Feb 13 2008

ダッソー・システムズ、2007年度のソフトウエア収入、15%の増収(恒常為替レートベース)を達成

ダッソー・システムズ(本社:仏パリ、Nasdaq: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は、2007年第4四半期(2007年10月-12月)および通期の決算を発表しました。

仏パリ発 2008年2月13日付発表のプレスリリース抄訳
(単位:ユーロ=160円で計算〉

決算発表のハイライト

  • GAAPベースの第4四半期の総収入は恒常為替レートベースで10%増。非GAAPベースの総収入は恒常為替レートベースで12%増。
  • GAAPベースの2007年通期の総収入は恒常為替レートベースで15%増。非GAAPベースの総収入は恒常為替レートで14%増。
  • GAAPベースの第4四半期のEPSは0.64ユーロ、非GAAPベースのEPSは0.78ユーロ。
  • ダッソー・システムズは2008年度の財務目標を、非GAAPベースのソフトウエア収入は恒常為替レートベースで約12%増、非GAAPベースのEPSは10-12%増、非GAAPベースの営業利益率は27-27.5%と設定。

2007年第4四半期および通期決算の概要

単位:100万ユーロ、一株あたりのデータは除く

GAAP

非GAAP

 

成長率

成長率
*(恒常為替レート)

 

成長率

成長率
*(恒常為替レート)

第4四半期総収入

363.1

4%

10%

371.1

5%

12%

第4四半期ソフトウエア収入

308.3

8%

14%

316.3

9%

16%

第4四半期 EPS

0.64

-3%

 

0.78

8%

 

第4四半期営業利益率

28.9%

 

 

34.9%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2007年総収入

1,258.8

9%

15%

1,275.9

8%

14%

2007年ソフトウエア収入

1,063.3

10%

16%

1,080.4

10%

16%

2007年EPS

1.49

-1%

 

1.98

8%

 

2007年営業利益率

20.1%

 

 

26.2%

 

 

*恒常為替レートベース

ダッソー・システムズの社長兼最高経営責任者であるベルナール・シャーレスは、次のように述べています。「2007年は、ダッソー・システムズにとって大きな成長を遂げた一年でした。当社は、PLM間接チャネルマネジメントを目に見える形で実施し、Go-to-marketセールス・モデルの転換を大きく推進しました。IBM のPLMオファリングを拡大するとともに弊社の販売支援のキャパシティをより効果的に活用し、メインストリーム3Dのセールス部門を増強しました。結果として、すべての販売チャネルにおいてリソースを拡充し2008年を迎えることができました 。」

「PLM2.0の導入により、当社のお客様は、PLM online for allのメリットをご利用いただけるようになるでしょう。数年間の開発期間を経て、Version 6プラットフォームは、比類ない統合性とオープン性を提供し、あらゆる場面でのユーザー・エクスペリエンスを通じて多種多様なPLMビジネスプロセスに対応します。」

「2007年の財務実績は、当社のブランド群の強みと、世界各地域での多岐に渡る収入により支えられ、非GAAPソフトウエア収入は恒常為替レートベースで16%増を達成しました。」

「2008年には、当社の製品ポートフォリオ、ならびに販売チャネル強化に向けて行ってきた投資が、複数の潜在的要因が絡むマクロ経済の後退に反し、当社の財務目標を強固に支えていくことでしょう。」


第4四半期決算の概要

Senior Executive Vice President 兼 CFOであるThibault de Tersantは、次のように述べています。「第4四半期のソフトウエア収入の伸び、支出規模、ならびにEPSの実績は予測どおりの結果となりました。PLMコンサルティングサービスは、計画どおりの運びとなりました。しかしながら、当社の旧IBMビジネスパートナーのオペレーションにおける不十分さが主因となり、サービスとその他の総収入は予測に対し約400万ユーロ下回りました。非GAAPベースの営業利益率は35%となり前年同期と比べ増加しましたが、サービスにおける業績を反映し、伸び率は抑制されました。」

