サステナビリティ戦略

ダッソー・システムズは、バーチャルツイン・エクスペリエンスをさまざまな業界に提供し、バーチャル・ワールドで持続可能なイノベーションを促進することで、実世界にメリットをもたらす世界有数のテクノロジー企業です。

ダッソー・システムズのサステナビリティ目標

ダッソー・システムズは、サステナビリティをミッションの中核に据えています。
3つの優先的な取り組みを通じてサステナビリティ戦略を実行しており、それぞれに2025年または2027年までの測定可能な目標を設定しています:環境に配慮した持続可能な事業運営への取り組み、顧客が環境負荷を低減できるソリューションの創出、多様性と倫理を尊重した人的資本の開発。

パリ協定の勧告に従い、環境フットプリントの最適化と温室効果ガス排出量の削減に取り組むとともに、サプライヤーにも同様の取り組みを奨励することで、環境面で持続可能な事業運営を推進しています。

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弊社の目標

サステナビリティ・ガバナンス

ダッソー・システムズは、社会的・環境的責任を戦略と達成目標の中核に据えています。弊社は、サステナビリティ戦略を企業ガバナンスの最高レベルで統括しています。

取締役会

弊社の取締役会は、複数年にわたる戦略指針の検討および設定において、サステナビリティを考慮しています。ESG目標、行動計画、実績をレビューするため、取締役会の1名を持続可能な開発担当リード・ディレクターとして任命しています。現在、Genevieve Bergerがこの任務を担当しています(プロフィール

また、取締役会の各委員が、それぞれのミッションに関連するサステナビリティの目標を掲げています。

例:

  • 科学委員会:サステナビリティ・ソリューション・ポートフォリオの進展を確認し、市場に影響を与える可能性のある技術革新を分析。
  • 監査委員会:新たなESG報告要件および関連事項をレビュー。
  • 報酬・選考委員会:執行役員の年次変動報酬におけるESG指標を含む業績評価基準を確認。

これら3名の取締役会委員は、サステナビリティに特化した委員会およびESGリスクを含む社内のリスク防止・管理に特化した委員会とともに、年2回の会議を開催しています。

執行運営委員会

弊社の執行運営委員会には、顧客の持続可能性(ハンドプリント)の向上と環境フットプリントの管理を支援する製品開発に関するサステナビリティ戦略ロードマップを担当する専任メンバー含まれています。インダストリー、マーケティング、サステナビリティ担当エクゼクティブ・バイス・プレジゼントのFlorence Verzelenが、この任務を担当しています。

運営委員会

サステナビリティ運営委員会は、ダッソー・システムズの主要部門のエグゼクティブ・マネージャーを年4回招集し、持続可能な開発戦略を支援する行動計画と進捗について意見交換を行っています。

この委員会の幹事は、弊社のサステナビリティ最高責任者が務め、3つの柱を中心にダッソー・システムズの持続可能な開発戦略を主導しています:

  • 専門性 -「模範的なフットプリントのサポート」最高水準のサステナビリティへの取り組み、環境報告業務の統括、財務格付けの管理、ESG貢献者ネットワークの活性化、
  • エコシステム -「ネットワークの構築」:社内外のパートナー(制度関連機関、学術機関、アナリスト、インテグレーターなど)との関係・協力体制を構築、持続可能な開発に関する課題についてダッソー・システムズの発信力を強化、サステナビリティ推進の促進者としての役割。
  • エンゲージメント - 「顧客の移行を支援」:既存および新規顧客と連携し、特にEUタクソノミーの持続可能な開発要素に沿って、顧客の持続可能な移行を実現・加速する新しいソリューションやビジネス・モデルを創出。

Philippine De T'Serclaesが2022年からCSOに就任しています。任命の詳細をご覧ください。

また、2021年に報告プロセスと非財務情報の信頼性の確保、EUタクソノミー関連指標の算定、気候シナリオに基づくリスク評価を担当するSustainable Finance and Procurement Unitを財務部門に設置しました。

 

