バイオインテリジェンス・コンソーシアムにおける 3Dエクスペリエンス・プラットフォームの優れた貢献に基づき、 イプセンが同プラットフォームの展開を決定
2016 年4月5日 仏ヴェリジー=ヴィラクブレー発プレスリリース 日本語参考訳―3Dエクスペリエンス企業であり、3D 設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) と、世界的なスペシャリティファーマ (特定の疾患領域などに専門特化して新薬開発を行う製薬企業) グループであるイプセン (Euronext: IPN; ADR: IPSEY) は本日、3Dエクスペリエンス・プラットフォームを活用する革新的なプログラムで協業することを発表しました。
イプセンは研究開発 (R&D) における業務改革および創薬事業を加速するため、ダッソー・システムズの「デザイン・トゥー・キュア」インダストリー・ソリューション・エクスペリエンスを選択しました。デザイン・トゥー・キュアは、データ統合、モデリングおよびシミュレーション機能によって病気に関連するシステム異常に関するより包括的な視点を提供すると共に、より高品質な薬剤候補の同定を加速、改善します。また、本プロジェクトはフランス、イギリス、アメリカの主要なバイオテクノロジーおよびライフサイエンスの中心地に拠点を置き、複数の専門領域をまたぐイプセンの各部門はもちろん、世界的な科学者、バイオテクノロジー企業、臨床研究機関、その他のステークホルダーなど、医薬品の開発パートナーで構成された世界的ネットワークを活用したR&Dプロセスの最適化を目指します。
イプセンのR&D担当エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・サイエンティフィック・オフィサーであるClaude Bertrand氏は次のように述べています。「ダッソー・システムズとはバイオインテリジェンスの分野で5年以上、パートナーシップを築いてきましたが、最先端かつ革新的な一連のツール群の展開によって、両社の協業への重要なステップを踏めることを嬉しく思います。当社は、科学のキーパートナーとして、自らのDNAに『オープン・イノベーション』を組み込んでいます。協業と革新のための新しいデジタル・プラットフォームは、患者様の治療において画期的な治療法を確立する、という当社のコミットメントを強化してくれることと思います」
ダッソー・システムズの医療機器・医薬品業界担当バイス・プレジデントであるジャン・コロンベルは次のように述べています。「医薬品業界にバーチャルな世界を導入することで、協業体制の変革、分断された専門領域間のつながりの構築、そして生物学的に複雑なヒトに関わる現象のシミュレーションをこれまでにないレベルで実現できる、というチャンスがもたらされます。3Dエクスペリエンス・プラットフォームの採用というイプセン様と当社のパートナーシップは、ライフサイエンスの各専門領域をつないで、革新的な患者体験 (ペイシェント・エクスペリエンス) を提供し、3Dによるエクスペリエンス創出というアプローチへの期待をさらに高めるものとなります」
注:本資料は仏Dassault Systèmes と仏Ipsenによる英文プレスリリースをダッソー・システムズ株式会社が日本語訳(抄訳)したものです。原文と本抄訳の差異に関しては、原文が優先致します。予めご了承下さい。
ダッソー・システムズ について
ダッソー・システムズは3DEXPERIENCEカンパニーとして、人々の進歩を促す役割を担います。当社は持続可能なイノベーションの実現に向けて、企業や人々が利用する3Dのバーチャル コラボレーション環境を提供しています。当社のお客様は、3DEXPERIENCEプラットフォームとアプリケーションを使って現実世界のバーチャル ツイン エクスペリエンスを生み出し、さらなるイノベーション、学び、生産活動を追求しています。ダッソー・システムズ・グループは140カ国以上、あらゆる規模、業種の27万社以上のお客様に価値を提供します。より詳細な情報は、www.3ds.com(英語)、www.3ds.com/ja(日本語) をご参照ください。
3DEXPERIENCE、Compassアイコン、3DSロゴ、CATIA、BIOVIA、GEOVIA、SOLIDWORKS、3DVIA、ENOVIA、EXALEAD、NETVIBES、MEDIDATA、CENTRIC PLM、3DEXCITE、SIMULIA、DELMIA およびIFWEは、アメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズ (ヴェルサイユ商業登記所に登記番号B 322 306 440 で登録された、フランスにおける欧州会社) またはその子会社の登録商標または商標です。
イプセン について
イプセンは、総売上高が14億ユーロ(2015年)を超える、特定領域に特化した医薬品のグローバルなバイオテクノロジーグループです。115ヵ国を超える国々で20種類を超える医薬品を販売、30ヵ国を超える国々で商業拠点を展開しています。対象とする消耗性疾患に特化したヘルスケア・ソリューションでリーダー企業となることを目指しています。専門領域は腫瘍学、神経科学、内分泌学(成人および小児)です。腫瘍学では、前立腺癌、膀胱癌、神経内分泌腫瘍に苦しむ患者の治療を促進する主要な治療薬の製品ラインアップを拡充し、そのコミットメントを実証しています。また、プライマリ・ケアでも大きなプレゼンスを確立しています。さらに、イプセン・グループは様々なパートナーシップも積極的に展開しています。イプセンは、革新的で差別化された技術プラットフォーム、ペプチド、および毒素に集中した研究開発を行っており、主要なバイオテクノロジーおよびライフサイエンス・ハブの中心にその拠点を置いています(仏レ・ジュリス/パリ・サクレー; 英スラウ/オックスフォード; 米ケンブリッジ)。2015年のR&D費は総額で約1億9,300万ユーロでした。イプセン・グループのグローバル従業員数は4,600名を超えています。イプセンの株式は、ユーロネクスト・パリのセグメントA(証券コード: IPN、ISIN コード: FR0010259150)で取引されており、「Service de Règlement Différé (繰延決済)」 (SRD)が可能です。イプセン・グループはSBF 120指数の構成銘柄です。イプセンはスポンサー付きADR(米国預託証券)プログラムのレベル1を導入しており、イプセンの株式は米国のOTC(店頭取引)市場で取引されています(銘柄名:IPSEY)。イプセンについての詳細はこちらをご覧ください:www.ipsen.com
Ipsen Forward Looking Statements イプセン:将来の見通しに関する記述 (ウェブサイトへのリンク)