ダッソー・システムズ、CES 2022で 「人体のバーチャルツイン・エクスペリエンス」を公開

※本アラートは、仏ヴェリジー=ヴィラクブレーにて現地時間2021年12月1日に発表したアラートの日本語参考訳です。

ダッソー・システムズは、米国ラスベガスで2022年1月5日から8日にかけて開催される CES 2022のデジタル・ヘルス(Digital Health)ゾーンに出展します(LVCC North Hall – Booth Number: 8715)。訪問者はダッソー・システムズの展示を通して、自身の身体の「バーチャルツイン」を体験し、人体のバーチャルツインが未来の医療や健康管理に与える可能性を間近に知ることができます。

ダッソー・システムズは、ラスベガス・コンベンションセンターの北ホール8715番ブースに出展します。訪問者は、人体のバーチャルツイン(バーチャル空間上に再現される人体構造や挙動の3Dモデル)を、3種類のインタラクティブな方法で体験することができます。人体のバーチャルツインを医療や健康管理に活用することで、それらの影響を可視化し、テストし、深く理解し、予測をたててから実施に移すことも可能になります。こうしたアプローチによって、たとえばある医薬品がどのように疾病に作用するか、またある外科手術が患者の予後にどのような影響を及ぼすかといったことを把握できるようになるため、ライフサイエンスやヘルスケアにおいてまったく新しい次元の可能性が拓かれることになります。

ブースの訪問者はまず写真撮影を行います。すると自分の頭部のミラーイメージが、実物大以上のスケールでその場に投影されます。ミラーイメージが次第に半透明になっていき、様々な病態を著す色や模様がマッピングされた立体の脳イメージへと変換されます。この脳イメージは360度回転が可能であり、訪問者はボリューメトリックライト(光筋)の中でバーチャル空間に浮かぶ脳を体験することができます。次に訪問者は、心臓の動画を目にします。心臓のバーチャルツインは鼓動と共に拡大し、粒子となって展開し訪問者のシルエットを形成します。訪問者はこれがデータクラウドとして消滅するまで、踊ったり動いたりすることによって自身のバーチャルツインとインタラクティブに関わりながら楽しむことができます。

また、ブースでは人体のAR(拡張現実)体験も披露しています。ダッソー・システムズは、ライフサイエンス領域で2つのイニシアティブ(リビングハートおよびリビングブレイン)を数年来展開しています。いずれも研究者、機器開発者、医師などの様々な専門家が関わり、心臓や脳の高精度なバーチャルモデルを開発することで、将来的に各種の試験や治療法の検討にバーチャルモデルを活用できるよう目指すものです。ブースの訪問者は、3Dプリンターで出力された心臓や脳の「レプリカ」(模型)を手に取り、それを回転させたり押してみたりできます。するとタッチスクリーン上にある臓器のバーチャルツインが、同じく回転したり押されたりします。手に取れるレプリカが訪問者の心拍数を計測すると、バーチャルツインの心臓がその心拍数に合わせて拍動し、スクリーン上に訪問者の心拍数が表示されます。同じように訪問者が脳のレプリカに働きかけることで、脳のバーチャルツインが反応し、脳機能の理解を深めることもできます。

このほかダッソー・システムズのブースでは、MEDIDATAの臨床試験の模擬体験も可能です。ダッソー・システムズ傘下のメディデータ・ソリューションズは、臨床試験のバーチャル化を実現する各種ソリューションを展開しており、それらは世界最高レベルの製薬メーカーやワクチンメーカーの開発工程で活用されています。


詳しくはこちら: 
ダッソー・システムズの 3DEXPERIENCE プラットフォーム、3D設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)ソリューション
http://www.3ds.com/ja    

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