社内全部門にリアルタイムで開発中の3D製品デザインをビジュアル提示
仏パリ発 2006年9月28日付発表のプレスリリース参考日本語訳
ダッソー・システムズ(本社 仏パリNasdaq: DASTY, Euronext Paris: #13065, DSY.PA)は本日、NVIDIA のCgFXテクノロジーをCATIA V5に組み入れることを発表しました。この結果、CATIAに先進的な3Dビジュアライゼーション機能が加わり、シームレスな設計・エンジニアリング環境を通じて生産性の向上と製品開発コストの低減が得られます。
ダッソー・システムズのProject Coordination Leader for CATIA Research & DevelopmentであるPhilippe Lauferは次のように述べています。「製品開発現場の多様化と国際化が進む中、最先端のコラボレーティブなバーチャル環境は今や企業の成功のカギといえます。プロジェクト関連のリアルな画像や動画をリアルタイムで社員に提示することで、業務効率が高まるとともにイノベーションへの意欲も刺激されます。複数のソースから収集した情報をビジュアルに提示することは、効果的なビジネス判断を下すためにも不可欠です。リアルタイムの3Dビジュアライゼーション機能により、プロジェクトのどの段階でも製品をバーチャルにレビューできるようになり、従来のようにプロトタイプを作成する必要はなくなります」
設計部門がプロジェクトの進捗状況をリアルタイムで簡単に、企業全体で共有することは、意思決定のスピードアップと設計プロジェクト全体の一貫性維持につながります。また、社内の全員がいつでも必要に応じて3D情報にアクセスできることも重要です。先進的な視覚化技術を採用すれば、社内のあらゆる部門で高度なバーチャル製品を手軽に扱えるようになります。NVIDIAのCgシェーダーをCATIAに統合することにより、リアルでインタラクティブな製品レビューが実現し、設計の初期段階から関係者全員が製品コンセプトを体感できます。
NVIDIAのGeneral Manager of Professional Solution GroupであるJeff Brown氏は次のように語っています。「CATIA V5にCgFXを組み込むことにより、ワークステーションのグラフィックス・プロセッサー(GPU)を活用した高度でインタラクティブなレンダリングが可能となります。Cgの統合により、ダッソー・システムズはPLM環境でインタラクティブ・レンダリングを実現しました。その結果エンジニア、設計者、ビジュアライゼーション専任者などは、設計の初期検討から製品ライフサイクル全体を通じてカスタム仕様のCgシェーダーを利用できるようになります」
NVIDIA CgFX技術はダッソー・システムズのCATIA リアルタイム・レンダリング2に組み込まれ、ダッソー・システムズのPLMポートフォリオ(CATIA、ENOVIA VPLM、DELMIA)全般で利用できます。本製品はダッソー・システムズのVersion 5 Release 17の一部として提供されます。
ダッソー・システムズ について
ダッソー・システムズは、3DとPLMソリューションにおけるワールド・リーダーとして、80カ国以上、100,000以上のお客様にそのバリューを提供しています。1981年から3Dソフトウエア市場におけるパイオニアであるダッソー・システムズは、業界プロセスを支援するPLMアプリケーション・ソフトウエアおよびサービスを開発・販売し、コンセプト設計からメンテナンス、リサイクルに至る全製品ライフサイクルにおける3Dビジョンを提供します。提供内容は、バーチャル製品設計のためのCATIA、3Dメカニカル設計のためのSolidWorks、バーチャル・プロダクションのためのDELMIA、バーチャル・テスティングのためのSIMULIA、グローバルなコラボレーティブ・ライフサイクル・マネジメントのENOVIA、オンライン3Dライフライク・エクスペリエンスの3DVIAが含まれます。ダッソー・システムズの株式はユーロネクスト・パリ(#13065, DSY.PA)に上場しており、ダッソー・システムズの米国預託証券(ADR)は、米国の店頭市場(OTC)で取引が可能です(DASTY)。その他詳細については次のサイトをご覧ください:URL: www.3ds.com (英語)、 www.3ds.com/ja (日本語)
CATIA、DELMIA、ENOVIA、SIMULIAおよび3DVIAは、ダッソー・システムズ(Dassault Systèmes)もしくはダッソー・システムズの子会社の米国およびその他の国における登録商標です。
その他の製品名および会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。