Oct 23 2003

Dassault Systèmes、2003年第三四半期決算

  • 2003年第三四半期のソフトウエア収入は2%増の1億5,220万ユーロ、恒常為替レート・ベースでは9%の増収。総収入は、1億7,630万ユーロと微増し、恒常為替レート・ベースでは7%の増収
  • CATIAおよびSolidWorksの第三四半期の販売シート数はそれぞれ6%および9%増
  • 第三四半期、U.S. GAAPベースのEPS(一株当たり利益)は26%増の0.24ユーロ、買収費用考慮前のEPSでは19%増の0.25ユーロ
  • DSは2003年度の営業利益率およびEPS目標は変更なし。恒常為替レート・ベースでの増収目標を5%〜6%に調整
  • 2004年度収益目標を仮設定



プロダクト・ライフサイクル・マネージメント(PLM)ソリューションのソフトウエア開発におけるグローバル・リーダーのDassault Systèmes(DS)(Nasdaq:DASTY、Euronext Paris:#13065, DSY PA)は2003年10月23日、2003年第三四半期(2003年7月〜9月期)および2003年9月末時点(2003年1月〜9月期)の決算を発表しました。

決算のハイライト

第三四半期

第三四半期におけるソフトウエア収入は堅調で、前年同期比2%増、恒常為替レート・ベースでは9%増となりました。2003年第三四半期のソフトウエア収入は、総収入の86%を占め、1億5,220万ユーロ(前年同期:1億4,950万ユーロ)でした。ソフトウエア経常収入は、引き続き収益の重要な要素となっており、2003年第三四半期ソフトウエア総収入の56%を占めています。

2003年第三四半期の総収入は前年実績からわずかながら増加し、恒常為替レート・ベースでは7%増となっています。第三四半期の総収入は1億7,630万ユーロ(約223億5,484万円、前年同期:1億7,590万ユーロ)でした。2003年第三四半期のサービスその他の収入は前年同期比9%減の2,410万ユーロで、これは総収入の14%を占めています。

2003年第三四半期に新たに発行されたライセンス数は、CATIAとSolidWorksがいずれも前年同期を上回り1万3,478シートと、好調な伸びを示しました。内訳は、CATIAが7,537シート(前年同期比6%増)、SolidWorksが5,941シート(同9%増)です。      

2003年第三四半期におけるU.S. GAAPベースのEPSは、前年同期の1株当たり(希薄化後)0.19ユーロから26%増加して、1株当たり(希薄化後)0.24ユーロでした。買収費用を除くEPSは、前年同期の1株当たり(希薄化後)0.21ユーロから19%増の1株当たり(希薄化後)0.25ユーロです。

2003年第三四半期のU.S. GAAPベースでの営業利益は、17%増の4,260万ユーロ(前年同期:3,630万ユーロ)でした。買収費用考慮前の営業利益は、13%増の4,400万ユーロ(前年同期:3,880万ユーロ)です。2003年第三四半期の買収費用考慮前の営業利益率は25.0%で、前年同期の22.1%から3ポイント増加しました。

2003年第三四半期のPDMを含むプロセスセントリック市場の総収入は、前年同期をわずかに上回る1億4,600万ユーロで、恒常為替レート・ベースで6%増でした。PDM単独ベースの収入は、前年同期比9%増の2,140万ユーロで、恒常為替レート・ベースでは15%増となりました。PDMエンドユーザー・ソフトウエアの総収入は2,920万ユーロです。2003年第三四半期のデザインセントリック市場の総収入は、前年同期と同水準の3,030万ユーロでした。デザインセントリック市場の収入は、恒常為替レート・ベースで11%、米ドル・ベースで14%の増加となっています。2003年第三四半期、総収入に対するPDM収入とデザインセントリック市場収入の割合は12%と17%です。

2003年9月30日現在、Dassault Systèmesの財務状態は健全で、現金および短期投資総額は4億2,910万ユーロ、銀行からの借り入れはありません。

2003年1月〜9月期

2003年1〜9月期の総収入は、5億2,700万ユーロ(約668億2,360万円)で、前年同期の5億4,970万ユーロから4%減となったものの、恒常為替レート・ベースでは4%増でした。2003年1〜9月期のソフトウエア総収入は4億4,910万ユーロと、6%減少しましたが、恒常為替レート・ベースでは2%増となりました。プロセスセントリック市場における2003年1〜9月期総収入は、4億3,500万ユーロでした。これは、前年同期比で4%減少したものの、恒常為替レート・ベースでは2%増でした。2003年1〜9月期のPDM収入は、前年同期比14%増、恒常為替レート・ベースでは22%増の5,900万ユーロでした。2003年1〜9月期のデザインセントリック市場の総収入は、前年同期比4%減の9,200万ユーロでしたが、恒常為替レート・ベースでは10%増、米ドル・ベースでは16%増となります。  

