ダッソー・システムズ、2001年度第四四半期決算
買収費用を除く第四四半期のEPSは予測を上回り0.47ユーロ(18%増)、第四四半期のUS GAAP EPS (買収費用含む)は16%増の0.36ユーロ
2001年通年における総収入の伸びは、プロセスセントリック市場で13%増、デザインセントリック市場で31%増、PDM市場は38%増
PARIS, FRANCE, February 5, 2002--プロダクト・ライフサイクル・マネージメント(PLM)ソフトウエア開発におけるグローバル・リーダーのDassault Systemes(DS、ダッソー・システムズ)、(Nasdaq:DASTY、Euronext Paris: #13065, DSY.PA)は2002年2月5日、2001年度(2001年1月−12月期)決算と2001年第四四半期(2001年10月−12月期)決算を発表しました。
買収費用には、営業権と技術の償却と買収関連費用が含まれています。注記がある場合を除き、当プレスリリースには、買収費用考慮前の財務数値が使われています。2001年12月31日時点での全ての財務情報は、US GAAPに基づいて未監査にて提出されました。
決算のハイライト
第四四半期
2001年第四四半期の総収入は、前年同期比15%増の2億2,530万ユーロ(約261億4,155万円)になりました(前年同期:1億9,650万ユーロ)。プロセスセントリック市場の総収入は14%増の1億6,800万ユーロ、デザインセントリック市場は16%増の3,400万ユーロ、PDM市場は16%増の2,330万ユーロでした。買収費用を除く2001年第四四半期純利益は5,480万ユーロ、一株当たりの純利益は前年同期比18%増の0.47ユーロでした(前年同期の買収費用除く純利益は4,700万ユーロ、一株当たりの純利益は0.40ユーロ)。US GAAPに基づいた買収費用を含めた2001年第四四半期純利益は、4,210万ユーロ、一株当たりの純利益は0.36ユーロでした(同基準による前年同期の純利益は3,650万ユーロ、一株当たりの純利益は0.31ユーロ)。
2001年第四四半期におけるソフトウエア・ライセンス収入は、前年同期比18%増の1億9,170万ユーロ(約222億4,295万円)となり、これは総収入の85%に当たります。サービス収入は3,360万ユーロ(約38億9,860万円)でした(前年同期:3,330万ユーロ)。
2001年第四四半期に新たに発行されたライセンス数は、CATIAが9,931シート、SolidWorksが6,978シートとなっており、両製品とも前年同期比9%増でした。
2002年度(通年)
2001年度(2001年1月-12月)の総収入は、前年比18%増の7億4,610万ユーロ(約865億6,998万円)になりました(前年:6億3,240万ユーロ)。プロセスセントリック市場の総収入は13%増の5億5,200万ユーロ、デザインセントリック市場は31%増の1億2,820万ユーロ、PDM市場は38%増の6,590万ユーロでした。経常収入は2001年度ソフトウエアライセンス全体の45%を占めています。ソフトウエア収入は前年比19%増、サービス収入は14%増でした。2001年買収費用を含めない純利益は1億4,400万ユーロで、一株当たりの純利益は1.23ユーロとなりました。2000年度の数値は純利益が1億3,920万ユーロ、一株当たりの純利益が1.17ユーロでした。US GAAPに基づいた買収費用を含む純利益は8,870万ユーロ、一株当たりの純利益は0.76ユーロとなります(前年の純利益は1億370万ユーロ、一株当たりの純利益は0.87ユーロ)。
2001年度(2001年1月-12月)に新たに発行されたライセンス数は、CATIAが前年比9%増の3万3,962シート、SolidWorksが前年比19%増の2万6,183シートに達しています。
The Company will be adopting FASB 141 and 142 related to accounting for business combinations and goodwill as of the beginning of 2002 and will present first quarter 2002 financial results in accordance with these statements. It is expected that the Company's operating earnings, net earnings and earnings per share on a US GAAP basis following adoption of FASB 141 and 142 will be very similar to those calculated before acquisition costs.The Company will continue to provide earnings-related figures before acquisition costs in order to facilitate historical comparisons.
The Company does not anticipate recording any impairment of goodwill in the first quarter of 2002.
