Jul 27 2006

ダッソー・システムズ、2006年第2四半期決算で目標を超える収入、営業利益率、EPSを計上

第2四半期決算ハイライト
  • GAAPベースの総収入は2億8,000万ユーロ(約410億4800万円)で29%増、GAAPベースのソフトウエア収入は2億3,800万ユーロで32%増、GAAPベースのEPSは0.25ユーロ
  • 非GAAP ベースの総収入は2億8,600万ユーロで32%増(恒常為替レート・ベースでは33%増)
  • 非GAAPベースのソフトウエア収入は2億4,400 万ユーロで35%増(恒常為替レート・ベースでは36%増)、ABAQUSとMatrixOneを除いた非GAAPベースのソフトウエア収入は16%増(恒常為替レート・ベースでは17%増)
  • 非GAAPベースのEPSは12%増加して0.37ユーロ、営業利益率24.5%
  • MatrixOneは買収後最初の会計四半期で採算点に到達
  • 非GAAPベースのPLM収入は35%増(恒常為替レート・ベースでは36%増)
  • 2006年のEPS目標と恒常為替レート・ベースの成長目標を上方修正、営業利益率の目標は据え置き

仏パリで2006年7月27日付けで発表されたプレスリリースの日本語訳
(単位:ユーロ=146.6円で計算)

ダッソー・システムズ(本社 仏パリNasdaq: DASTY, Euronext Paris: #13065, DSY.PA)は、2006年第2四半期(2006年4月-6月)および2006年上半期(2006年1月-6月)の決算を発表しました。

ダッソー・システムズの社長兼最高経営責任者であるベルナール・シャーレスは次のように述べています。「ダッソー・システムズの第2四半期の業績は好調で、収入、利益、営業利益率はいずれも目標を上回りました。ソフトウエア収入は恒常為替レート・ベースで36%増加して広範に強みを発揮しましたが、中でもCATIAの下支えが強固でした。当社の営業組織ならびにIBM、ビジネスパートナー、SolidWorksチャネルを含むパートナー各社の堅調なパフォーマンスが当四半期の好業績に貢献しています」

「アジアでは事業の勢いが衰えず、第2四半期の収入は恒常為替レート・ベースで49%増加しました。特にアジアでは引き続きPLMへの関心が高く、7月に日本と中国で開催された大規模なユーザー会議の参加者数は過去最高を記録しました」

「総括すると、ダッソー・システムズは2006年とそれ以降にかけて、製品開発とイノベーションを支えるために重要であるPLMのトップ・プロバイダーとして成長する体制を整えています。2006年上半期には引き続き市場シェアを伸ばし、最近ではABAQUSとMatrixOneを買収するなど、参入市場をさらに拡大しています。当社はお客様やパートナーと協力しながら、PLMがさまざまな業界にもたらす価値を一段と高めていきます」

Executive Vice President and CFOであるThibault de Tersantは次のように述べています。「MatrixOneは買収目標すべてを実現しつつあります。MatrixOneの業績は目標値を上回り、ダッソー・システムズの一員としての最初の四半期に早くも採算点に到達しています。また、コスト節減に向けた計画も着実に実を結んでいます」


 

第2四半期決算

ダッソー・システムズは2005年10月にABAQUS, Inc.の買収を、2006年5月にはMatrixOne Inc.の買収をそれぞれ完了し、U.S. GAAP(以下GAAP)購買会計規則に従ってこれらを計上しています。本プレスリリースでは、GAAPに準拠しない補足情報も一部提示しています。2006年と2005年の第2四半期と上半期のGAAPベースならびに非GAAPベース財務データの調整については、付表をご参照ください。

 

収入

GAAPベースで見た収入

収入の伸びには、ダッソー・システムズのソフトウエア・アプリケーション全般にわたる堅調さが反映されています。GAAPベースの総収入は2億8,000万ユーロで、前年同期の2億1,730万ユーロに比べて29%増加しました。GAAPベースのソフトウエア収入は2億3,800万ユーロで、前年同期に比べて32%の増収でした。

2006年第2四半期のサービスその他の収入は4,200万ユーロで、前年同期の3,640万ユーロに比べて15%増加しました。

非GAAPベースで見た収入

2006年第2四半期の総収入はソフトウエア収入の力強い伸びを受けて2億8,600万ユーロとなり、前年同期に比べて32%増、恒常為替レート・ベースで33%の増収でした。ソフトウエア収入は35%増の2億4,400万ユーロで、恒常為替レート・ベースでは36%の増収でした。ABAQUSとMatrixOneを除いたソフトウエア収入は全般に好調で、恒常為替レート・ベースで17%の増収でした。2005年第2四半期のソフトウエア収入は1億8,090万ユーロでした。2006年第2四半期の非GAAPベースの総収入に占めるソフトウエア収入とサービス収入の割合は、それぞれ85%および15%でした。2006年第2四半期のCATIAとSolidWorksの新規ライセンス数は20,485シートで、前年同期の17,755シートを15%上回りました。

