ラボ・インフォマティクス

ラボの生産性とコンプライアンスを最適化

科学研究を基盤とする組織では、品質の最大化や規制対応を図りつつ、イノベーションを促進し、効率を高めることでオペレーションを最適化する必要があります。こうした課題はラボ環境にも当てはまり、非効率性とコンプライアンス・リスクを排除し、イノベーションを生み出すコラボレーション環境を用意することが求められています。しかし、今日のラボのワークフローはますます複雑化しているため、非効率性によりプロセス全体の速度が大幅に低下して運用コストが大幅に上昇し、ボトルネックが大幅に増加する可能性があります。

このような課題の答えとなるのが、分断された紙ベースのプロセスを排除することです。紙ベースのプロセスでは、エラーが発生しやすく、研究、開発、製造のライフサイクルを通して関連データにアクセスしにくいからです。イノベーションを促進し、プロセスや製品を最適化するには、ライフサイクルのできるだけ早期に意思決定を行うことが不可欠です。デジタル・ラボ・インフォマティクス・ソリューションにより、研究ワークフローの合理化や効率化に加えて、統一化・標準化も可能になり、完全に統合され自動化された、容易に展開できるプロセスが実現します。

BIOVIA Unified Lab は、研究、開発、解析、QA/QC の各ラボに、ラボ・プロセスを真にデジタル化し、解析ワークフローとプロセス・ワークフローをエンドツーエンドで接続するまたとない機会をもたらします。BIOVIA の Unified Lab を使用することで、日常のワークフローが真にデジタル化され、付加価値のないタスクが最小限に抑えられるため、企業はラボ業務を変革することができます。ラボとリソースの管理および BIOVIA Unified Lab の手順実施を統合、調和、標準化することで、コラボレーティブ・イノベーションの促進、生産性の向上、規制コンプライアンス作業の削減と安全性のリスク軽減、市場投入までの期間短縮を実現し、ビジネス目標を達成できます。

BIOVIA の Unified Lab で構成される一連のアプリケーションは、いずれも互いに統合できるように設計されており、ラボ内でのシームレスなユーザー体験を実現します。アプリケーションはウェブベースであり、クラウドまたはオンプレミスのいずれかに展開できます。Unified Lab をクラウドに導入することで、セキュリティを強化しながら、IT 負荷と総所有コストを削減し、ラボ・インフォマティクス用のダイナミックなインフラストラクチャーを実現できます。また、Unified Lab は、既存のラボ情報システムとの統合が可能で、真のデジタル・トランスフォーメーションを実現します。

導入効果

  • ミスが 30% 減少
  • 文書化の時間が 50% 短縮
  • ラボの生産性が 40% 向上