Oct 26 2006

ダッソー・システムズ、2006年第3四半期決算で堅調な収入と利益を計上

第3四半期決算ハイライト
  • GAAPベースの総収入は2億7,630万ユーロ(約414億4500万円)で29%増(恒常為替レート・ベースでは34%増)、EPSは0.34ユーロ
  • 非GAAP ベースの総収入は2億8,230万ユーロで32%増(恒常為替レート・ベースでは36%増)
  • 非GAAPベースのEPSは0.40ユーロで25%増
  • 2006年の目標を更新、2007年の当初目標を発表

仏パリ発 2006年10月26日付発表のプレスリリース参考日本語訳
(単位:ユーロ=150円で計算)

 

ダッソー・システムズ(本社 仏パリNasdaq: DASTY, Euronext Paris: #13065, DSY.PA)は、2006年第3四半期(2006年7月-9月)および年初から9カ月間(2006年1月-9月)の決算を発表しました。

 

ダッソー・システムズの社長兼最高経営責任者であるベルナール・シャーレスは次のように述べています。「ダッソー・システムズは重要な戦略的取り組みを推進しハイレベルの業績を上げています。第3四半期ならびに年初から現在までの当社の財務と業績はいずれも順調です」

「特に、2つの主要な買収による事業の好調さには大いに満足しています。Abaqusは初年度に優れた業績を上げ、4四半期連続で堅調に業務を進めて増収と営業マージンをもたらしています。SIMULIAブランドの中核をなすAbaqusの堅調さは、全世界のお客様がいかにバーチャルテストを重視しているかを物語っています。MatrixOneは引き続き財務目標を上回る業績を収め、ハイテク、半導体など主要分野で受注の増勢が続いています。これら両事業はENOVIA部門内およびダッソー・システムズ全組織と密接に協力しており、新たなビジネスチャンスにも期待が集まっています」

「第4四半期の見通しに基づいて要約すると、ダッソー・システムズは2006年を通じてシェアを拡大し、全PLM市場でのリーダーシップをさらに強化する準備を整えたといえます。また、成長を牽引する分野の事業や投資も今年の業績を後押しし、市場でのポジションや将来的な成長の機会を強化しています」



 

第3四半期決算

ダッソー・システムズは2005年10月にABAQUS, Inc.の買収を、2006年5月にはMatrixOne, Inc.の買収をそれぞれ完了し、U.S. GAAP(以下GAAP)購買会計規則に従ってこれらを計上しています。本プレスリリースではGAAPベースの情報に加えて、その一部に調整を加えた非GAAP情報も補足的に提示しています。非GAAPベースの補足情報は、GAAPベースの財務情報から(i)繰延収入の調整、(ii)取得した無形資産の償却、(iii)株式ベース報酬の費用、および(iv)税制変更に伴う一回限りの効果を除外したものです。これらの調整に関する説明、最も比較に適したGAAP財務情報、およびGAAPベースと非GAAPベースの財務データの調整表については、付録Aをご参照ください。

 

収入

2006年第3四半期のGAAPベースの総収入は2億7,630万ユーロで、前年同期の2億1,380万ユーロに比べて29%(恒常為替レート・ベースでは34%)増加しました。GAAPベースのソフトウェア収入は2億2,540万ユーロで、前年同期の1億8,330万ユーロに比べて23%の増収でした。 2006年第3四半期のGAAPベースのサービスその他の収入は5,090万ユーロで、前年同期の3,050万ユーロに比べて67%増加しました。

2006年第3四半期の非GAAPベースの総収入は2億8,230万ユーロで、前年同期の2億1,380万ユーロに比べ32%(恒常為替レート・ベースでは36%)増加しました。非GAAPベースのソフトウェア収入は2億3,140万ユーロで、前年同期の1億8,330万ユーロを26%(恒常為替レート・ベースでは30%)上回りました。CATIAとSolidWorksの新規ライセンス数は16,975シートで、前年同期の15,717シートを8%上回りました。

2006年第3四半期の非GAAPベースのPLM収入は2億3,190万ユーロで、前年同期の1億7,040万ユーロに比べ36%(恒常為替レート・ベースでは41%)増加しました。非GAAPベースのENOVIAの収入は105%増(恒常為替レート・ベースでは112%増)の5,440万ユーロで、これにはMatrixOneの非GAAPベースの収入2,630万ユーロが含まれています。CATIAの新規ライセンス数は前年同期比で4%減少して7,431シートとなりました。年初から現在までのCATIAの新規ライセンス数は4%増加して24,204シートとなっています。