2006年第2四半期のPLMの収入は2億2,990万ユーロで、前年同期の1億7,070万ユーロに比べて35%増、恒常為替レート・ベースでは36%の増収となりました。ENOVIAの収入は88%増(恒常為替レート・ベースで90%増)で、MatrixOneを除くENOVIAの収入は恒常為替レート・ベースで19%増加しました。PLMの好調な伸びは、CATIAの活発な動きに支えられています。中でもCATIAのライセンス数は2006年第2四半期に12%増加し、9,100シートに達しました。

ABAQUSの当四半期収入は2,320万ユーロと好調だったほか、MatrixOneの収入は1,780万ユーロに達しました。いずれもGAAP購買会計規則で要求される繰延収入の評価損を考慮する前の数字です。ABAQUSとMatrixOneのソフトウエア・アプリケーションはPLMの決算に計上されています。

SolidWorksの当四半期収入は5,610万ユーロで、前年同期の4,660万ユーロに比べて20%増、恒常為替レート・ベースで22%の増収でした。SolidWorksのライセンス数は第2四半期に19%増加して11,385シートとなりました。

地域別に見ると、2006年第2四半期の収入の伸びはヨーロッパが35%、南北アメリカが20%(恒常為替レート・ベースで19%)、アジアが42%(恒常為替レート・ベースで49%)となっています。

営業利益、利益率、EPS

2006年第2四半期のGAAPベースのEPS(希薄化後)は0.25ユーロで、前年同期の0.32ユーロより22%減少しました。2006年第2四半期のGAAPベースの営業利益は4,970万ユーロ(営業利益率17.8%)で、前年同期の5,470万ユーロ(営業利益率25.2%)より9%減少しました。

2006年第2四半期の非GAAPベースのEPS(希薄化後)は0.37ユーロで、前年同期の0.33ユーロから12%増加しました。2006年第2四半期の非GAAPベースの営業利益は7,020万ユーロで、前年同期の5,520万ユーロより27%増加しました。2006年第2四半期の非GAAPベースの営業利益率は24.5%で、公表した目標値を上回っています。最近の買収に伴う希薄化効果を考慮すれば、これは前年同期の非GAAPベース営業利益率25.4%に比べて遜色のない数字といえます。


その他の主な財務業績

純営業キャッシュフローは2006年第2四半期が6,370万ユーロ、同上半期が1億6,490万ユーロでした。 2006年6月30日現在の現金および短期投資は合計4億7,350万ユーロ、長期負債は2億290万ユーロでした。ダッソー・システムズは2006年5月にMatrixOne Inc.の買収を完了し、買収総額4億1,000万ドルをすべて現金で支払いました。この数字は現金残高9,300万ドルと予想される税の戻し額を考慮する前のものです。

第2四半期の主な受注案件

  • ダッソー・システムズは、エアバス社が今後あらゆる新規プロジェクトでの製品開発プロセスにCATIAとENOVIA VPLMを標準採用することを7月27日プレスリリースで別途発表。
  • ダッソー・システムズは、フォード社がダッソーとの複数年契約を延長し、CATIA V5をあらゆる新車とパワートレインの開発におけるグローバルな設計・エンジニアリング標準として採用することを7月27日プレスリリースで別途発表。
  • PLM関連の主な受注・再受注案件:Legrand(電気・電子分野)、Viking(日用消費財分野)、Mecasonicと東急車輌製造株式会社(組立・製造分野)、ケ・ブランリ美術館、株式会社キーレックス(自動車分野)、加治金属工業株式会社(航空宇宙分野)。
  • ENOVIA MatrixOneは半導体分野でQualcommやAgereからの大型受注を含む18の案件を受注し、アパレル分野でもLuxotticaとQuiksilverとの契約で業務規模を拡大。
  • SolidWorksの主な受注先:富士ゼロックス株式会社(電気・電子分野)、カナダComact Equipment、米Hoffman Enclosures、独Knipex、ブラジルMetal Saur(以上組立・製造分野)。


ダッソー・システムズがMatrixOneの買収を予定より早く完了、PLM コラボレーティブ環境(Collaborative Environment)ポートフォリオを投入
ダッソー・システムズは2006年5月11日、MatrixOne Inc.の買収が完了したことと、新たにPLM コラボレーティブ環境(Collaborative Environment)ポートフォリオをENOVIAブランドとして発表しました。