  • 恒常為替レートベースでの第4四半期の収入は、アジアで21%増(非GAAPベースでは22%増)、南北アメリカがそれに続き10%増(非GAAPベースでは10%増)、そしてヨーロッパは6%増(非GAAPベースでは8%増)となりました。
  • GAAPベースでのPLMソフトウエア収入は、恒常為替レートベースで14%増となり、非GAAP ベースのPLMソフトウエア収入は17%増となりました。
  • GAAPベースのメインストリーム3Dソフトウエア収入は、恒常為替レートベースで16%増。非GAAPベースのメインストリーム3Dソフトウエア収入は、第4四半期において恒常為替レートベースで12%増。SolidWorksの新規シート数の増加は12%でした。
  • 第4四半期のGAAPベースの経常ソフトウエア収入が、ソフトウエア収入に占める割合は55%でした。非GAAPベースの経常ソフトウエア収入が非GAAPベースのソフトウエア収入に占める割合は54%で、恒常為替レートベースで24%増となりました。
  • 第4四半期のサービスとその他の収入は、総収入の15%となり、恒常為替レートベースで約7%減となりました。これは、主として大変好調だった前年同期との差を反映した結果です。
  • 第4四半期のGAAPベースの営業利益率は、28.9%でした。前年同期において34.3%であった非GAAPベースの営業利益率は34.9%へと増加しました。
  • 第4四半期のGAAPベースの希薄化した一株あたりの純利益は、3%減となりました。非GAAPベースのEPS(希薄化後)は、主に非GAAPベースの営業利益の7%の増加と、財務収入の減少が一因となった実効税率の下落の相殺を反映し、第4四半期は8%増となりました。
  • 第4四半期に新規で獲得した顧客には、ENOVIAでアパレル業界のMichael Kors、SIMULIAでエネルギー業界のPelamis Wave Power、そしてCATIAでロシア自動車業界のAvtovazが挙げられます。


2007年通期決算の概要

  • 日本ならびにほぼすべてのアジア各国における力強い成長により、アジアの収入は恒常為替レートベースで、24%増(非GAAPベースで24%増)を達成、南北アメリカの収入は20%増(非GAAPベースで19%増)、ヨーロッパでは6%増(非GAAPベースで7%増)となりました。
  • GAAPベースのPLMソフトウエア収入は、恒常為替レートベースで17%増となりました。非GAAPベースのPLMソフトウエア収入は恒常為替レートベースで16%増となりました。
    • CATIAの恒常為替レートでの非GAAPソフトウエア収入における14%増は、リース案件や保守の増加、中堅規模の市場を対象としたCATIA PLM Expressへの関心の高まり、ならびにICEMの組み込みが貢献しました。
    • ENOVIAの非GAAPベースのソフトウエア収入は、ハイテクやアパレルを含む当社のターゲット業界における新規重要案件の獲得、既存顧客の案件増加、ならびにENOVIA MatrixOneの収入を通年で組み込んだことを反映し、32%の伸びとなりました。
    • SIMULIAは、顧客との関係を拡大した記録的な年となりました。
    • GAAPベースの2007年PLM間接チャネルのソフトウエア収入は、恒常為替レートベースで2桁成長を達成しました。全体としては、PLM間接チャネルがダッソー・システムズの2007年総収入の約1/4の割合を占めました。2007年末時点で、ダッソー・システムズは25の地域を直接担当しました。収入の伸びに加え、PLM間接チャネルのキャパシティは、2007年の一年間で15%以上増加しました。
  • GAAPベースのメインストリーム3Dソフトウエア収入は、恒常為替レートで15%増となりました。非GAAPベースのメインストリーム3Dソフトウエア収入は、SolidWorksの新規シート数の13%増加と、更新を含む保守収入の堅調な伸びにより、恒常為替レートで14%増となりました。
  • GAAPベースの経常ソフトウエア収入は、ソフトウエア収入の60%を占めました。非GAAPベースの経常ソフトウエア収入は、非GAAPベースのソフトウエア収入の60%を占め、保守ならびに継続ライセンス収入の伸びを反映、恒常為替レートベースで28%増となりました。
  • サービスとその他の収入は、PLMコンサルティングサービスの成長によって恒常為替レートベースで約6%増加しましたが、その一部はIBMビジネスパートナーによる活動として知られていたダッソー・システムズのオペレーションに関連する収入の低下により相殺されました。
  • 2007年のGAAPベースの営業利益率は20.1%でした。非GAAPベースの営業利益率は2006年が26.9%であったのに対し、26.2%となりました。この0.7ポイントの下落のうち、為替レートの変動による影響が約0.6ポイントを占めています。
  • GAAPベースの希薄化した一株あたりの純利益は、マーケティング、営業、管理(G&A)部門における投資の拡大、実効税率の上昇、ならびに買収に伴い取得した無形資産の償却の影響により、通期で1%下落しました。非GAAPベースの希薄化した一株あたりの純利益は、非GAAPベースの営業利益の6%の増加、財務収入の増加、ならびに実効税率が下がったことが寄与し、2007年通期で8%増加しました。
  • ダッソー・システムズは、2008年中に自社普通株の再購入に向けて、3,500万ユーロを計上する初期計画を発表しました。


