シミュレーション・ライフサイクル・マネジメントに向けPLM 2.0を拡大
参考日本語訳
仏パリ、米ロードアイランド州プロビデンス発 3DとPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)ソリューションにおけるワールド・リーダーであるダッソー・システムズ(本社:仏パリ、Nasdaq: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA)と、プロセスの自動化、統合化、最適化におけるマーケット・リーダーであるエンジニアス・ソフトウェア社は本日、ダッソー・システムズがエンジニアス・ソフトウェア社を買収することで合意したことを発表しました。この買収により、V6 IPコラボレーション・プラットフォーム上でシミュレーション・ライフサイクル・マネジメント・ソリューションを提供するSIMULIAのリーダーシップがさらに強化されることになります。今回の買収推定価格は4,000万米ドルで、最終的な条件面での合意を前提として、7月末までに完了予定です。本取引は、ダッソー・システムズ社内会計基準(非GAAPベースの収益)に則り、株式の希薄化の対象とはなりません。
SIMULIAのCEOであるScott Berkeyは、次のように述べています。「SIMULIAの専門領域であるリアリスティック・シミュレーション、ダッソー・システムズの新しいV6 PLM 2.0プラットフォーム、そして業界で実績のあるエンジニアスの技術を組み合わせることで、シミュレーションのアプリケーション、プロセス、データ、知的財産をコラボレーティブに管理する比類ない機能をお客様に提供することができます。当社の新しいSLMソリューションはすでにマーケットにおけるリーダーシップを発揮しており、そこにエンジニアスのFIPERフレームワークと設計空間探索ツールを統合することにより、お客様により優れた製品をより早く提供できるようになります。」
エンジニアスのFIPERソフトウェアは、組織が設計シミュレーション・ツール及びプロセスへアクセスし、実行、再利用するための分散型製品開発インフラとして発展し、確固たる地位を築いてきました。FIPERソフトウェアは、組織内ならびに社外のパートナーや地域的に分散する設計チーム間におけるリソースの連携を実現します。エンジニアスの顧客企業には、日本の大手企業各社をはじめ、ボーイング、GM、プロクター・アンド・ギャンブル、Caterpillar、ロールス・ロイス、United Technologies、ゼネラル・エレクトリック、サムスンなどが含まれます。
エンジニアス・ソフトウェア社の創設者であるSiu Tongは、次のように述べています。「我々はダッソー・システムズ及びSIMULIAブランド・チームの一員となることを大変嬉しく思います。エンタープライズ環境におけるソリューション管理及びシミュレーションの自動化の実現を支援することは当社の創設当初からのビジョンです。ダッソー・システムズの一員となることで、リアリスティック・シミュレーションを企業やそのエコシステム、顧客企業に浸透させ、SIMULIA SLMを企業のシミュレーション・フレームワークにおける業界標準とする上で、我々のチームは不可欠な役割を担うことになります。」
エンジニアス・ソフトウェア社をはじめ、Goodrich、ゼネラル・エレクトリック、OAI、Parker Hannifin 及びオハイオ大学が参画していた業界連合がスポンサーとなった、FIPER(Federated Intelligent Product EnviRonment )プロジェクトで、エンジニアスはウェブ環境上でレガシー・ツール、最高峰の解析ツール、ならびに設計ツールを統合し、工学製品の設計を合理化するFIPER製品の商用化に成功しました。
韓国現代起亜自動車のコーポレート研究開発部門、ビークル・テクノロジー・センターのCAEディレクターであるByungsik Kang博士は、次のように述べています。「当社では、ダッソー・システムズとエンジニアスの両社のソリューションを、全体的なデジタル・エンジニアリング機能の一部として展開し、すばらしい成功をおさめています。ダッソー・システムズのオープンな環境でのエンジニアスとSIMULIAソリューションの統合は、CAD/CAEシステムを強化できるすばらしいチャンスであり、当社のエンタープライズ・デジタル・エンジニアリング戦略が発展する中、強い関心を寄せています。当社の最も信頼するパートナー企業の統合を大変嬉しく思います。」
詳細については次のサイトをご覧下さい。 http://www.simulia.com (英語)
エンジニアス・ソフトウェア について
エンジニアス・ソフトウェア社は、プロセス・インテグレーションと設計最適化ソフトウェア・ソリューション及びサービスを提供しています。同社のiSIGHTソフトウェアは、製品設計プロセスの重要工程を統合し、最適化、実験計画法、DFSS(デザイン・フォー・シックス・シグマ)技術などの設計探索ツールによりプロセスの自動化と実行を可能にします。FIPERインフラストラクチャではこれらのプロセスを統合された環境内に連携させます。FIPERを通じ、モデルやアプリケーション及び「ベスト」なプロセスを他のエンジニアやグループ、またパートナーと容易に共有、アクセス、実行できます。Engineousはアメリカに数多くの営業拠点を配置し、またアジアとヨーロッパに全額出資子会社があります。顧客企業には、日本の大手企業各社をはじめ、ゼネラル・エレクトリック、ゼネラルモーターズ、Pratt & Whitney、ハネウェル、 Lockheed Martin、フォード・モーター・カンパニー、 クライスラー、ルノー、プジョー、MTU Aero Engines、TRW、BMW、ロールス・ロイス及び Johnson Controls, Inc.など、世界的な大手企業約500社があります。追加情報についてはhttp://(www.engineous.com英語) 及びhttp://www.Engineous.jp(日本語)をご覧ください。
ダッソー・システムズ について
ダッソー・システムズは、3DとPLMソリューションにおけるワールド・リーダーとして、80カ国以上、100,000以上のお客様にそのバリューを提供しています。1981年から3Dソフトウエア市場におけるパイオニアであるダッソー・システムズは、業界プロセスを支援するPLMアプリケーション・ソフトウエアおよびサービスを開発・販売し、コンセプト設計からメンテナンス、リサイクルに至る全製品ライフサイクルにおける3Dビジョンを提供します。提供内容は、バーチャル製品設計のためのCATIA、3Dメカニカル設計のためのSolidWorks、バーチャル・プロダクションのためのDELMIA、バーチャル・テスティングのためのSIMULIA、グローバルなコラボレーティブ・ライフサイクル・マネジメントのENOVIA、オンライン3Dライフライク・エクスペリエンスの3DVIAが含まれます。ダッソー・システムズの株式はユーロネクスト・パリ(#13065, DSY.PA)に上場しており、ダッソー・システムズの米国預託証券(ADR)は、米国の店頭市場(OTC)で取引が可能です(DASTY)。その他詳細については次のサイトをご覧ください:URL: http://www.3ds.com (英語)、 http://www.3ds.com/jp (日本語)
CATIA、DELMIA、ENOVIA、SIMULIAおよび3DVIAは、ダッソー・システムズ(Dassault Systèmes)もしくはダッソー・システムズの子会社の米国およびその他の国における登録商標です。
その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。