  • ENOVIA VPLM – 高度に複雑な製品およびリソース、中規模および大規模なエクステンディッド・エンタープライズ向けの製造プロセスに対応する3Dコラボレーティブ・バーチャル・プロダクト・ライフサイクル・マネージメント(3D Collaborative Virtual Product Lifecycle Management)
  • ENOVIA MatirxOne – 半導体デザインデータ管理用シンクロニシティを含む広範囲な業界における企業向けの最高水準のコラボレーティブ製品開発ビジネス・プロセス(Collaborative Product Development Business Process)
  • ENOVIA SmarTeam - 小規模および中規模企業、大規模企業のエンジニアリング部門向け、およびサプライチェーンを横断するコラボレーティブ製品データ管理(Collaborative Product Data Management

年次株主総会で現金配当を承認

2006年6月14日に行われた年次株主総会で、ダッソー・システムズの株主は2005年12月31日に終了した会計年度について、一株当たり0.42ユーロ相当、総額4,800万ユーロの現金配当を承認しました。



戦略、技術、カスタマー、パートナーシップ

 

ダッソー・システムズは6月、PLMソリューションの利点を新市場と新しいタイプのユーザーやコミュニティーに提供すべく、V5 SOA戦略を発表しました。V5 SOAはダッソー・システムズとそのパートナーが充実したコラボレーティブなPLMサービスをオンデマンドで提供するための基盤となります。V5 SOAはダッソー・システムズのPLMブランドとパートナー各社のソリューションの発展を技術面から支え、PLMソリューションと既存のエンタープライズ・ミドルウエアのギャップを埋めるよう設計されています。

ダッソー・システムズはENOVIA 3D Liveのベータ版を投入しました。これは初の3Dコラボレーティブ・インテリジェンス・ソリューションで、ダッソー・システムズのV5 SOAアーキテクチャーをオンライン・アプリケーションに活用したものです。ENOVIA 3D Liveは直感的に操作できるインターフェースを通じてあらゆるPLM情報を素早く検索してナビゲートすることができ、情報の保存場所、ソース、形式は問いません。

SolidWorksは画期的なSolidWorks Intelligent Feature Technology(SWIFT™)を採用したSolidWorks 2007を発表しました。この3D CADソフトウエア最新版には200以上の新機能が加わったほか、SWIFT技術により誰でもエキスパートレベルの3D CADテクニックを操って複雑な設計業務をこなせるようになりました。

ENOVIA MatrixOneはMatrixOne Medical Device Accelerator(MDA)の最新アップデートを発表しました。MatrixOne MDAはQuality System RegulationとISOに準拠した設計プロセス、プロジェクト、ドキュメント、データを管理するもので、エンタープライズクラスのPLMプラットフォームをベースとした唯一の医療機器向けソリューションです。その効果は医療機器メーカーのトップ3社において実証されています。

 

2006年上半期決算ハイライト

  • 上半期のGAAPベースの総収入は5億3,210万ユーロで28%増
  • 非GAAPベースの総収入は5億4,200万ユーロで30%増、恒常為替レート・ベースでは29%増
  • ABAQUSとMatrixOneを除いた非GAAPベースの収入は恒常為替レート・ベースで14%増
  • GAAPベースのソフトウエア収入は4億5,110万ユーロで30%増
  • 非GAAPベースのソフトウエア収入は4億6,100万ユーロで32%増、恒常為替レート・ベースでは31%増
  • ABAQUSとMatrixOneを除いた非GAAPベースのソフトウエア収入は17%増、恒常為替レート・ベースで16%増
  • GAAPベースのEPSは0.51ユーロ、非GAAPベースのEPSは0.71ユーロで20%増、営業利益率は24.1%

 

ビジネス見通し

Executive Vice President and CFOであるThibault de Tersantは次のように述べています。「第2四半期の事業活動は堅調でした。下半期についてはグローバル経済に一部軟化の兆しも見られますが、当社の業績は引き続き向上すると見ています。したがって、当社は恒常為替レート・ベースでの2006年の収入成長の目標をこれまでの25-26%から27-28%に上方修正します。これは第2四半期の目標超過分を含め、通年で約1,500万ユーロ高い業績が見込まれることを反映したものです。営業利益率の目標値は据え置き、EPSの目標値はやや上方修正します」

「為替環境の不安定さを考慮して、米ドルと日本円については想定為替レートを変更するのが妥当と判断しました。通年では活動レベルの向上が見込まれる一方、想定為替レートはより控えめとなるため、報告ベースの収入にもたらす効果はほぼ相殺されます」

 

  • 第3四半期の目標は、非GAAPベースの総収入が約2億8,000万-2億8,500万ユーロ、非GAAPベースのEPSが約0.33-0.34ユーロ、非GAAPベースの営業利益率が約22.0%
  • 2006年の非GAAPベースの総収入目標値は約11億7,500万-11億8,500万ユーロ、恒常為替レート・ベースでの成長率は27-28%
  • 2006年の非GAAPベースの営業利益率は約27.0%
  • 2006年の非GAAPベースのEPSは約1.77-1.79ユーロ、成長率は11-13%
  • 2006年第3四半期と第4四半期の目標値については、想定為替レートを1ユーロ=1.30米ドル(以前は1.25米ドル)、および1ユーロ=145円(以前は140円)として算出

 

注:

1. 数字比較の箇所は、特に断りのない限りすべて前年同期比です。EPSの数字は、特に断りのない限りすべて完全希薄化後の一株当たり利益です。

2. 財務情報はすべて未監査で、U.S. GAAPベースの報告値です。このほか、非U.S. GAAPベースの追加的な財務情報も提示した項目としては、繰延収入評価損考慮前の収入のほか、繰延収入評価損考慮前ならびに買収関連費用(買収関連費用には取得した技術その他無形資産の償却などを含む)と株式ベースの報酬費用を除いた営業利益、営業利益率、EPSなどがあります。当社は、U.S. GAAPに準拠しないこうした情報が、当社の過去および将来の業績をよりよく理解する上で有用な補足情報であると考えています。また、当社の経営陣はこの情報を経営計画に利用しています。当社が提供するこの情報は、他社が同様の名称で採用している計測値とは比較できない場合があります。U.S. GAAPベースと非GAAPベースの数字の差異調整は、本プレスリリースの付表およびホームページ(www.3ds.com/corporate/investors/)に示しています。

3. 当社は恒常為替レート・ベースでの収入成長データを通じて財務成績を過去の会計期と比較・評価し、これを将来の会計期における目標値の計画と設定に利用しています。当社はこの方法が会社の進歩と展望の重要な指標になると考えています。為替変動による変化を排除することで、事業活動の変動水準をよりよく把握できるからです。当社はこの方法で業績を提示することが投資家にとって適切かつ有益であると考えます。当社の経営陣が収入の伸びをとらえる方法と同じであり、収入の伸びが把握しやすく、ダッソー・システムズと異なる通貨で決算を報告している他社との業績比較も容易となるからです。当社の計算する恒常為替レート・ベースの収入の伸びは、他社が同様の名称で採用している計測値とは比較できない場合があります。

 

Conference call information 
Dassault Systèmes will host a teleconference call today, Thursday, July 27, 2006 at 3:00 PM CET/2:00 PM London/9:00 AM New York.  The conference call will be available via the Internet by accessing www.3ds.com/corporate/investors/. Please go to the website at least fifteen minutes prior to the call to register, download and install any necessary audio software.  The webcast teleconference will be archived for 30 days.  Financial information to be discussed in the call will be available on the Company’s website prior to commencement of the teleconference at www.3ds.com/corporate/investors/. Additional investor information can be accessed at www.3ds.com/corporate/investors/ or by calling Dassault Systèmes’ Investor Relations at 33.1.40.99.69.24.

 


Statements above that are not historical facts but express expectations or objectives for the future, including but not limited to statements regarding our: a) 2006 revenue growth objective in constant currencies, calculation of a 2006 revenue range, 2006 operating margin outlook and 2006 EPS growth objective, all such figures before deferred revenue write-downs and excluding acquisition costs and share-based payments as applicable; and b) third quarter 2006 revenue objective range, EPS objective and operating margin outlook, all three figures before deferred revenue write-downs and excluding acquisition costs and share-based payments, as applicable are forward-looking statements (within the meaning of Section 21E of the 1934 Securities Exchange Act, as amended).  Such forward-looking statements are based on management's current views and assumptions and involve known and unknown risks and uncertainties.  Actual results or performances may differ materially from those in such statements due to, among other factors: (i) currency fluctuations, particularly the value of the U.S. dollar or Japanese yen with respect to the euro; (ii) reduced corporate spending on information technology as a result of changing economic or business conditions that could negatively affect market demand for our products and services; (iii) difficulties or adverse changes affecting our partners or our relationships with our partners, including our longstanding, strategic partner, IBM; (iv) new product developments and technological changes; (v) errors or defects in our products;  (vi) growth in market share by our competitors; and (vii) the realization of any risks related to the integrations of ABAQUS and MatrixOne or any other newly acquired company and internal reorganizations.  Unfavorable changes in any of the above or other factors described in the Company’s SEC reports, including the Form 20-F for the year ended December 31, 2005, which was filed with the SEC on June 30, 2006, could materially affect the Company's financial position or results of operations.