスタム・アンテナを設計してきました。5 つの特許と 5 本の技術論文が認められており、周波数が数 MHz から MM 波にまで及ぶ用途の高度なアンテナ/RF シミュレーションに CST Studio Suite を 10 年以上使用してきました。Google 社では、頭部装用デバイスのアンテナ設計を指揮しており、身体装着型のユースケースの無線性能の最適化、アンテナ・シミュレーションと測定値間のギャップの解消、最適な人間ファントム・モデリング、高度に統合されたアンテナ・アセンブリ、斬新な材料、通信技術研究を中心に行っています。 

Brian Nixdorf 氏

BWX Technologies 社、構造設計エンジニア

Brian Nixdorf 氏は、Professional Engineer 資格保有者で、アクロン大学にて土木工学の修士号を取得しています。オハイオ州バーバートンにある BWX Technologies 社では、12 年以上にわたり設計エンジニアリング部門の一員として構造設計を専門としてきました。Nixdorf 氏は学部生のときに大学の学生鋼鉄橋コンペ・チームで FEA に初めて触れて以来の SIMULIA ユーザーです。主に Abaqus を使用した構造解析の経験は、カスタム接続によるフレームの設計と最適化から、圧力容器構成要素の疲労と破壊に関する詳細な熱/機械的応力解析まで多岐にわたります。最近では、カスタム輸送および吊り上げ/ハンドリング装置の設計と解析、およびその製造、テスト、組み立て、使用のサポートに重点を置いています。また、既存の機器の設計に構造改善を組み込んで最新の基準にまで引き上げ、長く使い続けられるようにすることにも精力的に取り組んでいます。

Chad Bartlett 博士

キール大学客員研究員

Chad Bartlett 博士は、ビクトリア大学から 2017 年に電気工学分野の工学士、2019 年に同大学から理学修士を、2023 年にキール大学から電気工学博士号を取得しました。2019 年から 2023 年まで、Bartlett 博士は若手研究者を対象とした欧州連合の Horizon 2020 研究およびイノベーション・プログラムのメンバーでした。ここでの研究テーマは、高性能ミリ波およびサブミリ波システム向けの高度なフィルター・ソリューションでした。研究の主な目的は、次世代の衛星通信システム用のマイクロ波およびミリ波パッシブ・コンポーネント、フィルター、マルチプレクサ、アンテナ・ネットワーク、ならびにマイクロスケール設計の課題を克服する方法の開発です。

Damien Chassoulier 氏

Thales Alenia Space 社、R&D 磁気エンジニア

Chassoulier 氏は、磁気懸架式ホイール、太陽電池アレイ、メカニズムといった飛行用(TRL4 to 9)に提供する複数のプロジェクトや製品の開発に携わってきました。現在は、センサー、モーター、アクチュエータなどの磁気部品を中心に、メカニズム(TRL1 ~ 4、時には TRL9 まで)の研究開発プロジェクトに取り組んでいます。以前は FLUX3D を使用していましたが、過去 10 年弱の間は CST Studio Suite を使用しています。Chassoulier 氏は、アクティブかパッシブか、静的または可動かを問わず磁気系の研究を好んで行っています。

Di Su

東京大学、准教授

Dr. Di Su は現在、日本の東京大学の工学系研究科で准教授を務めています。Abaqus の利用は 2005 年の博士課程での研究中に始まり、東京大学に教員として参加することで研究活動を拡大し、Abaqus、Simpack、fe-safe、Tosca などの幅広い SIMULIA 製品を扱うようになりました。研究は構造工学を中心に、特に構造シミュレーション、輸送インフラの力学、信頼性に基づく設計とリスク解析、最適化設計に関心を持っています。Dr. Su はまた、将来のインフラの維持および復元力を向上させることを目的として、高度な数値シミュレーションと構造モニタリング・データを統合し、デジタル・ツイン・テクノロジーを開発しています。

Dowon Kim 氏

Hyundai Transys 社、シニア・エンジニア

Dowon Kim 氏は、2015 年に漢陽大学を卒業、設計最適化の修士号を取得しています。その後同年に LG Electronics 社に入社しました。2020 年に Hyundai Transys 社に移り、およそ 5 年間同社に勤めています。現在は、自動車のトランスミッションの強度解析と、モーターやインバータなどの電化コンポーネントの構造解析を行っています。Abaqus/Standard および Abaqus/Explicit は、主に CAE 解析に使用しています。

Emil Szkop 氏

Kubara Lamina 社、マイクロ波設計者

Emil Szkop 氏は、ワルシャワ工科大学で物理学修士号を取得し、卒業しています。Kuba Lamina 社に研究開発センターのマイクロ波設計者として入社して 10 年以上経ちます。さまざまなシミュレーション・ソフトウェアを扱い、CST Studio Suite を使用して電磁シミュレーションとセル内粒子シミュレーションに重点を置いています。マグネトロン、クライストロン、進行波管、電子銃、導波管部品、アンテナなどのマイクロ波管の設計とシミュレーションの経験があります。Szkop 氏の研究成果は各種学会で発表され、手がけた設計の多くは実稼働装置として実装されています。

Fabio Morgia 氏

Huawei 社、MW エンジニア/アンテナ・デザイナー

Fabio Morgia 氏は、最新のアンテナ系に精通した、非常に経験豊富なアンテナ設計者です。メタサーフェス・アンテナ、GRIN (グラディエント・インデックス)レンズ・アンテナ、導波路アンテナを専門としています。Morgia 氏はマイクロエレクトロニクスの学位を取得しているため、電磁波と材料の相互作用に詳しく、非常に効率的で革新的なアンテナ・ソリューションを開発することができました。
技術的なキャリアとは別に、水泳とランニングにも情熱を傾けています。スポーツに対する情熱を通じて習得した努力、規律、忍耐といった資質は、趣味だけでなく仕事においてもできる限り最高の結果を達成しようとする姿勢につながっています。
Morgia 氏は常にアンテナ設計の最先端にいるべく専心しています。その目標に向けて、現代のコミュニケーションの課題に革新的なソリューションを提供すべく、常にスキルと専門知識を磨いています。

Florian Mayot 氏

MAHLE 社、音響冷却モジュール・チームリーダー

Florian Mayot 氏は、2012 年に CVUT & ENSTA-Bretagne を卒業、自動車工学の修士号を取得しています。2024 年にシュトゥットガルト大学を卒業、音響学の修士号を取得しています。
シミュレーションと技術プロジェクト管理におけるさまざまな業務経験と、技術的課題を解決する情熱を併せ持つことが、現在の Mahle 社での音響冷却モジュールのチーム・リーダーという役職につながっています。Mayot 氏が率いるチームは、顧客からの問い合わせに答え、音響冷却モジュール(小型パッケージの軸方向ファン)のイノベーションを開発します。
過去 5 年間にわたり、LBM (Lattice Boltzmann)コードに基づく PowerFLOW を使用したシミュレーションは、気流の挙動と回転形状におけるノイズの影響を理解するうえで役立ちました。
こうしたシミュレーションの結果と詳細な解釈により、Mayot 氏は電気自動車に関する新たな複雑な課題を克服し、エンド・カスタマーに最高の体験を提供することができました。

Francesco Marano 氏

Leonardo 社、航空機部門、アンテナ配置設定エンジニア

Francesco Marano 氏は、フェデリコ 2 世ナポリ大学で電子工学の修士号を取得しています。2017 年 5 月から 12 月にかけて、IDS (Ingegneria dei Sistemi)の協力を得て位相制御のみを備えたアンテナ開口部に関する修士論文を作成しました。
2018 年 1 月から 5 月までは、フェデリコ 2 世ナポリ大学の大学院研究者としてアンテナ設計のトピックに取り組みました。2018 年から現在まで、トリノにある Leonardo 社航空機部門において、Marano 氏の主な関心事は、対応する製品の適切なアンテナ配置の設定です。

Greg Thorwald 氏

Quest Integrity USA 社、主任エンジニア

Greg Thorwald 氏は、Baker Hughes 社の一部となった Quest Integrity 社(コロラド州ボルダー)の主任エンジニアです。Abaqus 有限要素解析を使用して、さまざまなフィットネス・フォー・サービス・コンサルティング・プロジェクトの構造、破壊、疲労亀裂進展速度評価を行っています。自動化されたパラメトリック 3D 亀裂メッシュ生成プログラムである商用 FEACrack ソフトウェアの主要開発者です。これは、Abaqus 入力ファイルを作成してレベル 3 評価に必要な亀裂前縁の応力拡大係数と J 積分値を算出します。また、レベル 2 のフィットネス・フォー・サービス評価に使用される Signal Fitness for Service ソフトウェアにも貢献しています。Thorwald 氏は、API 579-1/ASME FFS-1 技術規格を提供する API/ASME Fitness-for-Service 共同委員会の委員です。コロラド大学で博士号を取得しています。

Guru Prakash 氏

PPG 社、構造解析エンジニア

Guru Prakash 氏は長年の Abaqus ユーザーで、自動車、マイクロエレクトロニクス、航空宇宙の各業界をまたいだキャリアを誇ります。Prakash 氏の Abaqus との関係は大学院での博士課程の間に始まり、社会に出て活躍する間も続いてきました。Abaqus の機能を活用して、自動車用エアバッグ・システム、航空機の座席システム、電子機器、航空機のウインドシールドや屋根など、さまざまな製品の設計を推進してきました。最近では、PPG Aerospace 社での業務において Abaqus/Explicit を活用して、航空機のウインドシールドに対するバード・ストライク問題の解決に取り組んでいます。また、動的荷重下の応答と航空機のウインドシールドの疲労荷重の両方の面で、積層構造ジョイントのモデリングの複雑な問題を解決するために Abaqus を使用し、レパートリーを拡大しています。

Haiyan Li 氏

General Motors 社、テクニカル・スペシャリスト

Haiyan Li 氏は、General Motors 社のキャスティング・コンポーネント耐久性および疲労グループのグローバル・テクニカル・スペシャリストです。Haiyan Li 氏が率いるグローバル・チームは、標準解析作業および機能向上に携わり、主に鋳造構造の耐久性および電池製造に重点を置いています。GM 社に入社する前は、Dassault Systèmes SIMULIA Corp 社でシニア・テクニカル・スペシャリストを務めていました。20 年を超える FEA 経験を有し、さまざまなエンジニアリング問題に対処してきました。中国の北京航空航天大学(BUAA)で高温構造力学の博士号を取得しています。

Heewook Moon 氏

Hyundai Motor Group、CAE 部長

Heewook Moon 氏は、2005 年から Hyundai Motor 社で SIMULIA 製品を使用しています。現在は、パワートレインや電気自動車のモーター、減速機、電力変換系のシミュレーションを担当しています。Moon 氏のグループは、さまざまな SIMULIA 製品の接続と統合を通じて、より完全な解析結果を導き出せると予測しています。

Helen Zhu 氏

Ford Motor 社、CAE エンジニア

Helen Zhu 氏は 1998 年から Ford 社の CAE エンジニアとして勤めており、そのキャリアにおいて一貫して SIMULIA 製品を使用しています。主な専門分野は、シャーシ構造の強度、耐久性、テスト相関、最適化などで、Abaqus を使用した懸架装置レベルの解析では 15 年以上の経験があります。英語と標準中国語が堪能です。プライベートではガーデニングを楽しみ、特に花や野菜を育てています。英語と標準中国語が堪能です。 

