ダッソー・システムズと図研、戦略的パートナーシップを締結、電気電子業界の商品力向上と設計期間短縮を実現へ

高付加価値商品の開発を支援する
ダッソー・システムズ、図研によるメカ設計環境の新ソリューション

Tokyo, Japan and Paris, France – February 28, 2005 - Dassault Systèmes (Nasdaq: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA 以下、ダッソー・システムズ) と電気電子業界向け設計・製造ソリューションのリーダーである株式会社図研(証券コード:6947 以下、図研)は2005年2月28日戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。 この提携により、電気電子業界向けに特化したメカ設計環境を提供します。これは、PLMおよびEDAトップベンダー間における、重要な世界規模での締結となります。

 

E&E業界の製品は、高付加価値化、複雑化、極限までの納期短縮が求められています。製品開発のためには機械設計と電気設計さらに組み込みソフトウエアを含む同時設計環境が要求されます。さらに、小型化高密度化の進む電子回路設計においては、機構との干渉や3次元を考慮した検証ニーズが増大してきています。今回両社のパートナーシップ締結は、製品全体のデジタル・モックアップを高度に支援し、これら電気電子業界の課題を解決することを目的としています。

 

今回の提携を通じてダッソー・システムズと図研は、電気電子業界向けに特化したメカCAD機能及び周辺プロセスをCATIA V5とSMARTEAMをベースにしてつくりこみます。これにより、電気電子業界に特化した、製品企画からシステム設計、部品定義、アセンブリ、製造、リサイクルまでの製品ライフサイクル全体をカバーするソリューションの提供が実現します。

 

まず第一段として図研は、SMARTEAM V5をベースにして開発したSmartModelerという新しいソリューションを提供します。SmartModelerは、電気系CAD、メカCADにおけるプロセスフローをカバーし、3次元部品を含む統合データ管理を実現します。また、合わせて図研とダッソー・システムズは、エレキ・メカ統合設計プロセスの支援ソリューションIMPD (Integrated Mechanical Product Development) シリーズを提供します。

 

株式会社図研の3Dソリューション事業部長である上野 泰生氏は、「電子機器の超高密度化、複雑化により、電子回路設計と3Dメカニカル設計の連携ニーズは急増しており、重要事項となってきている。PLMのリーダーであるダッソー・システムズと電気系CADのリーダーである図研の提携は、E&E業界におけるPLM拡大に対する重要なマイルスト-ンとなる」と述べています。

 

ダッソー・システムズのExecutive Vice President, PLM Sales and ServicesであるEtienne Droitは、「このたびの戦略的パートナーシップは、E&E業界に対する最も完成度の高いソリューションを提供することを示している。E&E業界を知り尽くしており、かつ本業界でのリーダーである図研との提携により、E&E業界のユーザーに、プロセス革新を実現するため統合PLMソリューションの提供が可能となる。」と述べています。

 

ダッソー・システムズ について

ダッソー・システムズは3DEXPERIENCE®カンパニーとして人々の進歩を促す役割を担い、企業や個人のお客様に対して、持続可能なイノベーションを実現するためのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを用いて現実世界のバーチャルツイン・エクスペリエンスを生み出すことで、製品やサービスの考案、製造、ライフサイクルマネジメントのプロセスを再定義でき、結果として、世界をより持続可能なものにするために価値ある影響を及ぼすことができます。また、ダッソー・システムズはお客様と共に、消費者や患者、市民など全ての人々のために、人間中心の経済活動であるエクスペリエンス・エコノミーを推進しています。ダッソー・システムズは150ヵ国以上、あらゆる規模、業種の37万社以上のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報はホームページ、https://www.3ds.com/ja(日本語)、https://www.3ds.com(英語)をご参照ください。