SolidWorksの2006年第3四半期の非GAAPベースでの収入は5,040万ユーロで、前年同期の4,340万ユーロを16%(恒常為替レート・ベースでは20%)上回りました。SolidWorksの2006年第3四半期のライセンス数は前年同期より19%増えて9,544シートとなり、年初から現在までのライセンス数も同じく19%増えて31,200シートとなりました。

地域別に見ると、2006年第3四半期の収入の伸びはヨーロッパが48%、南北アメリカが27%(恒常為替レート・ベースで33%)、アジアが14%(恒常為替レート・ベースで24%)となっています。

 

 

EPS、営業利益、利益率

2006年第3四半期のGAAPベースのEPS(希薄化後)は0.34ユーロで、前年同期の0.32ユーロより6%増加しました。2006年第3四半期のGAAPベースの営業利益は4,470万ユーロ(営業利益率16.2%)で、前年同期の5,050万ユーロ(営業利益率23.6%)より11%減少しました。GAAPベースの営業利益と営業利益率の減少は、主に最近の買収に関連して取得した無形資産の償却による影響を反映しています。

2006年第3四半期の非GAAPベースのEPS(希薄化後)は0.40ユーロで、前年同期の0.32ユーロから25%増加しました。2006年第3四半期の非GAAPベースの営業利益は6,440万ユーロで、前年同期の5,080万ユーロより27%増加しました。2006年第3四半期の非GAAPベースの営業利益率は22.8%でした。


その他の主な財務業績
純営業キャッシュフローは2006年第3四半期が5,970万ユーロ、年初からの9カ月間が2億2,460万ユーロでした。2006年9月30日現在の現金および短期投資は合計4億5,530万ユーロ、長期負債は2億260万ユーロでした。

 


戦略、技術、カスタマー、パートナーシップ


ダッソー・システムズは、CATIAの優れた設計機能を手頃な価格であらゆる規模の企業に提供するため、CATIA PLM Expressを投入しました。この製品には、既存ならびに新規のお客様の日常的な業務ニーズに合わせたフレキシブルなソリューションが含まれています。CATIA PLM Expressの核となる製品構成であるCATIA Team PLMには、製品設計、ナレッジの蓄積および再利用をコラボレーティブ環境で実現するCATIAモデラーが含まれています。また、ENOVIA SmarTeamにより中核的なコラボレーティブPDM機能も提供し、最適化されたCATIA設計管理およびコラボレーション、PLMソリューションのスケーリングを支える強固な基礎を実現します。

ダッソー・システムズはPLMポートフォリオのVersion 5 Release 17(V5R17)を発表しました。同最新リリースでは、ビジネスプロセスの最適化とバリューチェーンのイノベーション、製造サイクルの一元化に向けたエンジニアリング、知的資産の育成、業界標準の採用などに向けた機能が強化されています。V5R17は、コラボレーティブな製品開発のためのCATIA、コラボレーティブなライフサイクルマネージメントのためのENOVIA VPLMおよびENOVIA SmarTeam、バーチャル・プロダクションのためのDELMIA、そしてENOVIA VPLMのPLMソーシング・ソリューション(Collaborative Enterprise Sourcing - CES)からなっています。
 
ダッソー・システムズはENOVIA MatrixOne PLMソリューションの機能を大幅に強化して複数業界の拡張ビジネスプロセスをカバーするENOVIA MatrixOne® Matrix 10を発表しました。このアップデート版では、環境/材料コンプライアンスのサポートが強化されたほか、アパレル/医療機器/自動車産業向けソリューションの強化、コンカレントなプリント基板開発ソリューション、エクステンディド・エンタープライズ(従来のPLMユーザーでない人も含む)への製品開発データ配信をサポートするソリューションが含まれます。ENOVIA MatrixOne PLMは企業の製品開発コストを抑制し、データへのリアルタイム・アクセスと製品投入の迅速化を促して、新製品開発の投資利益を高めます。

 

2006年9カ月決算ハイライト

  • GAAPベースの総収入は8億840万ユーロで28%増(恒常為替レート・ベースで29%増)
  • 非GAAPベースの総収入は8億2,430万ユーロで31%増(恒常為替レート・ベースで31%増)
  • GAAPベースのEPSは0.85ユーロ
  • 非GAAPベースのEPSは21%増の1.11ユーロ、営業利益率は23.7%
  • ライセンス数は12%増の55,404シートで、CATIAは4%増、SolidWorksは19%増

