ニュース
- 2022 年 5 月 13 日 - Dymola 2023 がリリースされました。
- 2021 年 12 月 13 日 - Log4j ソフトウェア・コンポーネントを使用する Dymola アプリケーションのバージョンはありません。
- 2021 年 11 月 26 日 - Dymola 2022x のリリースを発表しました。
- 2021 年 5 月 21 日 - Dymola 2022 がリリースされました。
Dymolaには独自のマルチ・エンジニアリング機能があります。そのため、さまざまなエンジニアリング領域のコンポーネントでモデルを構成できます。これにより、現実をより忠実に再現する完全なシステムのモデルを作成できます。機械、電気、制御、熱、空気圧、油圧、パワートレイン、熱力学、車両力学、空調などの各種コンポーネントが格納されたさまざまな分野のライブラリを利用できます。
Dymolaのさまざまな機能により、あらゆる物理コンポーネントのモデリングやシミュレーションが可能になります。物理コンポーネントの最下位レベルは通常の微分方程式や代数方程式で表し、高位レベルはドラッグアンドドロップによる構成で表現できます。
Dymolaのグラフィカル・エディターとマルチ・エンジニアリング・ライブラリを利用することによってモデリングが簡単になります。これらのライブラリは物理デバイスに対応する要素を含み、これをドラッグアンドドロップするだけでモデルを構築できます。コンポーネント間のインタラクションは接続図で表され、コンポーネントの物理的結合がモデリングされます。そのため、物理的なシステムの構成と同じようにモデルが直感的に構成されます。
Dymola環境は完全にオープンです。これは、固定したセットのコンポーネント・モデルを備え、独自の方法で新しいコンポーネントを導入する多くのモデリング・ツールと対照的です。Dymolaのユーザーは自分のニーズに応じた独自のコンポーネントを簡単に導入できます。この作業は最初から行うこともできますが、既存のコンポーネントをテンプレートとして利用することもできます。このオープンで柔軟性の高い構造により、Dymolaは新規または代替設計や技術のシミュレーションを行う卓越したツールになっています。DymolaはModelica®に基づいて設計されています。これはModelica Associationにより開発された物理モデリング用のオブジェクト指向言語です。
Dymolaは幅広い相互運用オプションを備えています。FMI標準の完全サポート、Pythonスクリプト、Simulinkインターフェースの利用によりさまざまなメリットを得られます。Dymolaの複数分野に対応するモデリングの強みとAbaqusやiSightなどのSimulia製品の計算能力を組み合わせることで、より詳細なレベルのシミュレーションを短時間で実行できます。
コードおよびモデルのエクスポートの詳細については、リンク先をご参照ください。
Dymolaでは微分代数方程式(DAE)を解くための独自の非常に優れた機能を備えています。この高いパフォーマンスと堅牢性の鍵となるのは、制約による代数ループと低減された自由度も処理するシンボリックな操作です。これらの技術を特殊な数値ソルバーと組み合わせると、リアルタイムのHardware-in-the-Loop Simulation(HILS)が可能になります。
ModelicaをベースとしたDymolaでは、多様な科学分野の教育現場向けに共通プラットフォームを提供します。単なるアルゴリズムの実行ではなく、物理、化学、数学の方程式を重視しています。実務の使用に耐えうるモデル・ライブラリを適用することで、より興味深い用途を教えることができます。アカデミック・ユーザー向けのさまざまなパッケージを特別価格で提供しています。基本機能のみを選ぶことも、全モデル・ライブラリを含むパッケージをご利用いただくこともできます。
主なアカデミック・パッケージはLearnとInnovateです。Academic Learnパッケージ(DYL)は、標準のDymola構成、数種類のライブラリ、FMIエクスポート機能で構成され、オプションでSimulinkとリアルタイムのプラットフォームでモデルを利用することができます。Academic Innovateパッケージ(DYI)には、Academic Learnパッケージの機能に加えて、業務用Modelicaライブラリすべてが含まれます。
LearnまたはInnovateパッケージの共有可能な25ライセンスを低価格で提供する、教育現場向けの特別オファーもあります。これは、学生数が最大25人程度であるという標準的なクラスの想定に基づいています。
通常のアカデミック・ライセンスが大学のコンピュータへのインストールを想定しているのに対し、学生ライセンス(LearnおよびInnovateパッケージで提供)は学生が自宅の自分のコンピュータで利用することを目的としています。学生ライセンスは機能が制限され(変換できるのは小型モデルのみ)、有効期間は1年です。