童夢、IBMとダッソー・システムズのPLMソリューションにより最先端レーシングカーの品質向上、開発期間の短縮を達成

複合材製品に特化した「CATIA コンポジットデザイン」を活用し、複合材部品の設計から製造までのプロセスを大幅に効率化

2006年10月30日、東京

 

株式会社童夢(本社:滋賀県米原市、社長:林みのる、以下、童夢)は、日本IBM (本社・東京都港区、社長・大歳卓麻、NYSE:IBM)とダッソー・システムズ (Nasdaq: DASTY, Euronext Paris: #13065, DSY.PA)のPLMソリューションを活用し、レーシングカーを始めとした少量生産車の短期開発・設計システムの合理化をしていましたが、このたび、複合材製品対応のソリューション「CATIA コンポジットデザイン」を新たに活用し、複合材部品の設計から製造までのプロセスを効率化し、さらなる製品品質の向上および開発期間短縮を達成したことを発表しました。


童夢は、2001年4月に「CATIA V5」を導入、短期開発と品質の向上を目指し、開発システムの構築を開始しました。レーシングカーの設計に必須の強度解析,流体解析などのシミュレーションからCAMによる試作、検査、組立にいたるまで総合的に開発をサポートするシステムとして稼動しています。また、これらCATIA V5のソリューションを支えるプラットフォームとして、IBM IntelliStation®が採用されています。IBM IntelliStationはCATIA V5との親和性が非常に高く、相互が持つパフォーマンスを余すことなく発揮させるよう開発されています。童夢では、設計のみならず流体、構造等の各種シミュレーションとも連携して活用することで、問題発生の予見と原因究明がしやすくなり、それが 製品の完成度の向上につながっています。


今回新たに採用された「CATIA コンポジットデザイン」は、昨今利用度が増している複合材の設計から製造までをカバーしたエンド・トゥ・エンドのソリューションです。構想設計・詳細設計でアセンブリの中で必要とされる要件を詳細に積層定義した3D設計データを作成し、設計側に発生した変更を製造準備にそのまま反映することができるため、全体のリードタイムの短縮ができます。また、従来の複合材の解析は専用ソルバーを必要とし、その作業は 非常に複雑かつ煩雑なものでした。 当ソリューションを活用することで、作成した複合材データの 製品形状、材料、繊維の方向、積層などの様々な情報の伝達がCATIA V5という同一環境での作業になり、レーシングカーで最も重要な構造解析作業をスムーズに行うことが可能となります。


株式会社童夢の奥明栄 取締役開発部長は次のように述べています。「少量生産のレーシングカーは決められた期日までにいかに良いものを作れるかが課題です。CATIA コンポジットデザインとIBM IntelliStationを活用し全体のリードタイムの短縮が達成できました。今や最先端のレーシングカーの80%は複合材部品からできています。複合材は軽量で耐久性があり腐食しにくいため、様々な形を作ることができる優れた製品ですが、その一方で価格が高くなります。PLMは童夢の複合材部品の設計と製造プロセスをスリム化し、お客様の要望にお応えしつつ、市場で継続した成功をおさめるために必要な革新的ソリューションです。」


IBMアジア・パシフィック・サービス株式会社ソフトウェアグループPLMソリューションズディレクターであるクリス・バーは、「童夢様はイノベーションと高品質の追求を通じ、より高いポジションへと向かわれています。我々のPLMソリューションはさらに収益性を上げ、市場への迅速な投入の促進を図れるよう、ご支援していきます。」と述べています。


ダッソー・システムズの PLM ジャパン ジェネラル・マネジャーであるニコス・カルファカコスは次のように述べています。「CATIA コンポジット デザインをご活用いただくことで、童夢様は、従来より容易に製品に複合材要素を組み込むことができるようになり、さらに競争力の高い製品を作られることでしょう。」

 

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