ダッソー・システムズ(Nasdaq: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は 2004年10月13日、3D XML (Extensible Markup Language) for PLM(プロダクト・ライフサイクル・マネージメント)を発表しました。3D XML for PLMは、精度の高い生の3Dデータを素早く、簡単に軽量データとして取り扱い、共有することが可能なユニバーサルなXMLベースのフォーマットです。
3D XMLは、既存のフォーマットと比べて最大90%軽量化するなど、膨大かつ複雑なデータを圧縮します。業界リーダーとの共同開発により、迅速なファイル転送とロード時間の短縮を実現、その際も、ファイル交換後のジオメトリーは正確に保持されます。3D XMLを活用することで、ユーザーはオフィス・アプリケーションやeメールのようなアプリケーションにファイルをドラッグ&ドロップし、一般的なアプリケーション上で3Dデータを再利用することが可能になります。この新しいフォーマットは、3D情報関連のコラボレーションを飛躍的に向上します。
3D XMLによって、複雑な3Dグラフィックの利用は、もはや技術部門に限られたものではなくなります。こうしたグラフィックは、技術文書、保守マニュアル、マーケティング・パンフレット、ウェブサイト、eメールでのやりとりや、その他の日常業務に簡単に取り込むことが可能となります。この3D情報の再利用により、3Dユーザーの間口を大幅に広げていきます。
3D XMLは、ラティス・テクノロジーのXVLソリューションと経験を活用し、さらに拡張していきます。これは本年7月に発表した同社とのパートナーシップに基づくものです。ラティス・テクノロジーが誇る、膨大なデータを正確に圧縮するXVL技術と、ダッソー・システムズの類まれな数学的能力と多岐にわたる汎用性の高いコラボレーティブ・ソリューション群とが結びつき、生の3Dデータのやりとりを可能にする比類ないフォーマットの強みを生み出しています。