キャッシュフローとその他の財務ハイライト
第4四半期の純営業キャッシュフローは、7,090万ユーロ(約113億4,400万円)、2007年通期が3億1,100万ユーロ(約497億6,000万円)でした。2007年12月31日時点の現金及び短期投資は、合計6億2,660万ユーロ(約1,002億5,600万円)、長期負債は2億290万ユーロ(約324億6,400万円)でした。


その他の企業発表
1月24日、ダッソー・システムズは、PLM2.0ならびに次世代プラットフォームであるVersion 6 (V6)を発表しました。PLM 2.0 が掲げるPLM online for allとは、誰もが製品をバーチャルに体験できる3Dオンライン環境であり、そこではあらゆるユーザー・インタラクションにより製品体験を可能にします。PLM2.0は、Webの世界においてWeb2.0がもつのと同じ意味合いをPLMにもたらし、オンライン・コミュニティの集合した知能(Collective intelligence)を活用します。3Dというユニバーサル言語により、誰もが製品を想像、共有、体験できるようになります。PLM2.0は、ナレッジをアイデアから製品体験へとつなげ、実際に命を吹き込んでいきます。

V6は、SOA標準に準拠したオープン・プラットフォームです。V6は、あらゆるPLMビジネスプロセスのための単一のPLM統合プラットフォームであり、誰もがどこでも利用することができ、エンジニアグループからビジネスユーザー、一般消費者までをつなぐものです。またV6は、MatrixOne技術を基盤とすることで、データ・ソースの保管場所にかかわらず、すべての製品体験情報へのインテリジェント・アクセスを提供します。


ビジネス見通し

Senior Executive Vice President 兼 CFOであるThibault de Tersantは、次のように述べています。「当社の2008年の見通しとして、非GAAPソフトウエア収入の成長目標は、恒常為替レートベースで12%とすることを再確認いたします。当社の中核ならびにターゲット業界の両方で、成長を支えるビジネス案件が展望できます。当社は、2008年非GAAPベースでのEPSの成長を約10-12%とする目標達成に向けて活動します。さらに、非GAAPベースの2008年営業利益率は、2007年と比較して約0.8-1.3%の上昇を予測しています。」

「当社は、営業チャネルと製品ポートフォリオに対する投資により、2008年はこれまで以上に、強固な企業体質を有する会社として、マクロ経済環境にかかわらず、ソフトウエア、営業利益率ならびにEPSにおいて、成長を実現できる体制を確立しました。」
 
当社は、非GAAPベースで算定した目標値のみを公表しています。目標値には後述の注意書きも適用されます。

  • 2008年第1四半期の非GAAPベースの総収入目標は約3億500万-3億1,000万ユーロ、非GAAPベースのEPSは約0.40-0.42ユーロ。
  • 2008年の非GAAPベースの総収入目標値は、恒常為替レートベースで約10%増;2008年の非GAAPソフトウエア収入目標値は恒常為替レートベースで約12%。
  • 2008年の非GAAPベースのEPS目標値は約2.17-2.22ユーロで、成長率は約10-12%。
  • 2008年の非GAAPベースの営業利益率目標値は約27-27.5%。
  • 2008年第1四半期と通期の目標値については、想定為替レートを1ユーロ=1.45米ドル、および1ユーロ160円として算出。
  • 恒常為替レートベースの収入目標は、非GAAPベースで報告された2008年の収入幅13億6,500 万-13億8,000万ユーロとなります。

