プロジェクトの後期フェーズを実施するために、Airbusはまた、Dassault Systemesと共同でIBM Global Services PLM Business Consulting Services(BCS)へのサービス業務を委託します。IBMのPLM BCSチームは、フランス、ドイツ、スペイン、そして英国の製造センターを始めとする、Airbus全社規模でCATIA V5設計ソリューションの統合に取り組みます。同チームはまた、インテグレーション、トレーニング、テクニカル・サポート、データ移行サービス、そしてカスタマイズ開発など、AirbusにおけるPLMソリューションの全インプリメンテーションを担当します。
Airbus Concurrent Engineering(ACE)のvice-presidentであるRolf-Stefan Scheibleは、「全社的に共通のツール群をベースにして共通の手法とプロセスを展開することが、Airbus内の開発プロセスを調和させるための有力な推進力になる。これにより、プロジェクトの最初から開発時間とコストが大幅に削減される。CATIA V5に移行するもう1つの重要な利点は、このソリューションが航空機およびサプライ産業全体にとっての標準であり、我々の厳しい要求を満たすデジタル・モックアップ機能を提供している点にある。」と述べています。
IBM PLMのgeneral managerであるEd Petrozelliは、「より効果的な航空機開発プロセスに対する要求が高まるとともに、航空宇宙企業は、生産性と効率性を向上させる必要がある。航空宇宙業界の顧客ニーズを満たすために、革新的で総合的なProduct Lifecycle Managementツールとベスト・プラクティスを航空宇宙業界に提供できることは、大変喜ばしいことだ。IBMの業界専門知識を裏付けとするIBM Product Lifecycle Managementの製品ポートフォリオは、Airbusのようなより優れた航空機を製造するためのイノベーティブな手法の開発を行う企業を支援する新ツールを提供する。」と述べています。