Jan 25 2006

ダッソー・システムズ、PLMインダストリー・ソリューション用の新たな既製コンポーネント「BPC」を投入

カスタム・ソリューションに匹敵するメリットを低コストで提供

2006年1月25日付けで発表されたプレスリリースの参考日本語訳

 

ダッソー・システムズ(本社 仏パリ DS - Nasdaq: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA)は、同社のPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネージメント)インダストリー・ソリューションの主要ビジネス・プロセスを企業規模の大小にかかわらず利用可能とする画期的なコンセプトを発表しました。BPC(Business Process Content)と呼ばれるこの新製品は、ダッソー・システムズのインダストリー・ソリューションをユーザー企業のニーズに応じて柔軟に導入・活用するためのソフトウェアで、カスタムメードのソフトウェアよりも低コストで利用できます。

ダッソー・システムズの最新技術を駆使したインダストリー・ソリューションは、業界ごとのPLMプラクティス(ダッソー・システムズが提案する各業界特有の課題と解決のための手法)をベースに構築され、画期的な実証済みの業界別シナリオをメソドロジーやドキュメントの形で網羅しています。BPCは、ユーザー企業がこうしたソリューションを手軽に導入して応用できるようにするもので、生産性と利益率を向上させ迅速に投資対効果をもたらします。ダッソー・システムズはBPCの開発にあたって、まずユーザー企業の特殊なニーズとその業界特有のプロセスを見きわめます。そして、同じ業界に属する多くのユーザー企業が構成済みのソリューションを再利用可能か、さらには同じプロセスを共有可能かを確認します。

Dassault AviationのCIOであるJean Sass氏は、次のように述べています。「ミッション・アビオニクス装置を開発する際の大きな課題は、開発全期間を通じてシステム全般の技術データモデル(製品諸条件、コンポーネント仕様、設計、検証計画など)の一貫性を確保することです。その点、CSEソリューションをベースとしたBPCのコンセプトでは、定義済みのコンポーネントと事前構成済みのプロセスを使って迅速にコラボレーション環境を設け、要求管理をサポートすることができます」

事前構成方式による従来のソリューションは、開発にかなりの時間とコストを要するのが普通です。ソリューションを再利用してこの投資をさらに活用できるケースもありますが、多くの場合ソリューションは特定の要件に合わせてカスタマイズされているため、再利用の障害となりがちです。また、ソリューションのコンポーネントやデータモデルは緊密に相互依存していることが多く、ソリューションの一部だけを必要に応じて利用するのは難しいのが現実でした。
 

ダッソー・システムズは、BPC製品を通じてこの制約を克服しました。業界別およびクロスインダストリーの事前構成ソリューションを長年開発してきた経験から、ダッソー・システムズはソリューションのどの部分が汎用的で、広く各種の業界で利用可能かを見きわめました。そして、柔軟性の高いソリューション・コンポーネントをBPCとして抽出したのです。その結果、より多くのユーザーがインダストリー・ソリューションの正規コンポーネントの利点を低コストで利用できるようになりました。

BPCの第1弾として、2006年1月31日からV5R15に準拠した10種類のBPCが投入されます。いずれも業界トップのPLMソリューションであるSMARTEAMとCATIAをベースとしています。この初回リリースには、製品開発の初期段階での定義(新製品の要件、機能、システム・アーキテクチャー)を最適化するクロスインダストリーのCSE(Collaborative Systems Engineering)ソリューション用の各種BPCが含まれています。CSEは、Requirement ManagementやCollaborative System Lifecycle Management & Traceabilityなど、SMARTEAMをベースとした複数のBPCから構成されています。初回リリースにはこのほか、Electrical & Electronics、Fabrication & Assembly、Automotiveの各インダストリーで利用できるBPCsが含まれます。BPCには、実行コードの形で提供されるCode Basedと、再構成可能なインテリジェント設計コンポーネントであるKnowledge Templateの2種類が用意されています。

ダッソー・システムズのExecutive Vice President, PLM R&D Solutions and SupportであるBruno Latchagueは次のように述べています。「BPCは投資に対する効果を早期に実現し、成功の確率を高めるほか、プロジェクトのリスクを低減してビジネスに柔軟性をもたらします。BPCはユーザー企業の時間とコストを節減し、ソリューションを素早く軌道に乗せて望ましい結果を導きます」