DSのChairmanであるCharles Edelstenneは、今回の決算発表に関し、「DSは2001年も飛躍的な躍進を遂げ、非常に安定した1年を終えた。DSは、全てのブランド、マーケット、そして全ての地域において強力な収益成長を遂げている。今回の結果とビジネスチャンスを考慮すると、DSが2002年もより良いパフォーマンスが提供できることを確信する。」とコメントしています。
代表取締役社長(President)であるBernard Charlèsは、「総収入18%増という数字は、DSが3D PLMマーケット全体において、最も成長力の高い企業であることを示し、またCAD/CAM、デジタルマニュファクチャリング、バーチャル・プロダクト・データ管理とコラボレーション(PDM)といった各分野についても同様に業界内最高水準の成長を遂げている。3D PLMは、あらゆる製品における設計、製造、そしてサポートにおいて新たな手法を提供し、また誰もがそれらを利用できる環境を用意する。2001年における我々のビジネスと財務結果は、顧客企業が我々の3D PLMのビジョンを共有し、3D PLMを投資の最優先項目としてあげているという結果である。」とコメントしています。
またCharlesは、「顧客企業による3D PLMの導入が、我々のプロセスセントリック市場における収益13%増、そしてバージョン5の躍進(第四四半期でCATIA導入数の44%、通年で37%)へと繋がっている。更に、2001年のPDMビジネスは38%の伸びを示した。」と付加えています。
DSの上級副社長(Executive Vice President)であるThibault de Tersantは、「我々の年初の目標である7億5,000万ユーロと比較しても、年間総収入前年比18%増の7億4,600万ユーロという数字は、我々のビジネスモデルの弾力性が、弱体化する経済環境における良い例証であると言える。2002年の我々の目標は、総収入約15%増、および買収費用前営業利益30%を維持することだ。2002年第一四半期には、総収入1億8,000万-1億8,500万ユーロを見込む。」とコメントしています。
新製品投入状況(ワールドワイド製品投入状況に基づく。各地域の製品発表時期は異なる場合もあります。)
DELMIAは、DELMIAデジタルマニュファクチャリング・ソリューションのV5R7をリリースしました。DELMIA V5R7は、PPR(Product, Process and Resource)モデル上に全てのDELMIAソフトウエア・アプリケーションを完全に統合した最初のリリースです。DSの3D PLMアプリケーションを共有するこのユニークなPPRモデルは、CATIA、ENOVIA、そしてDELMIA間の統合を保証します。今回のリリースでは、グローバルな製品開発サイクルにおけるプロセスプランニングと検証作業の効率化が飛躍的に向上されています。これにより、世界中のサプライチェーンを含む現実のエクステンディッド・エンタープライズを超えた、プロダクト、プロセス、そしてリソースのコラボレーティブ・エンジニアリングを実現します。
SolidWorksは、Windowsベースの3D CADソフトウエアであるSolidWorks 2001 Plusをリリースしました。2001 Plusは、同社のフラッグシップ製品群SolidWorks Officeのコア・コンポーネントです。最新の機能強化では、設計時間、コストの大幅な削減、そして製造エラーの最小化を可能としました。これは同社の10番目のメジャーソフトウエアリリースであり、ユニークな2Dから3D CADへの移行ツールや新たに大規模アセンブリー設計機能などを含む150以上機能が強化または追加されています。With this latest release, SolidWorks raises the bar in the design automation industry by providing new, powerful tools to make the process of developing a solid model easy, fast, and fun.
ハイライト
SolidWorksのCEOにJohn McEleneyが就任しました。前Chief Operating OfficerであったMcEleneyは、同社の収益性の高いパートナーシップ、サービスプログラム契約、そしてPacific Rimセールスチャネルを構築したベテランで、SolidWorksに5年就業しています。
ソニーは、フラットTV「WEGA(ベガ)」の設計にCATIA V5を採用しました。モデリングから解析、そして評価にいたるCATIAの最新機能を利用し、ソニーはより迅速に同社の最新技術を製品ラインに適用しています。ソニーでは、従来2次元CADによる設計を行っていましたが、製品ライフサイクルの短期化が進み、タイムリーな製品投入が要求される中、2次元設計での限界を感じていました。これに対応するためにCATIA V5を導入し、CAEやCAMと連携させた業務フローを構築、更に1つの部品を各部の機能によって複数のモジュールに分割し、複数の設計者による分散設計を行う手法としてモジュール化設計を採用しました。この手法により、設計変更における工数削減と大幅なスピードアップを実現しています。
MSC Group Inc.は、同社のワールドワイドなアプリケーション提供を統一および強化する戦略的かつ価値ある前進の一環としてCATIA V5を採用しました。設計、エンジニアリング、そして製造ソリューションとしてCATIA V5 Product Lifecycle Management(PLM)ソフトウエアを採用したのは、製造サプライチェーンの全領域においてリーディング・ワンストップ製造ソリューションプロバイダーになるというMSCのビジョンに由来します。
全日本F3選手権で活躍する株式会社戸田レーシングは、ハイパフォーマンスと高い信頼性が要求されるレース専用部品の設計開発そして製造にCATIA V5を採用しました。現在、戸田レーシングではCATIA V5を採用し、コンポーネント設計、機構解析、また応力解析、加工にいたるまでCATIA V5をフルに活用しています。
ASTRIUM GmbHの宇宙インフラ事業部門は、同社の3ヶ所の設計・製造拠点でCATIA、ENOVIA VPMを導入し、同社の開発プログラムを強化しました。この3拠点の設計チームでは、すでにDassault SystemesのCATIA 3D設計ソリューションが稼動しており、同社の国際宇宙ステーション開発の本拠地となっています。ASTRIUMはENOVIAVPMを使って、社内および国際宇宙開発コンソーシアムの他のメンバーと設計情報をリアルタイムで共有します。ASTRIUMは、国際宇宙ステーション開発における複雑な部分において、これまではコストのかかる縮小モックアップモデルを制作していましたが、これをCATIA 3Dバーチャル・リアルティー・モデルに置き換えることに成功しています。
