# エトリア株式会社

日本のプリンティング機器メーカーであるエトリア株式会社は、バーチャルツインを活用し、仮想空間で自動化組立ラインを設計し、導入前に最適化しています。

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バーチャルツインによるオフィス向け複合機の生産ライン最適化

同社の日本のエンジニアリングチームは、中国工場向けの自動化組立ラインをリモートで設計しています。具体的には、既存のA4モノクロプリンティング機器ラインの完全なデジタル・レプリカを作成し、A3カラープリンティング機に対応するよう設計しています。さらに、仮想空間で複数の設備配置や構成、組立プロセスを検証し、最適なセットアップを実現しています。

同社のエンジニアは、ダッソー・システムズの[クラウド版**3D**EXPERIENCEプラットフォーム](https://www.3ds.com/ja/cloud)のバーチャルツイン上で、生産ライン変更後の実運用条件下での挙動をシミュレーションしています。これにより、より大型で複雑なA3プリンティング機の生産への対応方法や、生産ラインのさらなる効率的な運用方法を事前に検証しています。

エトリア株式会社の技術開発部門グループ・リーダーである矢島健太郎氏は次のように述べています。「大型プリンティング機に対応できる組立ラインへの転換に成功し、その過程で全体的な効率性も向上させました。従来のラインと比較して、稼働率を3.2％向上させ、設備コストを42％削減し、必要なライン設置面積を半減しました。また、工程間の距離を短縮することで処理能力を向上させています。こうした取り組みの積み重ねにより、生産能力全体を大幅に向上させるとともに、当社の工場自動化プロジェクトにおいて、よりコンパクトで効率的なライン構成の展開・拡張を容易に実現できます。」

バーチャルツイン・ロボット（左）は、実機・ロボット（右）が実際の運用条件下でどのように動作するかをシミュレートします。

プリンティング・イメージング機器生産の技術基盤を共有

株式会社リコー、東芝テック株式会社、沖電気工業株式会社の合弁会社として2024年に設立されたエトリア株式会社は、プリンティング・イメージング機器機器生産における3社の長年にわたる専門知識を結集し、強固な生産体制を構築しています。紙媒体の需要は減少傾向にあるものの、特に重要情報や文書を安全に取り扱うことが不可欠な分野において、印刷物は依然として重要な役割を果たしています。また、サステナビリティへの取り組みがますます求められる中、プリンティング機器の設計・製造・保守のあり方も変化しており、廃棄物の削減、製品ライフサイクルの長期化、そして循環型ビジネス・モデルへの対応がこれまで以上に重視されています。

エトリア株式会社は、デジタル・トランスフォーメーションを通じて、これらの課題に取り組んでいます。同社は、クラウド版**3D**EXPERIENCEプラットフォームと[DELMIA](https://www.3ds.com/ja/products/delmia)を活用して製造バーチャルツインを構築し、実環境では膨大なコストやリソースを要する生産システムの計画を仮想空間で行っています。DELMIAの設備・配置エンジニアリング機能は、機械配置や工場レイアウトの3Dモデル化、組立作業のシミュレーション、設備導入前のライン上の部品の流れの確認に活用されています。

「まず初めに、神奈川県厚木市の生産拠点で生産ラインの仮想化とシミュレーションに取り組みました。その後、このモデルを中国の量産拠点へ展開しました。さらにタイを含む世界各地の工場への導入も計画しています。」（矢島氏）

株式会社ファソテック（ダッソー・システムズのビジネス・パートナー）は、DELMIAライセンスの導入管理、組織全体での製造シミュレーション、計画ソフトウェア導入・活用を通じて、エトリア株式会社のデジタル・トランスフォーメーションを全面的に支援しています。

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 バーチャルツインによる継続的な検証・改善により開発を加速させ、製造自動化を効果的に展開し、初期段階からリソースを最大限に活用できます。計画の精度も大幅に向上しております。

矢島健太郎氏

エトリア株式会社 技術開発部門グループ・リーダー

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仮想空間で自動化ラインを設計・立ち上げ

エトリア株式会社は、多くのメーカーと同様に、生産ラインを工場現場で開発・検証していました。そのプロセスの大半は熟練作業者の経験に依存しており、設備の検証は設置後に行われていました。そのため、修正には多大なコストがかかり、稼働に遅れが生じることもありました。同社は新たなバーチャル・ファースト・アプローチにより、この状況を一新しています。

「新製品の投入に伴い、生産ラインにはさらなる生産性向上が求められます。当社は、生産性と柔軟性を高め、コストを削減し、海外工場の効率的な立ち上げを目指しています。バーチャルツインによる継続的な検証・改善で開発を加速させ、製造自動化を効果的に展開し、初期段階からリソースを最大限に活用できます。計画の精度も大幅に向上しています。」（矢島氏）

現在、同社のエンジニアは[**3D**EXPERIENCEプラットフォーム](https://www.3ds.com/ja/3dexperience/)上で複数のライン配置や設備構成を同時に検討し、トレードオフを早期に把握して、有効な計画を採用しています。毎回ゼロから計画するのではなく、実証済みのモデルを新製品や拠点に合わせて適応させることができています。こうした取り組みを積み重ね、最終設計だけでなく、その背景にある発想も含めた生産知識の共有ライブラリを構築することで、経験に基づく知見が新規ラインに活用されています。

製造ラインの最適化検討はリモートで行うことができます。

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 [![Factory Flow Simulation screen > ETRIA > Dassault Systemes](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-05/factory-flow-simulation2-etria-dassault-systemes.jpg)](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-05/factory-flow-simulation2-etria-dassault-systemes.jpg)

