Nov 08 2005

ダッソー・システムズとIBM、PLMポートフォリオのVersion 5 Release 16を発表

イノベーション・ネットワークを強化する新バージョン

仏、パリで2005年11月8日付けで発表されたプレスリリースの日本語訳

ダッソー・システムズ(本社 仏 パリ Nasdaq: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA)とIBM®は2005年11月8日(現地時間)、コラボレーティブな製品開発を実現するCATIAと、製品データならびにライフサイクル管理、コラボレーション、意思決定を支援するENOVIAおよびSMARTEAMで構成されるPLM(Product Lifecycle Management)ポートフォリオのVersion 5 Release 16(V5R16)を発表しました。ダッソー・システムズは同時に、工場・生産プロセスのデジタル開発に対応したDELMIA V5R16を発表しました。

ダッソー・システムズのExecutive Vice President, R&DであるDominique Florackは次のように述べています。「V5R16を使うことでお客様はさらに革新的な製品を創り出すとともに、グローバルなサプライチェーンにおける人材を活用することができます。新リリースは、次のような3つの方法でV5 PLMプラットフォームのパワーを増強しています。まず、統合されたPLMソリューションを提供することで比類ない生産性を実現します。次に、企業内での3D XML利用を拡大することでコミュニケーションを容易にします。そして、Microsoft Windows 64ビットをサポートすることでパフォーマンスの高速化を図ります。」

 

V5R16のリリース

ビジネス・プロセスの最適化 ―― V5R16は、V5のプロセスを中心としたアプリケーションの膨大なポートフォリオの対象範囲をさらに拡大しました。当製品はあらゆる産業におけるモデリング、シミュレーション、電気分野において飛躍的かつ新たなPLM機能を提供します。ENOVIAの新しいProduct Simulation Management機能は、製品シミュレーションと設計およびライフサイクル管理プロセスを全面的に統合し、製品シミュレーションを実施・管理する、あらゆる企業の生産性を向上させます。

バリューチェーンのイノベーションを促進 ―― V5R16はENOVIA V5 VPMナビゲーターおよびSMARTEAM TeamPDMにおいて新たに強力なコラボレーション機能が提供され、グローバルに分散した3D環境のもと、パートナー企業との拡張されたネットワークを通じて共同作業を進めることを可能にします。エンジニアリング・パッケージ全体を、知的所有権を保護しつつ双方向で共有・管理できるようになり、バリューチェーン全体を通じての真にコンカレントなエンジニアリングが実現します。

エンジニアリング- 製造サイクルの一元化 ―― V5R16はダッソー・システムズのPPR(Product-Process-Resource)モデルを実現します。ENOVIAのエンジニアリングおよびマニュファクチャリング・ハブが新しく大幅に拡張され、CATIA、DELMIA、ENOVIAおよびSMARTEAM から成るPLMアプリケーション群は、ユニークな競争優位性を創出することとなります。V5R16は最適なエンジニアリング環境と製造環境の統合を促進します。3D環境でキャプチャーされたエンジニアリングの仕様詳細は製造プロセスの計画上においても自動的に使用可能となり、設計構想から生産準備に至るまで無駄のないプロセス・フローが確実に実現します。

知的資本の継続的な育成 ―― V5R16は、IBM Websphere テクノロジーを活用したEnterprise Process Managementによる企業規模レベル、および、V5 Business Process Knowledgeテンプレートによるエンジニアリング・レベルあるいは製造レベル、の両方において、ビジネス・プロセスと知的資産を保護し、効果的な再利用を図ります。

業界標準の採用を最大化 ―― V5R16は包括的な64ビットPLMアーキテクチャーを提供するように設計されており、3DXMLおよびWebサービスの統合戦略を通じた大幅なXMLの増強を行うことで、V5プラットフォームの定評あるオープン性を活用しています。V5アーキテクチャーを採用した製品群は増加しており、業界をリードする2社がCAAパートナーとして新たに加わったほか、現時点ですでに360種類ものV5アプリケーションが利用可能です。3D XML PlayerとLotus Notesを新たに統合し、3Dの製品情報およびビジネス情報の共有によるコラボレーションおよび共同意思決定の機能が増強されました。

ボーイング社のVice President, Systems Integration Processes & Tools 787 ProgramであるKevin Fowler氏は次のように述べています。「私たちが展開している787プログラムにおいて、V5R16はプロセスの主要な推進役を果たしています。特筆すべきは、エンジニアリング定義、製造および製品サポートを網羅する3Dオンリーの設計データを使ったProduct Lifecycle Managementの完全な統合が実現したということです。ダッソー・システムズと協業して787プログラムを進めるなかで、私たちはこうしたPLMのイノベーションやブレークスルーを継続的に目にしてきました。」

