Feb 09 2005

ダッソー・システムズ、2004年第四四半期および通年決算 - 総収入とEPSの堅調な伸びを計上、市場でのリーダーシップを強化

仏パリで2005年2月9日付けで発表されたプレスリリースの日本語訳 (単位:ユーロ=137円で計算) – 3DおよびPLM(プロダクト・ライフサイクル・マネージメント)ソリューションのソフトウエア開発で世界をリードするDassault Systèmes(Nasdaq: DASTY, Euronext Paris: #13065, DSY.PA、以下 ダッソー・システムズ)は、2004年第四四半期(2004年10月-12月期)ならびに2004年度(2004年1月―12月期)の決算を発表しました。

決算発表のハイライト

 

第四四半期

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四半期業績は財務目標を達成

総収入は5%増の2億3,990万ユーロ、恒常為替ベースでは9%の増収

(中小企業向け)販売チャネルとR&Dへの重点投資により営業経費は10%増

EPS(1株当たり利益)は0.51ユーロ、買収費用考慮前は0.52ユーロ

SolidWorksの収入は23%増(米ドル・ベースで33%増)、新規ライセンス数は26%増

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2004年通年

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通年の業績は財務目標どおり

総収入は6%増の7億9,660万ユーロ、恒常為替ベースでは9%の増収

ソフトウエア収入は4%増の6億7,090万ユーロ、恒常為替ベースでは8%の増収

プロセス・セントリック市場の収入は3%増、恒常為替レート・ベースで7%増

SolidWorksの収入は16%増(米ドル・ベースで28%増)

PDM市場の収入は8%増えて1億ユーロの大台に到達、恒常為替レート・ベースでは11%増

米国GAAPベースの営業利益率は28.8%で、2003年の28.2%より増加

買収費用考慮前の営業利益率は目標どおり29.0%で安定

米国GAAPベースのEPSは1.35ユーロ(14%増)

買収費用考慮前のEPSは11%増の1.36ユーロ

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President and Chief Executive OfficerであるBernard Charlesは、「2004年通年の財務目標はすべて達成できた。総収入が米ドル・ベースで16%成長するなど、市場でのリーダーシップを強化している。米国の好業績を筆頭に、世界の全地域がこの成長に寄与している。昨年3DとPLMがともに好調だったことは、あらゆる業界、規模を超えて我々のソリューションに関心が高まっていることを示している。

 

当社のPDM事業は、過去3年間の安定した実績の上にいっそう堅調な業績を積み重ね、1億ユーロの大台に到達した。デジタル・マニュファクチャリングの分野では、DELMIAソリューションがOEMメーカーやサプライヤーに広く採用され、大きく躍進した。

 

SolidWorksは2004年に過去最高の収入と新規ライセンス数を記録し、優れた業績を上げた。投資利益に直結する強力で使いやすいソフトウエア・ソリューションにより、引き続き2Dからの移行ユーザーを多数獲得している。2004年の収入が示すとおり、SolidWorksは引き続きエントリー3D市場でリーダーシップを保っている。
総括すると、2004年は業績面でも将来への投資面でも充実した年だったといえる。我々は戦略的にR&Dを重視し、躍進するPLMの新技術を提供する体制を整えている。こうした投資から生まれるエンド・ツー・エンドなPLMソフトウエア・ソリューションは、お客様にイノベーションや生産性という形で価値をもたらし、主要な産業分野への普及や、オートメーションなど新規事業への参入を促進している」と述べています。

 

 

第四四半期決算

収入(Revenue)

2004年第四四半期の総収入は2億3,990万ユーロ(約328億6,630万円)で、前年同期の2億2,780万ユーロに比べて5%増、恒常為替レート・ベースでは9%の増収となりました。 

 

2004年第四四半期のソフトウエア収入は2億640万ユーロで前年同期の1億9,650万ユーロに比べて5%増、恒常為替レート・ベースでは9%の増収となりました。サービスおよびその他の収入は3,350万ユーロで、前年同期の3,130万ユーロに比べて7%増、恒常為替レート・ベースで11%増加しました。2004年第四四半期に新たに発行されたライセンス数はCATIAとSolidWorksを合わせて19,726シートで、前年同期の17,561シートに比べて12%増加しました。

 

2004年第四四半期のプロセス・セントリック市場の収入(PDM収入を含む)は1億9,860万ユーロで、前年同期の1億9,410万ユーロを上回りました。プロセス・セントリック市場の収入は前年同期比で2%増、恒常為替レート・ベースでは6%の増収でした。PDMの収入は3,560万ユーロで前年同期とほぼ変わらず、恒常為替レート・ベースでは4%増となっています。CATIAのライセンス数は前年比で3%増加して10,786シートとなりました。