Huijuan Guo 氏

CNPC Engineering Technology R&D Company Limited、オフィス・ディレクター

Huijuan Guo 氏は、CNPC Engineering Technology R&D Company Limited のシニア・エンジニアで、石油工学数値シミュレーション研究所のディレクターです。清華大学を卒業、博士号を取得しています。専攻は力学です。Hujian Guo 氏は、坑井の掘削および完成に関する数値シミュレーションに 20 年近く従事しています。数値シミュレーション・テクノロジーを使用して、掘削現場で発生する多数の障害問題を解決し、掘削装置と工具設計の最適なスキームを改善しました。Huijuan Guo 氏曰く、数値シミュレーションはエンジニアにとって最良の科学研究ツールです。シミュレーションを愛し、もはや生活の一部になっています。

Jari van Wonterghem 氏

Radientum 社、主任アンテナ・エンジニア

Jari van Wonterghem 氏は 1999 年にアンテナ設計の道を踏み出しました。以後 20 年間、Nokia、BlackBerry、Microsoft、Huawei など業界最大手企業でキャリアを重ねてきました。 当時を振り返ると、シミュレーション・ツールなしでアンテナ設計を行っていた頃を思い出すという van Wonterghem 氏。電磁 3D シミュレーション・ツールの導入によってアンテナ設計作業が激変し、効率と精度が大きく向上した有様を直に見てきた世代です。2019 年に、主任アンテナ・エンジニアとして Radientum 社に入社しました。同社では、アンテナ設計、技術営業、プロジェクト管理を複合的に担当しています。CST Studio Suite を使用した EM シミュレーションは、現在の業務において重要な役割を果たしています。

Jiling Bu 氏

Zhuzhou Times New Material Technology 社、プロフェッショナル・エンジニア

Jiling Bu 氏は、西南交通大学で自動車工学を専攻し、その後、中国鉄道科学研究院で博士課程研究として輸送学を専攻しました。卒業後は、西南交通大学の牽引動力国家重点実験室および機械工学部に勤務しました。
現在、CRRC Zhuzhou Times New Material Technology 社の Bu Jiling エキスパート・オフィス・ディレクター兼 CRRC シミュレーション・エキスパート・グループ長を務めています。中国化学工業会ゴム委員会副理事、中国複合材料業会複合材料製品デジタル化専門委員会副理事、中国工業協力協会シミュレーション技術産業支部専門委員会委員、および 7 つの専門誌の編集委員を務めています。
主に鉄道輸送、自動車、風力発電システム力学シミュレーション、ポリマー材料構造最適化の疲労寿命予測、成形プロセスの分野に従事しています。国および地方レベルの 10 を超す科学研究プロジェクトを実施し、10 の州・大臣・CRRC レベルの賞、6 件の国際特許、60 件以上の発明特許を獲得しました。5 冊の著書と 100 以上の科学論文を発表しています。

Lin Wang 氏

Johnson & Johnson MedTech 社、スタッフ・デジタル・エンジニア

2008 年に専門職としてのキャリアをスタートさせた時から一貫して、Lin Wang 博士は幅広い分野にわたる研究開発における計算モデリングとシミュレーションに情熱を傾けています。2016 年に DePuy Synthes (J&J MedTech)に入社する前は、Cummins Turbo Technologies 社、ダラム大学、Spincraft ETG 社に勤めていました。また、英国機会技術者協会(IMechE)構造技術材料グループおよび NAFEMS 計算構造力学作業グループの理事も務めています。シックス・シグマ・ブラック・ベルト認定資格保有者、英国公認技術士、IMechE 会員です。ダラム大学で機械工学の博士号を取得しています。Wang 博士は、学術界や産業界が直面する課題を解決するため SIMULIA 製品(Abaqus、FE-Safe、Tosca)を使用して 16 年の経験があります。特に、Abaqus を使用して高度な非線形条件と超大規模材料変形をシミュレートするエキスパートです。これまでに 19 件の査読済み論文と会議発表論文を筆頭著者として発表しており、その引用数は約 400 にのぼります。 

