BIOVIA CISPRO

化学物質および材料在庫管理

あらゆる業界でラボの日常業務の中心となっているのは、化学薬品の在庫量です。化学薬品はほとんどの実験で原材料となり、研究の変革の鍵を握っているため、在庫の効率的な管理はラボの予算の有向的な活用を左右します。
旧式の化学薬品在庫システムでは、検索時間が長くなりがちで、手持ちの材料が過剰または過小になり、廃棄物が増えたり実験スケジュールに遅れが生じたりします。このようなシステムで化学薬品を管理したり注文したりすると、手間や時間がかかってしまいます。さらに、各拠点の有害物質の種類と量を総合的に把握して管理することが、複雑で困難になります。インシデントのリスクを低減して効率性を向上させ、コストを削減するには、統合されたデジタル化学薬品在庫管理システムが必要です。

適切な化学薬品を適切な場所に今すぐお届け

 

複数の場所にある各種の施設に多数のユーザーを抱える大規模企業に、既存のワークフローを活用できるとともに化学薬品および材料の在庫管理プロセスを合理化できる、完全で持続可能なソリューションを提供します。


BIOVIA CISPro により、各施設にあるすべての化学薬品および材料の一覧をコンテナ・レベルで維持し、リアルタイムで所在場所を追跡して使用状況を監視できます。参照基準を含め、複数のセキュリティー層で材料クラスを無制限で追跡できます。個々のビジネス部門の在庫を個別に維持しながら、同じ企業アカウントで総合的に管理できます。CISPro は、化学薬品や備品(管理対象の化学物質を含む)を正確に追跡してレポートするために必要なすべてのツールを提供します。同時に、バーコード・ラベル、リモート在庫管理、安全データシート(SDS)管理など、安全性や規制の要件を満たします。レポートを簡単に生成できるので、場所、ベンダー、名称、CAS#、組成などに応じて化学薬品を一覧できます。最も重要なことは、緊急時において常に簡単に危険物情報にアクセスできることです。

多国籍企業は安全性データを国や地域に応じて多言語で設定および管理でき、必要な規制コンプライアンス・レポートをシステムで生成して、あらゆる地域要件に準拠できます。BIOVIA CISPro はウェブベースで提供されるので、実装が簡単になり、ソフトウェアをユーザーのコンピューターにインストールする必要がありません。また、システムは低帯域幅接続で実行できるので、世界中のどこでも容易に運用できます。

導入効果

  • コストの削減: 重複発注が減少し、期限切れの在庫の管理が改善される
  • 効率の向上: 合理化されたワークフローにより、在庫の所在地が容易に特定され、レポート作成が短期化される。在庫検索の所要時間が最大 75% 短縮します。
  • 規制コンプライアンスが強化されるとともに、世界中の拠点間での在庫管理の調整、エラーの削減を実現し、ワークフローは GxP に準拠
  • リスクの削減: 各拠点に保管された有害物質および可燃物の全体を把握する、データとドキュメントの品質を改善する