 

2004年第四四半期のSolidWorksの収入は4,130万ユーロで、前年同期の3,370万ユーロを23%上回りました(米ドル・ベースで33%の増収)。SolidWorksのライセンス数は前年比で26%増加し、四半期最高記録の8,940シートに達しています。 

 

営業利益、利益率、EPS (Operating Income and Margin and EPS)

2004年第四四半期の営業利益は8,830万ユーロ(利益率36.8%)で、前年同期の8,980万ユーロ(利益率39.4 %)に比べて2%減少しました。2004年第四四半期の買収費用考慮前の営業利益は8,840万ユーロで、前年同期の9,080万ユーロに比べて3%減少しました。買収費用考慮前の利益率は、予想されたとおり前年同期よりわずかに減少しましたが、これはPLMとエントリー3D市場における中小企業へのマーケティング・販売活動への投資、ならびにR&D投資を反映したものです。具体的には、2004年第四四半期の買収費用考慮前の利益率は36.8%で、これに対し前年同期は39.9%でした。

 

2004年第四四半期のEPS(希薄化後)は0.51ユーロで、前年同期の0.50ユーロから2%増加しました。買収費用考慮前のEPS(希薄化後)は0.52ユーロで、前年同期の0.51ユーロから2%増加しました。

 

 

通年決算

収入(Revenue)

2004年の総収入は7億9,660万ユーロ(約1,091億3,420万円)で、ソフトウエア収入とサービス収入がともに伸張したことを反映して前年比で6%増、恒常為替レート・ベースでは9%の増収となりました。ソフトウエア収入は6億7,090万ユーロで、前年比4%増、恒常為替レート・ベースでは8%の増収だったのに対し、サービスその他の収入は1億2,570万ユーロで前年比15%増、恒常為替レート・ベースで19%増加しました。2004年のサービス粗利益は、19.6%で2003年の17.9%から1.7%向上しました。ソフトウエア収入は2004年の総収入の84%を占め、サービスその他の収入が16%となっています。経常ライセンス収入は2004年のソフトウエア総収入の51%に達し、引き続き大きな割合を占めています。2004年に新たに発行されたライセンス数はCATIAとSolidWorksを合わせて62,577シートで、前年の57,524シートに比べて9%増加しました。

 

2004年のプロセス・セントリック市場の収入(PDM収入を含む)は6億5,070万ユーロで、前年の6億2,910万ユーロに比べて3%増、恒常為替レート・ベースでは7%の増収でした。PDM収入は1億170万ユーロで前年比8%増、恒常為替レート・ベースでは11%増となっています。CATIAのライセンス数は32,695シートで、前年の32,163シートから2%増加しました。

 

2004年のSolidWorksの収入は1億4,590万ユーロで前年を16%上回り、同グループの決算通貨である米ドル・ベースでは28%増加しました。世界の主要地域で軒並みSolidWorksへの需要が高まったことから、2004年のライセンス数は前年より18%増加し、年間最高記録の29,882シートに達しています。

 

2004年にはヨーロッパ、アメリカ、アジア3つの地域すべてが前年比で収入増を計上し、中でも南北アメリカは過去最高の伸び率を記録しました。ヨーロッパは前年比5%の伸びを示し、総収入の47%を占めています。南北アメリカは7%増、恒常為替レート・ベースでは18%の増収でした。アジアは5%増、恒常為替レート・ベースでは8%の増収でした。南北アメリカは総収入の29%、アジアは同じく24%を占めています。

 

 

営業利益、利益率、EPS、財務状況 (Operating Income and Margin, EPS and Financial Position)

ダッソー・システムズのExecutive Vice President and CFOであるThibault de Tersantは、「2004年の財務業績には満足している。特に総収入と利益が力強い伸びを示した。2004年、我々のソフトウエア・ソリューションへの需要が高まったことを受けて、収入目標を2度にわたって上方修正した。R&Dリソースを強化し、販売チャネルの拡充や新しい取り組みを開始するなど、事業への再投資を行う一方で、通貨変動の悪影響を吸収した結果、買収費用考慮前の営業利益率は29.0%と安定した水準を保った」と述べています。

 

