BIOVIA Samples

統合型サンプル・ライフサイクルおよびロジスティクス管理

ラボ・サンプル管理

 

サンプルを適切に管理することは、試験の精度と信頼性を確保するために不可欠であり、試験結果の精度に自信を持つために重要です。また、解析ラボにおける効率的な作業の基礎にもなります。ただし、すべての同期を維持しながら、ラボ全体でのサンプル追跡、親サンプルとアリコート・サンプルの階層管理、手順へのサンプルの割り当て、結果のトレースを実行することは複雑で時間のかかる作業です。


BIOVIA Samples は最新のウェブベース・アプリケーションであり、ラボ・オペレーションでのサンプルの管理と追跡をそのライフサイクル全体を通して支援します。BIOVIA Unified Lab Management スイート内のサンプル・データのあらゆる面を管理して、研究者のラボ・サンプル追跡と情報フロー管理を容易にします。BIOVIA Samples は、一貫性と効率性の向上、エラーの低減、コンプライアンスの確保を支援します。

ラボ・ワークフローの鍵となる要素
サンプル情報を BIOVIA Workbook 内で作成でき、BIOVIA Samples に自動転送されます。サンプルに関連する測定結果は Workbook と同期されるため、トレーサビリティーを確保できます。SAP などのシステムからもサンプルの情報を取得でき、試験結果は試験成績書(CoA)を完成させるために返送されます。BIOVIA Samples は各種測定機器とも接続できます。サンプルの情報をクロマトグラフ・データ・システム(CDS)に送信してインジェクション・シーケンスを作成した後、サンプルの結果を CDS から自動的に取得し、各サンプルとリンクさせることができ、システム内のサンプル情報は完全な状態のままトレーサビリティーが確保されます。これによりラボ・ワークフロー全体でサンプルがシームレスに管理され、文書の作成が効率的になり、コンプライアンスの手順が確実に文書化され、手動のエラーが削減されます。

クラウドでもオンプレミスでも
BIOVIA Samples は、BIOVIA ScienceCloud のインフラストラクチャを使用して CSV に対応したプライベート・クラウド環境に導入できます。クラウドで導入すると、IT 部門の負荷が最小限に抑えられ、セキュリティ専門のプロフェッショナルによるセキュリティの手順が確実に実施されます。BIOVIA Samples は、必要に応じてオンプレミスに導入してバリデーション対応することもできます。Web ベースの BIOVIA Samples は、導入が簡単です。ユーザーのコンピュータにソフトウェアをインストールする必要がありません。システムは低帯域幅のネットワークでも動作するため、どこにいても操作が簡単に実行できます。

BIOVIA Samples の機能

  • サンプルの作成、名前は自動生成またはカスタマイズ可能
  • サンプル ID の自動生成、または他のシステムからのインポートも可能
  • ワークフローの試験用にサンプルを割り当て(実施タスクも選択可能)
  • 関連するサンプルのグループ化
  • サンプルの分割 (アリコート)および取り扱いと保存条件の指定
  • 該当するサンプル・ラベルの印刷
  • サンプルに対する計画済み試験を実行し、BIOVIA Capture との統合を使用して結果を入力
  • 受領済み、収集済み、あるいは廃棄用としてサンプルをマーキング
  • サンプルの状態と場所の追跡

導入効果

  • 異なるラボ間のサンプル追跡とデータ管理の一貫性の向上
  • サンプル管理の一元化および他のシステムからの転送により、ラボの効率性が向上
  • サンプル・ラベリングとデータ収集における手動の転記エラーのリスクの定価
  • ラボの全サンプルに関連するサンプル手順の文書化のコンプライアンス