Gnatusは、デンタル機器の品質と価値を向上するプロダクト・ライフサイクル・マネージメント(PLM)環境を構築するためCATIAバージョンV5とTeamPDMを採用しました。前進を続け、歯科医療機器業界に変革を巻き起こすような新手法を求め、同社のシステムとプロセスの合理化、生産性の向上、そして自社製品の市場拡大を迅速に推進し、将来的な拡大を支援するソリューションを探求していました。Gnatusは、両製品の製品設計管理における際立った優位性と品質およびパフォーマンスに期待しています。
世界のトップ10フォークリストメーカーであるChina Heli Forklift Truck Companyは、設計時間の削減、製品投入期間の短縮を目指し、SolidWorksを120シート導入しました。SolidWorksの3D CADソフトウエアにより、China Heli Forkliftのエンジニアは迅速で容易に新製品を設計し、製造エラーをなくします。
SRACはWest PointのUnited States Military Academyが、Mechanical Engineeringカリキュラム向けにCOSMOS/DesignSTARを100シート追加したことを発表しました。COSMOS/DesignSTARは、使い易さを導入におけるキーファクターとした様々な解析プログラムの完全な評価の後、採用されました。
表彰と選定
SolidWorksのe-mailをベースとした設計レビューソフトウエアであるeDrawings 2.0は、イギリスのBirminghamで開催されたCIM2001ショウで"Best New CAD Product"を受賞しました。これは、CIM2000ショウで最初に受賞したSolidWorks 2000 3D CADソフトウエアに引き続き、SolidWorksにとって2年連続の受賞となります。
SolidWorksのeDrawingはまた、2001年Innovation Awardを受賞しました。Computer Graphics Worldは、設計レビュープロセスに容易にインターネットテクノロジーを組み込んだSolidWorksのeDrawing 2.0のe-mailをベースとした3D CADテクノロジーを高く評価しました。この賞は、eDrawingのメインベネフィットである企業の製品投入期間を早めることが可能な設計レビューの効率化とコラボレーション・プロセスを強調しています。
Statements above that are not historical facts but express expectations or objectives for the future, including but not limited to statements regarding the Company's objectives for 2002 revenue, first quarter 2002 revenue and 2002 operating margin before acquisitions costs, are forward-looking statements (within the meaning of Section 27A of the Securities Act of 1933, as amended). Such forward-looking statements are based on management's current views and assumptions and involve known and unknown risks and uncertainties. Actual results or performances may differ materially from those in such statements due to, among other factors:(i) currency fluctuations (ii) global economic conditions, (iii) market demand for our products and services, (iv) new product developments and technological changes, and (v), our ability to recruit and retain skilled personnel. Unfavorable changes in any of the above or other factors described in the Company's SEC reports, including the Form 20F for the year ended December 31, 2000, which was filed with the SEC on April 27, 2001, could materially affect the Company's financial position or results of operations.
Conference Call Information
Dassault Systemes will be hosting a conference call today at 4:00PM CET/10:00 AM ET. The conference call will be available via the Internet by accessing Dassault Systemes' website at www.dsweb.com or www.vcall.com. Follow the directions on the main page to link to the audio. Please go to the website at least fifteen minutes prior to the call to register, download and install any necessary audio software.
ダッソー・システムズ について
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人々の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの考案、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義でき、結果として、世界をより持続可能なものにするために価値ある影響を及ぼすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の37万社以上のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。