上記の非GAAPベース目標値では、以下の会計要素を考慮していません。2008年度想定繰延収入評価損約100万ユーロ、2008年株式ベースの想定報酬費用約1,800万ユーロ、買収した無形資産の2008年想定償却費用約4,800万ユーロ。上記の目標は、2008年に計画のあるダッソー・システムズのグローバル本社の移転に関連する一時的費用と一時的所得を含みません。これらの想定値には、新規株式オプション、株式付与、2008年2月13日以降に完了するいかなる買収も含まれません。

最新のビジネス・ハイライト

  • 1月24日、ダッソー・システムズは、統合コラボレーティブPLMプラットフォームの基盤-ENOVIA MatrixOne 10.8を発表
  • 1月23日、ダッソー・システムズは毎年恒例の世界最大3D CADイベントであるSolidWorks World 2008 User Conference & Expositionに4,600人以上が参加したことを発表
  • 1月21日、ダッソー・システムズはマルチCAD PLM環境対応の3DLiveを発表
  • 1月16日、ダッソー・システムズはシミュレーション・ライフサイクル・マネジメント製品SIMULIA SLMのリリースを発表
  • 1月15日、ダッソー・システムズはENOVIA SmarTeam Engineering Expressを発表
  • 2007年12月11日、ダッソー・システムズとRockwell Automationはデジタル・ファクトリーとプラント・オペレーションを統合し、バーチャルな設計・製造環境を構築する計画を発表


将来予測の記述に関する注意
ここに記載された内容のうち、歴史的事実を述べたものではなく将来についての予測や目標を表現した部分(当社の非GAAPベースの財務業績目標に関する記述など)は1934 年米証券取引法改正法のセクション21E に定める「将来予測の記述」に該当します。

こうした将来予測の記述は経営陣の現在の見解や想定に基づくもので、既知ないし未知のリスクや不確定要素を伴います。実際の結果や成績は、いくつかの要因によりこうして記載された内容と大きく異なる場合があります。2008 年第1 四半期及び通期予測の記載準備に使用された想定平均為替レートは1 ユーロ=1.45 米ドル、1 ユーロ=160 円です。しかし、通貨価値の変動により、営業業績が為替レートの変動に大きく左右される可能性があります。また一般的に企業のIT支出が大きく減少しない、直接、間接、PLM チャネルへの関与が増大し、結果として生じる、商業的、経営的課題が、収入増大の維持を困難にする、或いは重大な予期しないコストや非効率化を生まないという想定に基づいています。また当社のパートナー(長年の戦略的パートナーIBMを含む)、ならびに当社とパートナー間の関係に重大な悪影響を及ぼす困難な事態や変化により、実績や業績が大きく影響をうける可能性も考えられます。新製品の開発と技術変革、当社製品のエラー、或いは欠陥、競合他社の市場シェアの伸び、新たに買収する企業の統合や、社内組織再編に関連するリスクの現実化があげられます。上記のような望ましくない変化や、当社がSEC に提出する報告書(20-F に従い、2007 年5 月29 日にSEC に提出した2006 年度年次報告書を含む)に記載されているその他の要因は、当社の財務ポジションや業績に大きな影響を与える場合があります。

非GAAP ベースの財務情報
本プレスリリースで提示する補足的な非GAAPベースの情報には、内在的な制約があることをあらかじめご了承ください。この情報は包括的な会計規則や原則には基づいておらず、U.S. GAAPベースの数字を代替するものではありません。また当社が補足的に示す非GAAPベースの財務情報は、他社が同様の名称で用いている非GAAPベースの項目とは比較できない場合があります。個々の非GAAPベースの項目に関する具体的な制約、及び非GAAP財務情報を提示する理由については2007年5月29日にSECに提出した2006年度年次報告書に記載してあります。こうした制約を考慮し、補足的な非GAAPベースの財務情報を単独で読むことは避け、必ず当社がU.S. GAAPに従って作成した連結財務諸表と合わせてお読みください。

恒常為替レートについて
弊社のビジネス・トレンドを理解していただくために、収入の増減をパーセンテージで示す際(US GAAP、非GAAPベースの双方で)、為替相場の変動による要因、特にユーロに対する米ドル、日本円の為替相場変動の要因を排除したパーセンテージを示すことがあります。本発表で「恒常為替レート」と記載がある場合、現行期間の結果を、前年度の同時期の為替レートとの平均為替レートを使用して再計算し、前年度同時期の実績と比較してパーセンテージを出します。