アルミニウム製造大手のNovelis社が ダッソー・システムズの採用を拡大 アルミ板工場の生産計画とスケジューリングを最適化

アルミ圧延製品の大手メーカーであり、世界最大のアルミニウムリサイクル事業を展開するNovelis社は、米国とブラジルにある2つの工場の生産計画とスケジューリングの機能を向上させるため、ダッソー・システムズDELMIA Quintiqアプリケーションの使用を拡大しました。同社は、2003年からダッソー・システムズの製品を使用しています。

 

Novelis社は、2020年中に稼働開始予定の米国ケンタッキー州ガスリーの新工場にDELMIA Quintiqアプリケーションを導入し、自動車用アルミ材の生産計画とスケジューリングを行います。また同社の南米での最大規模の施設であるピンダ工場 (ブラジル) でも、アルミ板の生産スケジュールを最適化するために、このたびDELMIA Quintiqアプリケーションを導入します。なお、ピンダ工場では、飲料缶や消費財ならびに業務用パッケージングの市場向けのアルミ板を生産しています。

 

エネルギー・資源産業では、需要が高まるにつれて環境に関する要件が厳しくなるという現実に直面しています。こうした課題を軽減するために、非鉄金属メーカーにおけるすべての業務を統合してデジタル化することでリードタイムやデリバリーパフォーマンスならびに事務効率を改善できるだけでなく、在庫量を削減して資源を最大限に活用することができます。

 

ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEプラットフォームで強化されたDELMIA Quintiqアプリケーションは、複雑なアルミニウムの圧延プロセスの最適化にも対応します。単一の統合環境下でデジタルモデルを共有することで、アルミニウム精錬業における業務オペレーション全体の計画と最適化が可能になり、単なるコスト削減から、価値の創出、競争力の強化、未来の生産拡大機会の創出へと焦点を移すことができます。

 

ダッソー・システムズのDELMIA Quintiqアプリケーションは、ビジネス・オペレーションをエンドツーエンドでモデル化し、計画、最適化するソリューションを提供します。このソリューションは、複雑なバリュー・ネットワーク計画、ロジスティクス計画、人員の配置計画、スケジューリング等、様々な計画を最適化します。主な機能として、予測/処方データ解析、需要予測、仮設シナリオによるプランニング、横断的意思決定、計画実行障害対応、生産スケジューリングなどがあります。主な応用先は運行管理、物流、鉄鋼・非鉄金属、消費財など多岐にわたります。

 

DELMIA Quintiqアプリケーションの詳細については、こちらをご覧ください。 https://www.3ds.com/ja/products/delmia/infrastructure-energy-materials