Maciej Majerczak 氏

Valeo 社、FEA エキスパート

Maciej Majerczak 氏は 2017 年から Valeo 社で FEA シミュレーション・エキスパートとして勤務しています。担当は、有限要素解析を使用した設計検証、改善の提案、プロセスの最適化などです。主に自動車部品の動的試験とシミュレーションを担当しています。さらに、Majerczak 氏は社内研究に基づいて FEA エンジニア向けに標準と方法論を執筆し、自動化/スクリプト作成チームを指揮しています。

ポーランドのクラクフにある AGH 科学技術大学でメカトロニクス修士号を取得しています。趣味でプログラミングを楽しんでいます。

Marc Stiepel 氏

ALSTOM Transport Deutschland 社、高度鉄道力学およびメカトロニクス・エンジニア上級エキスパート

Stiepel 氏は 1999 年 11 月以来、ドイツのザルツギッターにある ALSTOM Transport Deutschland 社に勤務しています。鉄道力学の専門家として、トラム、在来線、インターシティ列車から、超高速鉄道まで、あらゆる種類の車両の開発に従事しています。マルチボディ・システムの計算に加えて、鉄道車両の走行試験に参加しています。これは主に鉄道車両の認可に必要です。
Stiepel 氏は、鉄道力学の ALSTOM コア・コンピテンス・ネットワーク(CCN)のメンバーです。ALSTOM ワールド・クラス・エンジニアリング(WCE)プログラムでは、ALSTOM WCE シニア・エキスパートに任命されました。
Stiepel 氏は SIMULIA Simpack の応用において 25 年以上の経験を誇ります。

Marcos Cervantes 氏

Neklar 社、R&D マネージャー

Marcos Cervantes 氏は、サラゴサ大学卒の、構造解析を専門とする工業エンジニアです。有限要素法およびプロジェクト管理の修士号を取得しています。現在は、CAE および解析シミュレーションを実施する R&D マネージャーとして、プロジェクトを最初期から発展させることに取り組んでいます。
Abaqus 使用歴は 10 年を超え、力学および熱管理の分野の専門知識を蓄積してきました。CAE 解析に情熱を持ち、この分野に関する高い向学心を持っています。 

Marek Roh 氏

Weldex Autotechnik 社、シミュレーション・エンジニア

チェコ共和国在住の Marek Roh 氏は、ブルノ工科大学で工学力学と生体力学の修士号を取得しています。そこで学んだことを基礎として Weldex Autotechnik に入社し、27 歳という若さで同社のシミュレーション部門を開設するという野心的な事業に取り組みました。

Roh 氏と彼のチームは、Weldex 社のシミュレーションに関する多様なニーズに対応するため、構造、熱、耐久性、Moldflow の解析を網羅する包括的なソリューション、ダッソー・システムズの 3DEXPERIENCE プラットフォームを導入しました。こうしたツールを習得することで、Roh 氏は迅速かつ正確なフィードバックを 2 つの国際的 R&D オフィスに提供し、ワークフローを合理化し、国境を越えたコラボレーションを改善することができました。Weldex 社でのキャリアを通して一貫して各分野のワークフロー強化に取り組み、シミュレーション・タスクの所要時間の短縮と効率向上を目指してきました。 

Mohamed El Hadidy 氏

ラインマイン応用科学大学、IoT およびデジタル・コミュニケーション・テクノロジー学教授

ドイツ国内外の大学を経て、Mohamed El Hadidy 氏は今や高い志を持つエンジニアとして、物事を徹底的に研究しながらも実用的な側面や用途についても見失うことはありません。担当するコースや研究活動を通じてスタッフや学生に知識を伝え育成することが、最も心躍る勤めです。El Hadidy 氏は教えることを心から愛し、研究は最高の趣味です。優れたソーシャル・インテリジェンスと高度なコミュニケーション・スキルの持ち主です。El Hadidy 氏は国際に出版された著作が 60 点以上あり、数名の博士課程と修士課程の学生の担当教授をしています。複数の IEEE 会議の議長や共同開催者を務め、基調講演者として招かれました。El Hadidy 氏は、アンテナ・伝播、車両テクノロジー、通信の分野に関する IEEE 専門誌および会議に関するレビューを担当しています。

Mohamed Hussein 氏

Elsewedy Electric PSP 社、エンジニアリング・チーム・リーダー

Mohamed Hussein 氏は、ELSEWEDY ELECTRIC PSP 社の主任メカニカル・エンジニアです。機械設計の修士号を取得し、NCEES の機械分野の技術士補(FE)試験に合格しました。Hussein 氏は、静的および機械装置の管理を専門とし、機械設計および解析に関して 10 年以上の経験を有しています。CAD と CAE に精通し、Certified SOLIDWORKS Expert (CSWE)、SOLIDWORKS Champion、ユーザー・グループ・リーダーとして認定されています。
Hussein 氏は FEA の高度なスキルを持ち、キャリアを通じて多くのプロジェクトをグローバル規模で成功させてきました。ASME SEC VIII、EN 13445 圧力容器コード、API 650、API 620、EN 14015、AWWA D100 地上貯蔵タンクの設計とレビューなどを専門としています。
Hussein 氏は FEA、機構設計、SOLIDWORKS に関する 130 以上のトレーニング・コースを担当しています。また、3DEXPERIENCE World において 6 つのセッションで発表を行いました。

Neal Berner 氏

Toyota Motor North America 社、主任エンジニア

Neal Berner 氏は、自動車業界でのシミュレーション経験は 25 年を超え、2006 年から、Toyota Motor North America 社の研究開発パワートレイン・シミュレーション・グループに所属しています。トヨタ入社前は、ミシガン大学で機械工学修士号を取得後、Ford Motor 社に勤務していました。キャリアの大半を、内燃エンジンの耐久性および騒音・振動のためのマルチボディ・ダイナミクス・シミュレーション・ツールおよび方法論の開発に費やしてきました。2021 年から Berner 氏はトヨタのグローバル・チームと共に、耐久性、乗り心地、オフロード性能を実現する車両ダイナミクス・シミュレーション・ツールを開発してきました。Berner 氏の SIMULIA Simpack および Abaqus 使用歴は 15 年を超えます。

Norbert Schroeder 氏

BMW 社、シミュレーションおよびデータ管理スペシャリスト

Norbert Schroeder 氏は学生として 2009 年に初めてシミュレーション製品に触れました。最初は Abaqus 6.xx、その後すぐに Simpack 8 (2014 年に SIMULIA 製品ポートフォリオに追加)でした。学生時代に最初に触れたときから考えると、いかに SIMULIA の製品ポートフォリオが発展し、シミュレーション・ソフトウェアが進化しているかに驚嘆しています。
2013 年以来、Schroeder 氏は BMW 社のために内燃エンジン、電気機械、バッテリーセル・テクノロジーの分野で駆動ソリューションを開発してきました。
最近では、Abaqus、Simpack、Tosca などのソフトウェア・ソリューションを定期的に利用しています。こうしたツールに精通していることが、耐久性、音響、システム、プロセス・シミュレーションに関する問題に総合的に取り組む上で大きな利点であると考えています。Schroeder 氏がこれらのツールに特に魅力を感じているのは、性質をよりよく理解するだけでなく、対象を絞ったクリエイティブなソリューションを開発することができるためです。
Schroeder 氏は、シミュレーション・テクノロジーを民主化して、製品開発サイクルを持続可能な方法で短縮することに取り組んでいます。このため、BMW 社の設計チームに、知識、経験、作業工程を喜んで共有しています。SIMULIA 製品は、Schroeder 氏とチームが相互関係とメカニズムの理解を深め、迅速に対応し、必要に応じて設計または製造工程全体を最適化するうえで役立っています。

Ricardo Hernandez 氏

Jorcar Titanium 社、研究開発マネージャー

Hernandez 氏は、20 年の研究機関勤務の後に産業界に移りました。現在は、チタン用途専門の小規模企業である Jorcar Titanium 社に勤務しており、主に陽極酸化処理を担当しています。チタンのリサイクル、粉末製造、積層造形に焦点を当てた研究チームを率いています。有限要素シミュレーションは、マルチフィジックス分野の多くの用途に使用されています。研究および製品設計を促進する強力なツールです。Hernandez 氏は、機械工学の研究を終えて以来、Abaqus を利用しています。SIMULIA は、ダッソー・システムズのすべての製品のなかでも Hernandez 氏のお気に入りブランドです。

Ryan Potter 氏

YASA 社、シニア・リード・テクニカル・スペシャリスト

イオナイザ設計の強化に焦点を当てた修士課程プロジェクト中に初めて電磁 FEA に触れた Potter 氏は、大学院卒業後 YASA に入社し、シミュレーション・チームに参加しました。YASA 社では、軸モーターとツールチェーン開発の磁気設計最適化に積極的に取り組んできました。Potter 氏は、Opera を 6 年間使用してきたほか、自社のさまざまな Python コードおよび MATLAB コードを使用してきました。最近では、YASA 社のワークフローにプロセス統合および設計最適化ツールをどのように応用できるかについて検討してきました。学び続けることに熱心な Potter 氏は、SIMULIA プラットフォームでより多くのツールを探求し、さらに専門知識を高め、YASA 社の革新的な設計を改善することに意欲を燃やしています。

Santhana Kumar P 氏

Aptiv 社チーム・リーダー

Santhana Kumar P 氏は、研究開発の経験が 12 年半以上、自動車分野では通算 15 年以上を超える優秀なチーム・リーダーです。メンバー 9 人のチームを率いています。Kumar P 氏は、チーム構築、職務横断的なチームとの協力、人事管理、面接プロセスの対処、面接プロセス後の新しいチーム・メンバーのメンタリングに秀でた人物です。
Abaqus を使用した自動車 OEM の EV 用各種サブシステムの振動、耐久性、疲労解析に精通しています。対象とするサブシステムは、ヒューズ・ボックス、配電ユニット、ワイヤレス充電器、ハイブリッド自動車および電気自動車のプラグイン充電インレット/プラグ・コネクタ、DEC 部品、安全拘束装置、エンジン燃料系統、エンジン点火装置、ギア・コネクター、電気センターなどです。

Sang Soo Lee 氏

MTG (Microwave Technologies Group)社、主任研究エンジニア

Sang Soo Lee 氏は、SIMULIA 製品の使用歴 16 年を誇る、Microwave Technologies Group 社主任研究エンジニアです。現在は衛星搭載アンテナおよび防衛アンテナの開発に取り組んでいますが、以前はフェイズド・アレイ・アンテナおよび移動通信用アンテナの設計と開発に重点を置いていました。
専門は、無線監視および放送用アンテナの開発や、短距離監視レーダー技術の製造などです。

Sanghyuk Choi 氏

LG Electronics 社、プロセス・エンジニア

Sanghyuk Choi 氏は、LG Electronics 社家電事業部のプロセス・エンジニアです。機械工学(構造強度と最適化)の修士号を取得後、CAE エンジニアとして 13 年間勤務しています。専門は、家電製品、ゴム部品、およびトポロジー最適化のパッケージングです。
Sang Hyuk Choi 氏は、3DEXPERIENCE プラットフォームでシミュレーション・プロセスとデータ管理(SPDM)システムを管理して 3 年になります。CAE データをデータベースに変換して再利用する方法に関心を持っています。

