自動車産業向けリアリスティックシミュレーション

メーカーおよびサプライヤ各社では、SIMULIA のリアリスティックシミュレーションの各種ソリューションを活用して、効率的な設計解析を実現するために設計代替案の評価、プロジェクトの共同作業、コンピュータ資源の有効利用が行われています。

ブレーキシステム

自動車のブレーキシステムは、車両の運動エネルギーを熱として消散させるための複雑な機構です。最新のブレーキシステムは、重量の最小化、熱効率、冷却、摩耗特性および騒音振動特性のために設計されています。優れたブレーキ設計は、軽量で耐久性に優れ、安定して均等に摩耗することが必要であり、鳴きやブレーキの騒音・振動が生じることは許されません。このような多くの目標を達成することが現在継続中の設計課題です。

SIMULIA では、Abaqus Unified FEA 製品群、マルチフィジックス、シミュレーションの自動化および最適化機能、SLM 製品など、自動車産業の多くの工学的課題に対応するリアリスティックシミュレーションの各種ソリューションを提供しています。SIMULIA の Abaqus Unified FEA 製品群では、ブレーキの設計およびシミュレーションに関するニーズに対応した完全なソリューションが提供されます。最先端の接触機能、材料モデル、摩擦材料挙動および荷重機能によって、耐久性、発熱、温度分布、鳴きに重点を置いたブレーキシステムのシミュレーションのための独自の機能が提供されています。SIMULIA のソフトウェアには、ブレーキシのミュレーションに対応した独自の機能が備わっており、トルクを与えるためのユーザーによる偶力の定義を必要とせず、機械的に正しい方法でブレーキトルクを与える特殊な手法などが含まれます。さらに、高性能な複素固有値ソルバーと、摩擦接触によるシステム減衰を含めることによって、複雑な DMAP またはその他のプログラム手法が不要になりました。

 

ソリューションの機能

  • 圧力と速度に依存する摩擦接触および発熱機能
  • ブレーキ圧力とトルクを適用および制御するための専用手法
  • ブレーキシステムの発熱に対応した構造-熱の一方向連成解析
  • ブレーキングによるシステム減衰を正しく含めることによる鳴き計算
  • ブレーキの鳴き解析のための複素固有値ソルバー