マイクロソフトとダッソー・システムズ、XMLフォーマットに関して提携
米国ワシントン州レドモンドおよび仏パリで2005年4月14日に発表されたプレスリリースの日本語訳
Microsoft Corp.(以下、マイクロソフト)とDassault Systèmes(Nasdaq: DASTY、Euronext Paris: #13065, DSY.PA 以下、ダッソー・システムズ)は2005年4月14日、両社の戦略的提携およびお客様に価値を提供するというコミットメントの一環として、マイクロソフト社のXAML (Extensible Application Markup Language) フォーマットをダッソー・システムズの3D XML (Extensible Markup Language) フォーマット内でサポートすることを発表しました。XAMLはMicrosoft® Windows®オペレーティング・システムの次世代プレゼンテーション・サブシステム(コード名「Avalon」)に使用されるフォーマットです。
「Avalon」はアプリケーション構築基盤と高い信頼性を提供し、ユーザー・インターフェース、ドキュメント、そしてメディア・コンテンツを融合、コンピューターの性能をフルに引き出します。「Avalon」による宣言型のマークアップ言語であるXAMLのプログラミングをネイティブサポートするため、Windows対応アプリケーションの構築、カスタマイズ、拡張が一段と容易になります。
3D XMLは、精度の高い生の3Dデータを素早く、簡単に軽量データとして取り扱い、共有することが可能なユニバーサルなXMLベースのフォーマットです。ダッソー・システムズはCATIA、DELMIA、ENOVIA、SMARTEAM、SolidWorks、そしてSpatialの全製品ラインにこの3D XMLフォーマットを採用する予定です。
3D XMLとXAMLに互換性を持たせることで、これまでに類の無いオープンな環境で3Dオブジェクトをビューイング、変更、そしてカスタマイズすることが出来るようになり、またXAMLベースのどのアプリケーション上でもこうした3Dの活用を体験することができます。
マイクロソフトのDeveloper and Platform Evangelism Group、corporate vice presidentであるSanjay Parthasarathy氏は、「マイクロソフトはXMLがすべてのデジタル技術を変革すると見ている。ダッソー・システムズとの深いつながりを生かし、XMLを活用して次世代の3Dコラボレーションおよびビジュアライゼーション・ツールの導入などを進めていく」と述べています。
ダッソー・システムズのexecutive vice president of Strategy, Research and DevelopmentであるDominique Florackは、「マイクロソフトとダッソー・システムズの提携は、オープン性、革新性、そして卓越したテクノロジーにコミットする姿勢を業界に対して明確に打ち出したものだ。3D XMLとXAMLの互換性の確保を約束するマイクロソフトとの協業は、XMLを通じたオープン化戦略の重要な一環であり、マイクロソフトのプラットフォームの利点を3Dソリューションに生かすとともに、ユーザー体験を豊かにするアプリケーションの提供を目標としている」と述べています。
ダッソー・システムズ について
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人々の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの考案、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義でき、結果として、世界をより持続可能なものにするために価値ある影響を及ぼすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の37万社以上のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。