Mar 26 2002

トヨタ自動車株式会社とIBMおよびDassault Systemes、3D Product Lifecycle Management (PLM)においてグローバルレベルの協業

業界最先端の設計、開発、そして生産技術にまたがる
トヨタ自動車のプロセスをPLMソリューション群が支援

Paris, France and Tokyo, Japan - March 26, 2002 - IBMとDassault Systemes(ダッソー・システムズ、Nasdaq: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA)は2002年3月26日、世界をリードする自動車メーカーであるトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)と、車両開発プロセス全体を支援するPLM(Product Lifecycle Management)ソリューションにおいて、全世界規模での協業に合意したことを発表しました。

トヨタは、Dassault Systemesの3D PLMソリューション群を採用していきます。PLMソリューション群は、あらゆる製造業のイノベーション、品質向上、コスト削減そして製品開発期間の短縮をサポートします。PLMソリューション群はまた、企業内でのコラボレーション、地域国境を越えたコラボレーション、またサプライヤーとのコラボレーションを促進させます。

設計の「CATIA」、コラボレーションとデータ管理の「ENOVIA」、デジタル・マニュファクチャリングの「DELMIA」を含むバージョン5製品をベースとした3D PLMソリューション群は、世界中の車両開発プロセス全体を広くカバーしていきます。トヨタは3D PLMソリューション群を駆使していくことにより、すでに定評のある製品開発力を強化し世界中に広がる顧客に最も優れた製品を提供していきます。

CATIAは、世界の3次元CAD(コンピュータ支援設計)市場におけるリーディングソリューションであり、全世界の自動車メーカー30社のうち22社に採用されている自動車業界のデファクト(業界標準)ソリューションです。トヨタは、ユニークかつ統合化されたオープンなV5アーキテクチャを採用することにより、自社内のグローバルな製品開発体制で情報の取得、共有、そして再利用ができるようになるほか、世界中に広がる巨大なトヨタサプライヤー網に対してもこれらシステムを拡大展開していくことが可能となります。

世界初CATIAバージョン5の本格展開となる今回の関係構築に向けて、トヨタ、IBMおよびDassault Systemesは、過去2年間にわたって協業を展開してきています。この新開発プロセス構築導入にあたり、3社間共同で特別チームを形成しています。IBMとDassault Systemesは、車両開発においてトヨタの要件と要望に応えることのできる最適ソリューションを開発、強化、そして導入サポートを行っていきます。

Dassault SystemesのPresidentであるBernard Charlèsは、「トヨタ様は世界最大のDELMIAユーザー企業であり、Dassault Systemesグループと長年にわたって良好なパートナー関係を築いていただいている。今回のトヨタ様とのパートナーシップは、CATIAが自動車業界のスタンダードソリューションとなり、またCATIA、ENOVIAそしてDELMIAの実現する製品ライフサイクルのデジタル統合化へ向けた明確なステップであるといえよう。車両開発分野におけるグローバルリーダーと3D PLM分野におけるグローバルリーダー同士の、この長期的なパートナーシップは、製造業全体にシナジーを生み、製品開発プロセス革新に大きなインパクトを与えるであろう。」

と述べています。

IBM Product Lifecycle ManagementのGeneral ManagerであるEd Petrozelliは、さらに「トヨタ様が、IBMとDassault Systemesのテクノロジーや業界での専門知識に対して戦略的な投資をされるということは、私たちの包括的なPLMソリューション群の価値の高さを示している。これらのソリューションにより、トヨタ様の真にグローバル、かつデジタルで統合された企業になるという目標を支援することが可能になる。IBMは車両開発技術のために常に時代の先頭を進むような貢献と投資を行い、コンサルティングを行うVPI(Virtual Product Innovation)チームなどの人員の配置を世界中でおこなってきた。これらの経験は、トヨタ様がサプライヤーとの先進的コラボレーション環境構築を含む先進的車両開発標準を築くことに、貢献できるであろう。」と述べています。

3D PLMソリューションは、プロダクト、プロセス、リソースの統合モデル(PPR)を共有するためのコラボレーティブ・ワークスペースをベースにして、設計、製造、メンテナンス・サポートにいたるまで顧客企業のビジネス・プロセス最適化を支援する製品群です。このPPRモデルを活用して、プロダクト・ライフサイクル全体でナレッジの取り込み、共有、そして再利用が可能となります。オープンなCAA V5 (Component Application Archtecture)は、異なる企業間、拠点間でのソリューションの統合と拡張を実現します。