航空電子機器の冷却向けPowerFLOW

 

航空電子機器の熱シミュレーション

    技術面での課題

    熱マネージメントは、航空電子機器室の設計と構成に影響を与える大きな要素です。航空電子機器室は、通常、冷却風流れがほとんどない密閉空間のため、どのような運転状況にあっても決められた制限温度内で運用する必要があります。

    SIMULIAソリューション

    SIMULIAでは、航空電子機器の熱マネージメント対策となる包括的なソリューションを提供しています。PowerFLOWでは、航空電子機器室の冷却風流れの高精度な非定常シミュレーションを実行できます。PowerTHERMと自動的に連携し、熱伝導と熱ふく射を予測します。PowerFLOWでは、異なる構成部品を素早く評価し再配置できるため、冷却効率を最大化できるよう室内を最適な構成にすることができます。形状データがない段階でも、複雑な構成あるいは簡単な構成で部品をモデル化したり、熱源を効果的にモデル化したりすることが可能です。さらに、回転する形状をシミュレーションできるため、ファンの性能や効率性を正確にモデル化できます。

    航空電子機器の冷却にSIMULIAソリューションがもたらすメリット：

    • 航空機のさまざまな運転状況を踏まえて熱性能を予測できます。
    • 航空電子機器室の設計を改良し、効率性を高めます。
    • 熱の動作範囲に対するさまざまなパッケージング・コンセプトと、他の要件とのトレードオフをすばやく解析します。