2004年の営業利益は2億2,980万ユーロ(利益率28.8%)で、前年の2億1,270万ユーロ(利益率28.2 %)に比べて8%増加しました。2004年の買収費用考慮前の営業利益は2億3,120万ユーロで、前年の2億1,860万ユーロに比べて6%増加しました。2004年の買収費用考慮前の利益率は29.0%と横ばいでした。2004年にはR&Dリソースを拡大し、社員数も7%増員して年末時点で2,171人としました。マーケティングおよび販売費用の増加は、主にSMB(中小企業)市場へのリソースを追加したことによるものです。

 

2004年のEPS(希薄化後)は1.35ユーロで、前年より14%増加しました。買収費用考慮前のEPS(希薄化後)は1.36ユーロで、前年の1.22ユーロから11%増加しました。

 

2004年12月31日現在のダッソー・システムズの財務状況は引き続き堅調で、キャッシュおよび短期投資の総額は5億5,280万ユーロとなっています。当社が2004年に営業活動から得たキャッシュ総額は2億900万ユーロ、支払った現金配当の総額は3,800万ユーロでした。

 

当社は米国GAAPに則って財務諸表を作成しているほか、フランスの規則に従いフランスGAAPに則った財務諸表も作成しています。当社は今後も主要会計基準として引き続き米国GAAPを用いますが、2005年1月1日からは国際財務報告基準(IFRS)に基づく連結財務諸表を作成することがEUの全上場企業に求められるため、これをフランスGAAPに代えて採用します。

 

戦略、技術、パートナーシップ (Strategy, Technology and Partnership)

第四四半期に、ダッソー・システムズとMicrosoft Corp.(以下、マイクロソフト)は、今後数年にわたるグローバルな戦略提携を締結したことを発表しました。これにより、今後マイクロソフトのソフトウエア・プラットフォームを利用するあらゆる規模の企業にダッソー・システムズのV5 PLM(プロダクト・ライフサイクル・マネージメント)ソリューションおよび3次元(3D)設計ソリューションが提供されることになります。マイクロソフトのプラットフォームを通じて、企業はシステムの所有および統合にかかるコストを削減し、導入、展開、そしてメンテナンスまでが容易となるソリューションを活用して高付加価値製品を提供することができます。今回の両社の提携により、多くの企業が3DコラボレーションとPLMソリューションの効果を最大限に引き出すことが可能となります。マイクロソフトとダッソー・システムズはまた、設計およびグラフィックス用3DアプリケーションにおけるXMLの広範囲な普及を促進するべく、共同でマーケティングするという合意に達しました。

 

ダッソー・システムズは第四四半期に中国の最大手PLMベンダーであるCAXA社と戦略提携を結び、ダッソー・システムズのV5 PLMテクノロジーをベースとした設計パッケージを開発・販売すると発表しました。これらのソリューションは、CAXAのR&Dにおける専門性およびテクノロジーと、ダッソー・システムズの3D PLMソリューションおよびV5テクノロジー・コンポーネントを組み合わせたもので、CAXAが北京で運営するジョイントR&Dセンターで開発されます。この戦略的提携を通じて、CAXAはダッソー・システムズのV5テクノロジー・コンポーネントを組み込んだ新世代のスケーラブルな統合2D/3Dソリューション「China CAXA V5」を中国市場に向けて開発ならびに販売します。

 

デルミアは11月に、FA制御機器大手メーカーであるオムロン株式会社と自動車、電機、半導体、食品分野などの製造工程のオートメーション分野における提携を発表しました。今回の提携により、オムロンとデルミアは、インダストリアルオートメーション分野において、製造工程設計のバーチャル環境から製造現場のリアル環境まで一貫した設計プロセスをサポートすることで、グローバルマーケットで商品投入までの期間を著しく短縮することができる、トータルソリューション事業に取組みます。

 

ダッソー・システムズは2005年1月初頭、先に発表したRAND Worldwideの子会社買収を完了しました。買収したのはイギリス、スウェーデン、ドイツ、スイスにある子会社と、ロシアを担当する子会社Rand Technologies C.I.S., Inc.です。ダッソー・システムズはさらにRAND North America, Inc.への出資比率も60%から70%に増やしています。

  

ビジネスの見通し (Business Outlook)