 [![Factory Flow Simulation close up > ETRIA > Dassault Systemes](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-05/factory-flow-simulation3-etria-dassault-systemes.jpg)](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-05/factory-flow-simulation3-etria-dassault-systemes.jpg)

リモート環境での立ち上げとグローバル連携

エトリア株式会社は、バーチャルツイン環境をクラウドで運用し、生産モデル、ライン設計、データを一元管理することで、各拠点が最新情報を共有しながら同時作業できる体制を構築しています。これにより、本社の管理部門は各拠点にわたってエンジニアリング手法やライン・モデルを仮想空間で標準化しています。一方、各工場は需要の変動に応じて異なる製品の生産や生産拠点の切り替えに柔軟に対応しています。

クラウドの活用は、同社の働き方も変革しています。以前は、設備設計者が海外工場に出向き、実機で機能調整やロボットのティーチング、立ち上げ検証を行っていました。「これまでは、トラブルシューティングもほとんど現地で行っていたため、出張が頻繁に必要で、費用や時間を要していました。

現在は、生産設備のバーチャルツインを活用することで、詳細な設計レビュー、課題解決、ロボット動作の検証をリモートで行っています。デジタル・モデルを共有して海外のチームと連携し、設備導入や立ち上げを支援することで、日本から現地に出張する必要は大幅に減り、エンジニアはより付加価値の高い業務に専念できるようになっています。」と矢島氏は述べ次のように続けています。

「設備の立ち上げをリモート監視できるようになったことで、エンジニアが現地に長期出張する必要はなくなりました。これにより、作業時間を約30%短縮でき、その時間を他のエンジニアリングや計画業務に充てることで、より柔軟な働き方を支援しています。」

 バーチャルツインを活用することで、ボトルネックを事前に特定し、現場チームに最適な稼働方法を以前よりも容易に指示できます。

上浦伸也氏

エトリア株式会社 技術開発部門エンジニア

 ![上浦伸也氏, ETRIA > Dassault Systemes](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-05/shinya-kamiura-etria-dassault-systemes.jpg)

経験則からデータに基づく改善への移行

バーチャルツインは、量産段階の生産ラインにおいても付加価値を提供します。機械の稼働速度、作業ステーション間の引き渡し時間、不良などの実際の稼働状況をバーチャルツインに反映して監視することで、現場の状況を正確に把握できます。計画段階で設定した最適な生産状態と実際の稼働状況を比較することで、時間や設備能力、作業上の無駄を特定し、最適な作業割り当てを判断できます。

エトリア株式会社の技術開発部門エンジニアである上浦伸也氏は次のように述べています。「バーチャルツインを活用することで、ボトルネックを事前に特定し、現場チームに最適な稼働方法を以前よりも容易に指示できます。」

経験則ではなく、バーチャルツインで実証された結果に基づいて対応することにより、リスクを低減し、業務への影響を最小限に抑え、不必要な調整を回避しながら、品質・コスト・納期（QCD）の継続的な改善を支援できます。

バーチャルツイン・ファクトリーは、無人搬送車（AGV）がどのように調整されているかを明確に示します。

高度な連携と生産自動化の推進

エトリア株式会社の長期計画には、日々の業務データをバーチャルツインにフィードバックし、すべての工場とその稼働状況を明確に把握できる、完全に連携した生産環境を構築することが含まれています。同社は次のステップとして、設備とバーチャルツインの連携を強化し、稼働状況や設備の状態をより詳細に監視することに重点を置いています。これには、バーチャルツインを活用した予知保全や、AIによる支援も含まれます。

「**3D**EXPERIENCEプラットフォームを活用して、真にデータ主導型の組織体制を構築することを目指しています。データから得られた知見を行動に活かすことで、事後対応型の問題解決ではなく、創造性と知識に基づくビジネス機会を生み出し、より適切な意思決定を支援するとともに、工場の運営方法を継続的に改善していきたいと考えています。」（矢島氏）

エトリア株式会社について

エトリア・グループは、株式会社リコー、東芝テック株式会社、沖電気工業株式会社の合弁会社として2024年に設立されました。印刷・情報技術事業で長年培われた3社の専門知識を基に、イメージング機器の開発・製造を行っています。主力製品は、オフィス向けプリンティング技術や自動識別（Auto-ID）対応の業務用コピー機、プリンター、トナー製品であり、これらを3社のネットワークを通じて世界市場に提供するとともに、よりデジタル化・効率化された生産手法の導入も推進しています。

**詳細情報：**<https://etria.global/>

株式会社ファソテックについて

株式会社ファソテックは、1983年に3D CAD/CAM/CAEの専門知識を持つ機械加工技術者によって設立された、日本を代表する3Dエンジニアリング企業です。ダッソー・システムズのゴールド・パートナー（2026年時点）として、**3D**EXPERIENCEプラットフォームを中心としたソリューションの提供を通じ、多くのお客様の課題解決に貢献してまいりました。設計から生産に至るまでのプロセス全体を支援し、**3D**EXPERIENCEを活用したデータ連携による業務効率化や品質・コスト・納期（QCD）の改善を強力に後押しします。さらに、PLM（製品ライフサイクル管理）に関する専門知識と豊富な経験を基盤に、企業の競争力向上を支えるエンジニアリングサービスを提供しております。

**詳細情報：**<https://www.fasotec.co.jp>

 ![logo > FASOTEC > Dassault Systemes](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-05/logo-fasotec-dassault-systemes.png)