ダッソー・システムズの企業モデル

リソース&資本

知的資本人的資本社会資本財政資本自然資本

13の技術ポートフォリオによる、イノベーション・サイクル全体への対応

40年以上にわたる業界知識の蓄積

研究開発投資12億8600万ユーロ(+5%)

保護されたイノベーション839件

従業員数

:25,000人研究開発従事者41%

経営チーム・メンバー

13人のうち 5人が女性マネージャー職の女性比率

26%14,000人以上の民間パートナー・エコシステム 

250以上の科学研究パートナー

1万人以上の技術&市場パートナー・エコシステム

 

長期的かつ安定的な株主構成

純現金残高

14億5900万ユーロ

S&P格付け

:A(安定)再生可能電力の使用率91%

サプライヤーの47.9%が科学に基づく排出削減目標を設定(2025年までに50%を目標)

出張・従業員通勤に伴うCO2排出量:-45%(2019年比)

参照章:1.41.53.1 & 4.1参照章:2.2.3参照章:1.4.1& 1.5.1参照章:1.83.1 & 6参照:2.2.2.1.5 & 2.2.2.2

ビジネス・モデル

目的

企業や人々に3DEXPERIENCEユニバースを提供し、製品・自然・生活が調和する持続可能なイノベーションの創出を支援。

戦略

ダッソー・システムズは、企業目的を達成するために、、ヒューマン・インダストリー・エクスペリエンスに注力しています。

2040年に向けた展望

ダッソー・システムズは、科学に基づく3D UNIV+RSESを活用し、生成経済の触媒および実現主体として、生命の創造的プロセスを反映させることを目指しています。

プラットフォーム

人・アイデア・データを結びつける統合型の連携環境。

3つの主要セクター

  • 製造業
  • ライフ・サイエンス&ヘルスケア
  • 都市・インフラ

エンゲージメント・モデル

顧客との継続的な関係を通じて、適切な価値を適時に提供。

多様な顧客基盤

12の業界において起業家から多国籍企業まで37万人以上の顧客。

11のGEO

159ヵ国で事業展開を推進。

価値創出&共有

知的資本
&顧客関係
人的資本
(従業員)
社会資本
(社会)
財政
(株主)
自然資本
(環境)

EUタクソノミー対象売上69.8%

主要な顧客20社との平均協業期間

25年以上研修済み従業員

99%従業員の誇り・満足度

78.4%正社員

98%インターン・実習生募集

1,400件以上2024年の求人募集数2,600以上(うち95%が正社員)

IFRS法人所得税費用2億7,990万ユーロ(ETR 18.9%)

La Fondation Dassault Systèmesが支援する地域貢献プロジェクト51件

3DEXPERIENCE Eduソリューション利用している学生1,000万人以上

従業員の倫理・コンプライアンス研修受講率

97%非IFRS EPS(希薄化後1株当たり利益):1.28ユーロ

配当方針:IFRS純利益
30%

CO2総排出量-9%(2019年比)

エネルギー管理に関するISO認証取得拠点で勤務している世界中の従業員

85%再生可能エネルギー供給率

83%参照章:1.4.2 & 2.2.2参照章:2.2.3参照章:2.2 &3.1 参照章:1.7  & 3.1参照章:2.2

 

関連コンテンツ

事業内容

弊社は、バーチャル・ワールドを通じて、実世界での革新的な体験創出を支援するバーチャルツイン・エクスペリエンスを提供しています。パーパス・ドリブン・カンパニーまた持続可能なイノベーションのリーダーとして、世界が直面する主要な課題に取り組み、仕事や生活に新たな価値をもたらす手法の創出を目指しています。

企業倫理&コンプライアンス

倫理的で持続可能な成長の追求は、ダッソー・システムズの基本的な価値観であり、社会的責任ポリシーの柱のひとつです。

ESGの実践

弊社は、持続可能な技術ソリューションを提供するとともに、企業としての持続可能性の向上にも努めています。より良い世界の実現に向け、顧客・パートナー・従業員に貢献するとともに、最高水準の環境・社会・企業ガバナンスの実践に取り組んでいます。