Thomas Sevegrand 氏

Safran Aerosystems 社、数値シミュレーション部門長

現在、Safran Aerosystems Cognac 社のシミュレーション部門長であり、Safran シニア・エキスパートとして認定されている Sevegrand 氏は、液体の相互作用(水と空気)をはじめとするさまざまな条件下での膨張式機器の動作を予測するための迅速かつ正確な方法論の開発を担当しています。20 年にわたり、Sevegrand 氏は自動車および航空宇宙産業で、静的、衝突、動的有限要素シミュレーションを実践してきました。Abaqus のユーザー歴 17 年で、効率性向上のための多数の Python スクリプトと、Abaqus の可能性を拡張するさまざまなサブルーチンを開発してきました。仕事において卓越した忠実度の高いモデリングを求めており、数値シミュレーションは信頼できる仮想テストと呼べるものであることを証明したいと考えています。

Venkat Santhanam 氏

W.L. Gore & Associates 社、構造力学シミュレーション・サイエンティスト

Venkat Santhanam 氏は WL Gore 社のパフォーマンス・ソリューション部門のモデリングおよびシミュレーション・チームのメンバーです。Gore 社で 5 年間、固体力学、FEA、材料特性評価のスキルを活用して FEA シミュレーションを行ってきました。この間、FEA エキスパートとして根本原因調査の取り組みを支援し、製品開発を加速し、用途における材料の基本的理解を促進することで、部門の将来的な成長を実現しました。プライベートでは、ランナーとして 2024 年はシカゴとニューヨークのマラソンに参加する予定です。

伊藤祐太氏

トヨタ自動車株式会社、アシスタント・マネージャー

伊藤祐太氏は、トヨタ自動車株式会社のアシスタント・マネージャーです。大分大学を卒業。2012 年にトヨタ自動車株式会社に入社。車両の空気力学と風切音の評価と開発に従事していました。
2016 年には、「新しい流れコンセプトに基づいたアウターミラー空力騒音低減の開発」で日本機械学会奨励賞(技術)を受賞しました。
2023年には SCCJ (SIMULIA Community Conference Japan)でスピーカーとして、「非定常 CFD (数値流体力学)を用いた空力騒音予測手法の開発」という講演を行いました。2023 年からは生成 AI の技術開発に携わっています。

小塚祐也氏

株式会社アシックス、メカニカル・エンジニア

小塚祐也氏は、株式会社アシックスのスポーツ工学研究所の主任研究員です。2012 年から、Abaqus で非線形構造解析と構造最適化を使用してスポーツ用品のデザイン・システムを開発してきました。このデザイン・システムを応用して、人間の身体の形状と動きを考慮しながら、アルゴリズム設計を Isight と統合した高機能シューズをデザインすることで、アスリートのパフォーマンス向上に貢献してきました。現在は、機能性だけでなく美的な好みを考慮して製品の価値を高めるためのトポロジー最適化を研究しています。さらに、Abaqus と CATIA を統合してパーソナライズされた製品をデザインする機械学習モデルを構築しています。バーチャル・ヒューマンを使用してバーチャル・ツインを実現するために、複雑な非線形構造解析を確実に実行できる Abaqus は欠かせないソフトウェアです。

Zhiliang Xu 氏

Goldwind 社、ダイナミクス・エンジニアリング

Zhiliang Xu 氏はウィンド・タービンの研究開発に注力しており、空力弾性サーボハイドロ・マルチボディ・シミュレーション・モデリング、検証および確認、インテリジェント診断、振動制御など、SIMULIA の使用歴は 13 年を誇ります。ウィンド・タービンの力学機構を理解し、機能向上に尽力することで、世界のクリーン・エネルギーに貢献しています。

SIMULIA のソリューションの詳細

組織の規模の大小を問わず、シームレスなコラボレーションと持続可能なイノベーションに、当社のソリューションがどう役立つかについて、SIMULIA の担当技術者がご説明します。

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