革新的な調理器具とキッチン用品の開発を手がけているフィスラー社のHillenmeier, Manager of Product DevelopmentであるDr. Andreasは次のように語っています。「当社の調理システム『インテンザ』は、世界的に認知されています。インテンザは、すなわち、品質とイノベーションの代名詞となっています。CATIA V5とSMARTEAMの貢献により、当社は常にお客様の期待を上回る成果をもたらしていると言えるでしょう。CATIA V5 とSMARTEAMが当社の製品とその開発効率性を一層向上させるであろうその可能性に、私たちは大変期待を寄せています。」

また、IBM プロダクト・ライフサイクル・マネジメント担当ゼネラル・マネージャー、ウォルター・ドナルドソン(Walter Donaldson)は次のように述べています。「私たちは、お客様が競争力を向上するためのご支援を、常に最優先事項としています。今回のリリース16では、変化がめまぐるしく、厳しい競争が展開される環境において、お客様が重要課題に対応される際にご支援するためのソリューションは確実に強化されました。オープンで拡張性の高いIBMのPLMインフラのサポートを最大限にご利用いただき、継続的なイノベーションを志向されるお客様に、より一層の価値をお届けしてまいります。」

 

 

V5R16 のブランド・ハイライト ―― V5R16ブランドの詳細情報は、www.3ds.com/V5R16 または www.ibm.com/software/plm をご参照ください。 
コラボレーティブな製品開発を実現する CATIA ―― V5R16では、Microsoft Windows上の全面的なCATIAポートフォリオの64ビット・サポートによるコラボレーティブな製品設計がさらに迅速に実行できます。シミュレーション、電気、造船、モデリングといった分野におけるCATIAソリューションを劇的に向上させることで、バーチャルな製品設計とシミュレーションが強化されています。注釈やアニメーションといった付加的なPLM製品情報を組み込むことで、オープンかつ極度に軽量な3D XMLフォーマットの実用性を拡げています。新リリースは設計から製造までの工程を3Dオンリーでペーパーレスなものとするほか、チームが単一のエンジニアリング・デスクトップを使って先進的な設計プロセス情報をシームレスに管理できるようにすることで、VPMナビゲーターとTeamPDMによる製品開発の合理化を実現します。

製品データ、ライフサイクル管理、意思決定を支援する ENOVIA ―― V5R16は、全てのENOVIA DMUおよびVPMポートフォリオにわたり、AIXおよびWindows64ビットをサポートしています。ネイティブのWebサービス・コネクティビティーによって次世代のオープン性とインフラの標準化を推進していることに加え、製品シミュレーションと電気ケーブル経路指定のプロセスを管理する新製品によって、産業におけるプロセスの対象範囲を深めています。V5R16ではエンジニアリングおよびマニュファクチャリング・ハブのプロセス横断的な対象範囲を拡げてあるため、グローバル規模での製品開発のコラボレーションが合理化されました。今回のリリースでは、比類ないビジネスの敏捷性を実現するために、業界をリードするPLMの変更管理(change management)およびEnterprise Process Managementツールが増強されていると同時に、ナビゲーションおよびレポーティング・ツールの改良により、ENOVIA V5の展開およびユーザー生産性が強化されています。

プロダクト・ライフサイクル・コラボレーションを実現する SMARTEAM ―― V5R16は、CATIAリレーショナル・データをとりまくコラボレーティブなやり取りを容易にすることで、バリューチェーン全体を通しての強力な設計継続性を促進しています。インパクト分析とデジタルのモックアップ・プロセスをシームレスに統合することで意思決定サポートが最適化されるとともに、企業を挙げてのコラボレーション慣行の展開が向上します。V5R16は拡張されたプロセス・オートメーションと製品知識の再活用を通じて生産性を向上させる一方、拡大された企業間相互接続性と事実上の業界標準のサポートを通じてTCO(Total Cost of Ownership、総所有コスト)を削減します。

工場・製造工程のデジタル開発を支える DELMIA ―― V5R16はDELMIA PLMポートフォリオ全体をまたがり、Windows 64ビットをサポートします。V5R16を用いれば、ユーザーは、製造プロセスを開発、計画、検証する際に膨大なデータセットにアクセスし、このデータセットを操作できます。V5R16はナレッジを効率的に捕捉かつやりとりするために必要な一層のパワーを提供し、拡張エンタープライズがV5の持つ統合されたエンジニアリングおよび製造ソリューションを導入するのを支援します。機械加工と人間工学分野における「クラス最高」の製造プロセス計画、詳細記述、シミュレーション、および検証ソリューションが強化され、3DXMLが対象とする範囲は製造分野にまで拡大されました。