Apr 20 2017

グルパマ・チーム・フランス、第 35 回アメリカ杯に向け、ダッソー・システムズのインダストリー・ソリューション・エクスペリエンスを採用

3DEXPERIENCE プラットフォームにより、 カタマラン (双胴船) の設計、開発、最適化を 18 ヵ月で実現

2017 年4月4日仏ヴェリジー=ヴィラクブレー発 日本語参考訳 — 3DEXPERIENCE カンパニーであり、3D 設計ソフトウェア、3D デジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は本日、第 35 回アメリカズカップ ヨットレースの挑戦艇 (チャレンジャー) のひとつであるグルパマ・チーム・フランスが、ダッソー・システムズの「デザイン・フォー・シー」インダストリー・ソリューション・エクスペリエンスを採用していることを発表しました。グルパマ・チーム・フランスでは、競技要件と日程上の制約を満たしつつ、軽量かつ高性能の競技用カタマランを設計し、検証するために、インダストリー・ソリューション・エクスペリエンスを活用しています。

第35回アメリカズカップの第 1 戦は、2017 年 5 月 26 日に開催予定です。これに合わせて、グルパマ・チーム・フランスはカタマランの設計、建造、テストを 18 ヵ月以内に完了させる必要がありました。挑戦艇については、ハル、ウイング、横式構造はもちろん、使用する材料の数量も定められており、すべての規定に準拠していなければなりません。各チームのカタマランは全長 15 メートル以下と制限されています。さらに、水上でのテスト走航は 2016 年 12 月 26 日以降と定められ、それ以前の実施はできませんでした。

ダッソー・システムズの 3DEXPERIENCE プラットフォームを基盤とした「デザイン・フォー・シー」インダストリー・ソリューション・エクスペリエンスは、コラボレーションを前提としたデジタル環境を実現します。この採用により、チームはカタマランの重量、性能、安定性、強度、安全性を、建造を開始する前に、バーチャルに設計、シミュレーション、最適化することができます。グルパマ・チーム・フランスでは、データの一元化とアプリケーションの完全統合を行った 2015 年 10 月以降、挑戦艇の開発が効率化され、開発スピードも高まりました。さらに30 人の設計チーム、クルー、設計に関与する外部パートナーの間での情報交換も、より活発になりました。

3DEXPERIENCE プラットフォームは、ダッソー・システムズの3D CADアプリケーションである SOLIDWORKSのデータをシームレスに取り込むこともできます。グルパマ・チーム・フランスでは、過去のプロジェクトから継続してSOLIDWORKSを使用しており、現在は、カタマランのブリッジ設計や、制御システム全体の設計に各パーツを組み込む作業にSOLIDWORKSを活用しています。

グルパマ・チーム・フランスの設計チームリーダーである Martin Fischer 氏は次のように述べています。「調和のとれたオーケストラのように連携をとることは、どのチームにとっても難しい課題です。設計者は操船中のクルーが遭遇しうる事態を予測した上で、適切なレース艇を設計する必要があります。初期段階から正確な構成要素を設計するためには、できるだけ早い段階でアーキテクトやエンジニアとクルーが協力しなければなりません。日程も予算も厳しい中、設計をやり直す余裕はないため、シームレスなコミュニケーションは不可欠です。3DEXPERIENCE プラットフォームにより、優れた職人技と高度な技術力を結集したレース艇の建造が可能になりました」

ダッソー・システムズの船舶・海洋業界担当バイス・プレジデントであるアラン・オワールは次のように述べています。「3DEXPERIENCE プラットフォームは、設計、シミュレーション、製造アプリケーションを統合すると同時に、既存のエコシステムともオープンに連携します。これにより、グルパマ・チーム・フランスをはじめとする船舶・海洋分野の先進的な方々を支援し、品質と精度を兼ね備えた複雑な構造を実現できます。アメリカズカップは世界最高峰のレースであり、イノベーションがパフォーマンスに直結する代表例でもあります。すべてのレースにおいて、技術の粋を尽くした挑戦艇の勇姿を世界中が目の当たりにすることでしょう」

グルパマ・チーム・フランスに関する詳細はこちらをご覧ください: (英語、動画あり)

船舶・海洋業界に対するダッソー・システムズの取り組みについての詳細はこちらをご覧ください: