Jul 03 2002

宇宙産業企業のAstrium(アストリウム社)がDELMIAを採用

ダッソー・システムズの3D PLMソリューションに向けた航空宇宙産業の次なる段階

 

Troy, Michigan (USA), July 3, 2002 - デジタルマニュファクチャリングの世界的リーダーであり、ダッソー・システムズ(Nasdaq: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA)のグループ企業であり、ダッソー・システムズ3D PLMソリューションにおいてデジタルマニュファクチャリングコンポーネントを提供するDELMIA Corp.(以下DELMIA)は、欧州航空宇宙産業における最大手のひとつであるAstrium(以下、アストリウム社)が、デジタルマニュファクチャリング戦略のソフトウェア製品群として、DELMIAソリューションを採用したと発表しました。ダッソー・システムズの3D PLMにおいて、CATIAとの強力な連携ソリューションを持つDELMIAは、アストリウム社における現行プロジェクト、そして将来の宇宙開発プロジェクトに導入されることとなります。 <br/>

 

 

10年前、宇宙ロケットの開発には、初期の設計から最終的な打ち上げまで、大変長い年月がかかっていました。しかし市場投入期間が約2年にまで短縮した現在、宇宙ロケットやプロジェクトの規模は飛躍的に拡大傾向を辿っている中で、開発期間の短縮要求もさらに強まっています。この現状を打開する為に、アストリウム社は開発段階における不具合発生の危険性や、サイクルタイム、コストなどの削減方法を探っていました。

最先端の大学研究機関の協力のもと、デザイン for マニュファクチャリング(製造性を考慮した設計)プロジェクトのツールとしてDELMIAの評価が開始されました。このベンチマークとベストプラクティス検証は、バーチャルファクトリーやバーチャルゾーンの中でDELMIAソリューションの様々な製品群と、関連する工程の可能性に着目していただけでなく、プロダクトライフサイクルマネージメント(PLM)において収益性に貢献するにはどのような異なる組み合わせのソリューションがベストなのかにも着目しています。この研究はアストリウム社内で、「拠点に縛られない設計・製造(Design Anywhere, Build Anywhere)戦略」として知られています。 <br/>

 

 

アストリウム社のシステムマネージャーであるElfed Roberts氏は、次のように述べています。「我々はDELMIAのテストを始めた当初から、DELMIAの様々なバーチャルアセンブリツールの導入を、単なる“ポイント・ソリューション“で終らせたくはなかった。DELMIAのENVISIONと ERGO両方が、我々の宇宙ロケット開発に関する研究全体の改善に有効であるという考えがあったが、システム開発が進んでいくにつれ、ENVISIONと ERGOはコミュニケーションの円滑化と同時に、”ナレッジ“を取り込み、活用するということにも適用可能であることがわかった。結果としてこのナレッジに関する研究成果は、我が社のあらゆる拠点で製造工程の標準化、共通化を実現することにも効果を発揮している」

<br/>

 

 

また、Roberts氏は続けて次のように述べています。「通信衛星ロケットはあらゆる面で標準化が難しい、複雑な構造をもつ大規模なロケットのひとつとなっています。DELMIAを使うことにより、キネマティクスとロジスティクスのシミュレーションをフル活用し、今後システムの限界レベルまで使い込んでいくつもりだ。

宇宙開発の研究の分野で優れた活動を続けている大学との共同研究は、製造性を考慮した我々の斬新な設計ソリューションを発展させることに貢献した。DELMIA、CATIAを支えている哲学を理解しさえすれば、それらのソリューションの持つ能力を、付加価値のある潜在能力として、最大限活用することができるようになる。現在、市場の多くがPLMが将来もたらすメリットについて注目している。DELMIAによって、開発プログラムのかなり早期の段階で、より高度な設計が可能となるであろうと自信をもっており、従って可能だと思っていたレベル以上のリスク軽減を実現できるであろう」

<br/>