Feb 18 2020

ダッソー・システムズ、新しい戦略的方向性を発表 “3DEXPERIENCE from Things to Life”

 ダッソー・システムズ(Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は本日、今後数年間の戦略的方向性を明らかにしました。人体のバーチャル ツイン エクスペリエンスを実現することで、今日の治療方法を一変させ、人々がより良い生活を送るための支援に注力します。自動車、建築、航空などの産業分野ですでに利用が進んでいるバーチャル ツイン エクスペリエンスを、ライフサイエンスの各分野 (医療研究、内科、外科など) でも利用することで、人体をより深く理解し、そのモデル化や探究、検査ならびに治療を、正確、安全かつ効果的に行えるようになります。人体のバーチャル ツイン エクスペリエンスは、ライフサイエンス領域に新たな可能性を切り開くものです。

 

「当社は1989 年に、超大型航空機であるボーイング777の最初のバーチャル ツインを構築しました。2012 年には、エクスペリエンス・エコノミー (経験経済) の台頭をふまえ、アイデアを評価・検討し、さまざまに試行錯誤しつつ次の展開へと道筋をつける「場」として、『モノの包括的バーチャル ツインを使うためのプラットフォーム』を着想し、これを3DEXPERIENCE プラットフォームと名付けました。当社のお客様は、3DEXPERIENCE プラットフォームを使うにつれて、プラットフォームを介してインダストリー・ルネサンスの流れに加わり、流れを引き起こす側になっていきます」とダッソー・システムズの副会長兼 CEO であるベルナール・シャーレスは述べています。「製品、自然、生命を調和させるという当社の展望は変わりませんが、その適用範囲は広がりつつあり、結果的に当社は、生命や自然への理解を新たにしています。 当社がこれまで非有機的な世界で習得してきたナレッジやノウハウは、生物界にも適用可能であり、私たちの注力範囲はモノから生命へと広がっています。人体のバーチャル ツイン エクスペリエンスを手掛け、目に見えないものを理解して表現することにより、生命を表現する新しい方法を創り出し、全ての人の利益に貢献し続けられます」

 

DNA から臓器にいたるまで、人体は科学ではまだ解明されていない複雑さと謎に満ちています。 今日、医療研究と治療現場との間にはまだまだ効率化の余地があり、同時に的確かつ低費用の患者ケアも必要とされています。ヘルスケア産業は、治療法の発見、開発、上市、生産、および使用といった様々な方法を一変させうる技術革新の時期に来ています。

 

3DEXPERIENCE プラットフォームによる人体のバーチャル ツイン エクスペリエンスは、モデリング、シミュレーション、インフォメーション・インテリジェンスおよびコラボレーションといった各種の専門能力を包含します。 これにより生物科学、材料科学、情報科学のそれぞれの力を結集させられるため、ステークホルダーは、任意の構成を設定して十分な数のシミュレーションを実行できる、人体の包括的なバーチャル モデルに、オブジェクトのデータを投影できるようになります。 例えば医薬品が疾患に作用する仕組みや、手術がもたらす結果など、容易には見えにくいものをこうした手法で視覚化することが可能です。これによって産業界、研究者、医師、そして患者自身であっても、ある治療を行う前にそれについてテストし、理解を深め、結果を予測することができます。

 

今後ダッソー・システムズは、「マニュファクチャリング」「インフラストラクチャ&シティ」「ライフサイエンス」の3つを戦略的経済セクターとして定め、重点的に取り組みます。これら3つのセクターは、「ライフサイエンス」では低コストで的確な治療法を、「インフラストラクチャ&シティ」ではインフラの最適化を、「マニュファクチャリング」では適切な環境利用をと、それぞれ異なるものを目指すように見えますが、生活の質を改善するという観点で見た場合、開発プロセスや持続可能性へのニーズには共通点が多くあります。経験は人の常(エクスペリエンス イズ ヒューマン)であり、人間である限り、エクスペリエンスが付き物です。エクスペリエンスは、人々がアートを実践し、科学やテクノロジーの利点を享受し、全ての人々のためにより良い世界を想像し、それを創り出すためにあるのです。そして、より良い世界は、持続可能でなければなりません。