Thibault de Tersantは、「2005年については、恒常為替レート・ベースでの収入増が2004年以上に加速する条件は整ったと考えている。したがって当社は、恒常為替レート・ベースの収入増の目標値を約11%-12%とすることを再確認した。2005年の収入目標については、米ドルレートが1ユーロ=1.25ドルから1.30ドルに下落したことを受けて、約8億6,500万-8億7,500万ユーロに修正する。2005年のEPS目標値(買収費用と株式に基づく報酬費用の考慮前)は、収入の場合と同様の為替レート想定の下に、約1.45-1.47ユーロとしている。2005年第一四半期の目標は、恒常為替レート・ベースの収入の伸びを前年同期比で約9-12%、上述の為替レート想定に基づく収入目標を約1億9,000万-1億9,500万ユーロと設定した。買収費用と株式に基づく報酬費用を考慮する前の第一四半期EPS目標値は、約0.25-0.26ユーロとした。

 

当社はFASB(米国財務会計基準審議会)基準書第123号の改訂『株式に基づく報酬の会計処理』をいち早く2005年1月1日から採用することを決めた。2005年の株式に基づく報酬費用が当社の営業利益率に及ぼす影響は、1パーセントポイントに満たないと見ている。ストックオプションの実際の数やコストは変動するが、現時点ではこの想定が妥当と考えている。

 

2005年の収入目標、投資計画、主要為替レート想定などに基づき、当社は2005年の営業利益率の目標値(買収費用と株式に基づく報酬費用の考慮前)を約29%と設定した。これは以前の見通しと変わらず、2004年と同水準となっている」と述べています。 

 

Endnotes:

All comparative figures are given on a year-over-year basis unless specified otherwise.

All financial information is unaudited and reported in accordance with U.S. generally accepted accounting principles (U.S. GAAP).   Additional financial information is also presented that is not in conformity with U.S. GAAP, in particular the presentation of operating income, operating margin and earnings per share excluding acquisition costs (acquisition costs are primarily comprised of technology amortization in addition to other acquisition- related costs). The Company has provided in the tables to this press release and on its website http://www.3ds.com/corporate/investors/ reconciliations between U.S. GAAP and non-U.S. GAAP figures. 

The Company uses constant currency revenue growth to evaluate its financial performance in comparison to prior periods and as a measure of expected growth in planning and setting objectives for future periods.  The Company believes this measure is an important indicator of the Company’s progress and outlook because it provides a better gauge of the level of change in the business activity as it eliminates any changes arising from currency fluctuations.  The Company believes the presentation of this measure is relevant and useful for investors because it allows investors to view revenue growth in a manner similar to the method used by the Company’s management, helps improve investors’ ability to understand the Company’s revenue growth, and makes it easier to compare the Company’s results with other companies, including competitors, whose reporting currency may be different from Dassault Systèmes. Constant currency revenue growth, as calculated by the Company, may not be comparable to similarly titled measures employed by other companies.

 

Conference call information 

The Company will host a teleconference call today, Wednesday, February 9, 2005 at 4:00 PM CET/3:00 PM London/10:00 AM New York.  The conference call will be available via the Internet by accessing http://www.3ds.com/corporate/investors/ .  Please go to the website at least fifteen minutes prior to the call to register, download and install any necessary audio software.  The webcast teleconference will be archived for 30 days.  Financial information to be discussed in the call will be available on the Company’s website prior to commencement of the teleconference http://www.3ds.com/corporate/investors/ .  Additional investor information can be accessed at http://www.3ds.com/corporate/investors/ or by calling Dassault Systèmes’ Investor Relations at 33.1.40.99.69.24.

 

Statements above that are not historical facts but express expectations or objectives for the future, including but not limited to statements regarding the Company’s objectives for 2005 revenue growth in constant currencies, 2005 reported revenue range, 2005 operating margin objective excluding acquisition costs and SFAS 123R, 2005 EPS objective,  first quarter 2005 revenue growth objective in constant currencies, first quarter 2005 reported revenue range and first quarter EPS objective are forward-looking statements (within the meaning of Section 21E of the 1934 Securities Exchange Act, as amended).  Such forward-looking statements are based on management's current views and assumptions and involve known and unknown risks and uncertainties.  Actual results or performances may differ materially from those in such statements due to, among other factors: (i) currency fluctuations, (ii) reduced corporate spending on IT infrastructure as a result of changing economic or business conditions that could negatively affect market demand for our products and services, (iii) difficulties or adverse changes affecting our partners or our relationships with our partners, including our longstanding, strategic partner, IBM, (iv) new product developments and technological changes,  and (v) errors or defects in our products.  Unfavorable changes in any of the above or other factors described in the Company’s SEC reports, including the Form 20-F for the year ended December 31, 2003, which was filed with the SEC on June 30, 2004, could materially affect the Company's financial position or results of operations.