麻生建築&デザイン専門学校

麻生建築&デザイン専門学校校は、業界の将来を担う人材を育成するために、授業に3DEXPERIENCEプラットフォームを取り入れることで、学生の作品や学習にイノベーションをもたらしました。

麻生建築&デザイン専門学校(福岡市)は、建築およびデザインの分野のスペシャリストを育成しており、生徒のクリエイティブな才能を伸ばすために、3DEXPERIENCEプラットフォームと、アナリティクスやVR(仮想現実)等のさまざまなアプリケーションを活用しています。このような取り組みは、例えば、ダッソー・システムズが例年主催する世界中の学生ユーザーを対象とする国際コンペティション、POTY(プロジェクト・オブ・ザ・イヤー)において、2021年に同校の生徒が1位と3位を受賞するという結果につながっています。

また、同校はダッソー・システムズと共同で、大規模に製品の設計やシミュレーションを行うための3DプリンターやVRヘッドセットを備えたLearning Lab(ラーニング・ラボ)、ASO Learning Labを2019年に開設しています。このラボは、生徒が技術の変化に対応するスキルを身につけることを目的としています。

麻生建築&デザイン専門学校のチャレンジ

コロナ禍では学内での受講が制限され、生徒たちが校内で授業を受けることが困難になりました。そのため生徒の教育に遅れが出ないようにeラーニングのクラスを設けることに尽力しました。

同校の生徒たちは日頃より 3DEXPERIENCEプラットフォームを、さまざまな目的(たとえば自動車のボディの設計や、建築物の荷重の検査等の複雑な作業)に使用しています。また、3DEXPERIENCEプラットフォームのコラボレーション機能を使えば、世界中の教育施設の学生たちと交流して、互いに製品のデモンストレーションを行ったり、データを共有してプロジェクトに一緒に取り組んだりすることもできます。

オンライン授業を支えるダッソー・システムズのソリューション

同校のクリエイティブデザイン学科 プロダクトデザイン専攻過程の教官である稲吉貴博氏は、ダッソー・システムズのサポートを受け、クラウド版の3DEXPERIENCEプラットフォーム上でCATIAを活用することで、コロナ禍でも迅速にオンラインのCADコースを開設することができました。

稲吉氏は、公益社団法人 日本工学教育協会(JSEE)の2020年の年次大会において講演を行い、コロナ禍でもオンラインで工学教育を行うためのヒントを共有しました(詳しくはこちら)。他にも、3DEXPERIENCEプラットフォームを用いた授業の準備や、指導方法、新しい指導方法に対する生徒の反応などの、役に立つアドバイスを、エンジニアリングの授業に携わる教員に提供しています。

成果、目的、将来のためのビジョン

麻生建築&デザイン専門学校のコースは、学生たちの卒業後の就職を重視したものとなっています。これは、同校の「知性を兼ね備え、責任あるものづくりを通して、業界の第一線で社会に貢献し、感動を与えられるプロフェッショナルを育成する」という教育理念を反映したものです。

Aso logo

麻生建築&デザイン専門学校について

建築、インテリア、デザイン等の専門教育により、同校の卒業生はさまざまな分野でスペシャリストとして活躍しています。同校は、建築家、CADデザイナー、インテリアコーディネーター、デザイナーなどを目指す学生のために、学生ごとの目標に合わせた専門的な知識や技術を身につけることができる学科を用意しています。

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