U.S. GAAPベースのEPSは、前年同期の1株当たり(希薄化後)0.64ユーロから6%増の0.68ユーロ(希薄化後)となりました。買収費用を除く2003年1-9月期のEPSは、前年同期と同じ、1株当たり0.71ユーロ(希薄化後)でした2003年1-9月期に新たに発行されたライセンス数は3万9,963シートで、その内訳は、CATIAが21,670シート、SolidWorksが18,293シートでした。

社長兼CEOであるBernard Charlèsは、「我々は2003年の初めに、優先すべき2つの重要戦略を定めた。まず1つは、PLM市場で2002年に獲得した21%のシェアをさらに拡大して、No1の地位を確立すること。第二に、営業利益率を最大で1ポイント拡大、さらに今年度に実施したR&D部門の4%増員など、引き続き将来に向けた投資を行うこと。2003年1〜9月期の業績と第四四半期の見通しから判断して、十分にこれらのゴールを達成できると考えている。  

第三四半期にDSは、米ドル・ベースで15%の増収という実績に示されるように、引き続き支出を慎重に抑えながら顧客企業の業績を好調に推移させ、市場で他社を凌駕した。CATIA V5は、既存の顧客企業やサプライヤー・ネットワーク間において依然として牽引力がある。さらに、第三四半期の業績ハイライトは、Boschや三洋機工株式会社様によるPLM導入など、サプライチェーン内で真にPLMが受け入れられ始めたのが確認されたことでもある。CATIA、DELMIA、ENOVIA、およびSMARTEAMにおいて、V5R12が同時に発表された。新リリースの中核となるのは、企業がオンデマンド・ビジネスにより近づくことができる、コラボレーティブPLMだ。

新たな企業がCAA V5パートナーシップ・プログラムに加わり続けることによって、我々のV5オープン・アーキテクチャをベースに構築された補完ソリューションが幅広く提供されることになる。我々のパートナーは、今期加わったFluentとIGE+XAOを含めて、36社を超える。また、決算発表当日、Gehry Technologiesとの戦略的ソフトウエア開発の合意を発表した。同社はこれによって、我々のCAA V5開発プラットフォーム上で建設業界向けに3Dコラボレーティブ・ソリューションの開発および販売を行う。」と述べています。

 

上級副社長兼CFOであるのThibault de Tersantは、「第三四半期にはいくつかの注目すべき点があった。我々の予想と一致してソフトウエア収入が増加し、恒常為替レート・ベースで9%増となった。慎重なコスト管理を通じて営業利益を拡大させることに引き続き注力した結果、前年から3ポイント増の25.0%(買収費用考慮前)という好調な業績が達成された。さらに、収益は堅調で、我々の予想を上回った。しかし、サービス部門では予想値に到達せず、総収入は目標額を下回り、実勢為替レート・ベースで調整後の金額で約400万ユーロであった。

第四四半期の収入目標としては、引き続き経済情勢を慎重に考慮した上で、約2億2,500万ユーロが妥当であると考えている。通年では、前年の買収費用考慮前の営業利益率である27.7%を最大1ポイント上回ることを、これまでどおり目標として掲げる。収益性の面でも、買収費用考慮前で1株当たり1.22〜1.25ユーロというEPS目標を維持する。これらの第四四半期における収入および収益目標では、これまでと同じく、対ユーロ米ドル為替レートを1ユーロ=1.20ドルと想定している。2003年度の収益拡大目標については、2003年下期におけるサービス部門収入の縮小と第四四半期の見通しを反映し、下方修正する。2003年の収益目標は、現在、恒常為替レート・ベースで5%〜6%となっている。」  

   

「我々は、2004年を見越して、現時点での仮予想を発表する。我々の収益目標は、恒常為替レート・ベースで約6%〜7%増とする。対ユーロ米ドル為替レートを1ユーロ=1.20ドルと想定すると、約4〜5%増という発表した収益目標の数値になる。現時点における財務目標は、現在の景気情勢が2004年に持ち越されることを前提としている。」と述べています。

第三四半期にフランス政府がすべてのDS株を売却したため、一般株主の割合は32%から48%に増加しました。フランス政府は、以前の親会社であり、フランス政府が株主であったDassault AviationからDSが分離した結果、2001年5月31日より株主となっていました。この株式売却後、DSの株主層は、一般株主が約48.0%、Groupe Industriel Marcel Dassaultが45.2%、Dassault Systemes会長のCharles Edelstenneが6.8%となっています。

DSのChairmanであるCharles Edelstenneは、「フランス政府によるDS株売却時に高い関心が集まり、4回以上も募集数量を上回る申し込みがあったことに満足している。これは、我々のビジネスと戦略の強力なファンダメンタルが投資家に信頼されたことを反映している。」と述べています。

All financial information is unaudited and reported in accordance with U.S. generally accepted accounting principles (U.S. GAAP).   Additional financial information, specifically noted as such, is also presented that is not in conformity with U.S. GAAP, with the presentation of operating income, operating margin and earnings per share before acquisition costs (acquisition costs are primarily comprised of technology amortization in addition to other acquisition- related costs) or variances in constant currencies. The Company has provided on its website www.3ds.com reconciliations between U.S. GAAP and non- U.S. GAAP figures.  All comparative figures are given on a year over year basis unless specified otherwise.

ビジネス・ハイライト

新製品投入状況

DSは、オンデマンド・ビジネスのためのコラボレーティブPLMであるバージョン5リリース12を発表しました。V5R12では、クリティカルなPLMコンポーネントをコラボレーティブ・ワークスペースに統合し、ライフサイクル管理とプロダクト設計を並行して行えるようにすると同時に、正しい最新データのコンテキストに基づいてコラボレーションを同期させます。CATIAとENOVIAインテグレーションの強化などを含む、ENOVIA Portal 3d comの新しい機能は、Webポータルを通じた3Dデータ、製品構造、その他関連する製品情報のリアルタイム共有を可能とします。

新V5R12の製品ポートフォリオは、次の領域で製造業界にビジネス・バリューを提供します。    

  • Core Business - V5R12の導入により、企業はコア・ビジネスにかかわる活動を組織し、製品に集中することができます。V5R12は、従来のプロダクト・オーサリングとPDM関連の活動の境界線を塗り替え、あらゆる面における活動に対応する、統一されたPLMのワークスペースをユーザーに提供します。
  • Content for Collaboration - V5R12は、企業が製品の全ライフサイクルにわたってコラボレーションのために適切なコンテンツを提供できるように支援します。これにより、エクステンディッド・エンタープライズ・チーム間の情報交換が改善され、ビジネスを市場の変化に即応させるのに役立ちます。
  • Requirement and Specifications - V5R12では、企業が市場の要求に動的に適応するために、製品設計を要件および仕様管理により密接にリンクさせることができます。
  • Manufacturing Resources - V5R12は、製品作成と製造資源の定義を結びつけた、統一ワークスペースを提供し、企業が費用効果的な生産判断を下せるようにします。

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第三四半期にDSは、既に実証されたDS PLM Practicesをベースとした航空宇宙業界向けPLMインダストリー・ソリューションを発表しました。このBest of Breed Structure Engineeringソリューションは、航空機の構造部品およびアセンブリー(シートメタル、機械部品、コンポジット部品)を設計・製造するために必要なアクティビティとプロセス、また、それらの構築に必要なツールを統合します。

お客様およびパートナー・ハイライト

中国のリーディング航空機研究所であるFirst Aircraft Institute of AVIC-I (FAI) は、中国の先進リージョナル・ジェットプログラムARJ21の開発に、DS PLMソリューションを選定しました。コラボレーティブ製品設計とデジタルモックアップ・クリエーションのCATIA® V5と製品データとプロセス管理のENOVIAVPM™により、同研究院のエンジニアリングチームは、分散する開発拠点において、共通の3D開発環境上でのデータおよび作業の共有が可能になります。

自動車サプライヤー大手のBosch は、DaimlerChryslerによる「デジタル・ファクトリー」イニシアティブにおいて示された要件を満たすため、DELMIAのプロセス・プラニング・ソリューションを導入しました。Boschは、同社のコーポレーティブティブ・エンジニアリング・プログラム(COPE)ならびにその中核に配備されたDELMIA プロセス・エンジニアを、「生産プラニングの大躍進」と称賛しました。このCOPEプログラムでは、コンピュータ支援生産プラニングを製品開発と並行して行うことができます。生産計画をシミュレーションするメリットとしては、バーチャル環境において発生しうる問題を突き止めて排除するため、その問題が現実のものとなり、損害やコストが発生するのを防ぐことができるという点が挙げられます。

Convenience Food Systems(CFS)は、同社が世界の食品企業に販売している食品加工用およびパッケージング用工業機械の設計にSolidWorksを標準ソフトウエアとして活用しています。SolidWorks 3Dメカニカル・デザイン・ソフトウエアを使用することによって、CFSの機械に使われる大型組立品の設計効率が向上し、また、COSMOSアナリシス・ソフトウエアによって生産ミスが減り、CFSの製品をより迅速に顧客に納入できるようになります。オランダに本拠を置くCFSは、インスタント食品のパッケージング、下準備、加工、およびマリネ用機械における世界最大手です。

NASCARウィンストン・カップ・シリーズのリーディング・レース・チームである Evernham Motorsports LLC は、コラボレーティブな製品開発にCATIA V5を、また、コラボレーティブなライフサイクル管理にSMARTEAMを選定し、高コストな実寸プロトタイプを作成する代わりにバーチャルテストを行い、高性能レース用自動車を開発しています。

リーディング合金メーカーの FE Mottram (Non Ferrous) Ltd. は、DELMIAのQUESTソフトウエアを活用して製錬プロセスを合理化しました。QUESTは、工場レイアウトおよびプロセス・フローのモデル化および解析する3Dシミュレーション・ツールです。FE Mottramでは、すでにプロジェクトのフェーズIIに取り組んでいます。このフェーズでは、燃料消費の50%削減と作業場所の安全性強化を主なゴールとして、QUESTを活用し、現場での工場内の車輌の動きを減らすための「What if」シナリオを作成しています。

船舶および油田掘削装置の大手オフショア・ビルダーである Yantai Raffles Shipyard は、コラボレーティブバーチャル製品開発のCATIA V5と、リアルタイム製品データ管理のENOVIA LCAおよびENOVIA Portal 3d comで構成される、DSの製品開発およびデータ管理ソフトウエアを導入しました。

製造業、建築設計、土木市場向けにデザイン・オートメーションやPLMソリューションを提供しているリーディングプロバイダである Avatech Solutions, Inc. は、DSと販売契約を締結しました。同社はこの契約のもとで、SMARTEAM PLMソリューションを統合し、北米におけるマーケティング、販売、およびサービスを大幅に拡大することになります。  

Gehry Partnersリサーチグループによって創立された独立企業の Gehry Technologies は、DSおよびIBMとビジネス・パートナーシップを締結しました。Gehry Technologiesは、IBMおよびDSのプロダクト・ライフサイクル・マネージメント(PLM)ソフトウエアであるCATIA、ENOVIA、SMARTEAMの販売およびサービス提供を行う、IBM認定ビジネスパートナーとして信用を得ています。  

数値流体力学(CFD)ソフトウエアのリーディングカンパニーである Fluent は、DSのCAA V5ソフトウエアパートナーとなりました。Fluentは、DS CAA V5アーキテクチャをベースとしたCFDソリューションを開発、営業、販売します。

電気配線図ソフトウエア開発のリーダーである IGE+XAO は、DSとの間で戦略的開発契約を締結し、ゴールド・ソフトウェア・パートナーとして、Dassault SystemesのCAA V5をベースにしたエレクトリカル・モデリング(ファンクショナル、トポロジ、論理)と電気配線図作成のためのアプリケーション開発、営業、販売を手がけます。この提携を通じて、IGE+XAOは、既存のDS V5 エレクトリカルPLMソリューションの補完製品を提供します。

Conference call information:

The Company will host a teleconference call today, Thursday, October 23, 2003 at 4:00 PM CET/3:00 PM London/10:00 AM New York.  The conference call will be available via the Internet by accessing www.3ds.com.  A replay of the conference call will be available until November 22, 2003 via the Internet by accessing www.3ds.com.  

Statements above that are not historical facts but express expectations or objectives for the future, including but not limited to statements regarding the Company’s objectives for 2003 fourth quarter revenue, 2003 EPS on a reported basis, 2003 revenue growth in constant currencies, 2003 operating margin growth objective and 2004 financial objectives, including revenue growth objectives as reported and in constant currencies, are forward-looking statements (within the meaning of Section 27A of the Securities Act of 1933, as amended).  Such forward-looking statements are based on management's current views and assumptions and involve known and unknown risks and uncertainties.  Actual results or performances may differ materially from those in such statements due to, among other factors: (i) currency fluctuations, (ii) global economic conditions, (iii) market demand for our products and services, (iv) new product developments and technological changes, and (v), our ability to recruit and retain skilled personnel.  Unfavorable changes in any of the above or other factors described in the Company’s SEC reports, including the Form 20F for the year ended December 31, 2002, which was filed with the SEC on May 15, 2003, could materially affect the Company's financial position or results of operations.