 

 

ビジネス見通し

Executive Vice President and CFOであるThibault de Tersantは次のように述べています。「9カ月決算と第4四半期見通しに基づき、2006年の財務目標を更新しています。恒常為替レート・ベースの収入の伸び率と営業利益率については目標値を維持します。2006年のEPS成長率目標は、非GAAPベースで約12-13%に上方修正します」

「今年後半に入って経済環境がやや軟化しており、現段階では2007年の産業投資の伸びが2006年より鈍るとの経済予測がなされていますが、当社ソリューションへの需要は今後もかなりの水準を維持すると見られます。こうした要因を考慮し、収入伸び率の当初目標は恒常為替レート・ベースで約11-12%に設定しました」

当社は非GAAPベースで算定した目標値のみを公表しています。目標値には後述の注意も適用されます。

 

  • 第4四半期の目標は、非GAAPベースの総収入が約3億5,000万-3億5,500万ユーロ、非GAAPベースのEPSが約0.67-0.69ユーロ、非GAAPベースの営業利益率約34-35%
  • 2006年の非GAAPベースの総収入目標値は約11億7,500万-11億8,000万ユーロ、恒常為替レート・ベースでの成長率は約27%
  • 2006年の非GAAPベースの営業利益率目標は約27.0%
  • 2006年の非GAAPベースのEPS目標は約1.78-1.80ユーロ、成長率は12-13%
  • 2006年第4四半期の目標値については、想定為替レートを1ユーロ=1.30米ドル(変わらず)、および1ユーロ=150円(以前は145円)として算出
  • 2007年の非GAAPベース総収入の成長目標は、恒常為替レート・ベースで約11-12%


上述した非GAAPベースの目標値では、以下の会計要素を考慮していません。推計約1,900万ユーロの2006年繰延収入評価損、SFAS(財務会計基準書)123Rの採用に伴い2006年1月1日現在で費用に算入される株式ベース報酬約1,300万ユーロ、取得した無形資産の償却費用1四半期当たり推計約1,100万ユーロ、税制変更に伴う2006年一回限りの税の戻し約700万ユーロ、推計約600万ユーロの2007年繰延収入評価損。

 

Conference call information 
Dassault Systèmes will host a teleconference call today, Thursday, October 26, 2006 at 3:00 PM CET/2:00 PM London/9:00 AM New York. The conference call will be available via the Internet by accessing www.3ds.com/corporate/investors/. Please go to the website at least fifteen minutes prior to the call to register, download and install any necessary audio software. The webcast teleconference will be archived for 30 days. Financial information to be discussed in the call will be available on the Company’s website prior to commencement of the teleconference at www.3ds.com/corporate/investors/. Additional investor information can be accessed at www.3ds.com/corporate/investors/ or by calling Dassault Systèmes’ Investor Relations at 33.1.40.99.69.24.


将来予測の記述に関する注意:上記の内容のうち、歴史的事実を述べたものではなく将来についての予想や目標を表現した部分(当社の財務業績目標に関する記述など)は、1934年米証券取引法改正法のセクション21Eに定める「将来予測の記述」に該当します。こうした将来予測の記述は経営陣の現在の見解や想定に基づくもので、既知ないし未知のリスクや不確定要素を伴います。実際の結果や成績は、こうした記述で示された内容と大きく異なる場合があります。そうした違いをもたらし得る要因としては、(i)為替レートの変動、特にドルと円に対するユーロの値動き、(ii)経済およびビジネス環境の変化に伴って企業IT支出が減少し、当社の製品やサービスへの需要に悪影響を及ぼす懸念、(iii)当社のパートナー(長年の戦略的パートナーIBMを含む)ならびに当社とパートナー間の関係に悪影響を及ぼす難しい事態や変化、(iv)新製品の開発と技術変革、(v)当社製品のエラーあるいは欠陥、(vi)競合他社の市場シェアの伸び、(vii)AbaqusとMatrixOneおよび新たに買収する企業の統合や社内組織再編に関連するリスクの現実化などが挙げられます。上述のような望ましくない変化や、当社がSECに提出する報告書(Form 20-Fに従い2006年6月30日にSECに提出した2005年度年次報告書を含む)に記述されているその他の要因は、当社の財務ポジションや業績に大きな影響を与える場合があります。