# 旭ビルウォール

旭ビルウォールは、**3D**EXPERIENCEプラットフォーム上のCATIAを採用し、パラメトリック設計を利用してルーバーとパネルの再利用可能なマスターテンプレートを構築しました。

 ![Ginza in downtown Tokyo, Japan](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-11/ginza-six-in-tokyo-japan-asahi-building-wall-dassault-systemes.jpg)

## パラメトリック設計が加速させる、大胆な建築構想の実現

銀座は、東京を象徴する洗練された街並みや、和光の歴史ある時計塔、格子とひさしを組み合わせたGINZA SIXのファサード、メゾンエルメスのガラスブロックの外装など、印象的な建築景観で知られています。

名建築が軒を連ねる銀座において、ファサードエンジニアリングのスペシャリストである旭ビルウォール株式会社は、既存の8階建て複合ビルの外装刷新を依頼された際、卓越した成果が求められていることを強く認識していました。

同社の役割は、意欲的な建築コンセプトと、技術的な実現性とのギャップを埋めることです。近年、建築設計が複雑化するにつれ、その実現に求められる技術的な難易度も、ますます高まっています。「私たちの使命は、フロントローディング手法で参画し、建物オーナーや設計事務所と協働して要件を定義し、リスクを分析し、課題に対し、早期に解決策を提案することです」と、執行役員 プロポーザル本部 本部長を務める岩嵜康明氏は述べています。

プロジェクトの初期段階では、従来とは異なる特殊な素材や独創的な建築用外装材、複雑な幾何学形状を建物の外装に採用できるかどうかの技術評価を求められることがよくあります。その検証において、同社は強度や耐候性から、コスト、施工性、メンテナンス性に至るまで、あらゆる要素を包括的に検討する必要があります。「実際、市場のニーズは拡大しているように思います」と岩嵜氏は述べています。「従来の素材を使う場合でも、三次元的なねじれや曲線を取り入れたパラメトリックデザインが広がりを見せています」

銀座のプロジェクトでは、あらゆる要求に対応する必要がありました。 建築家が考案した独特なファサードのデザインを実現するため、形状の異なる数千ものファサード部材を効率的に設計する手法を見いだす必要がありました。そこで同社は、パラメトリック設計機能とテンプレート機能を活用し、複雑な3D設計から施工や製造に必要な詳細図面を生成するプロセスを自動化するために、[**3D**EXPERIENCE](/ja/3dexperience-platform "3DEXPERIENCEプラットフォーム") プラットフォームとCATIAの導入を決定しました。

 CATIAのパラメトリック設計機能とテンプレート機能を活用すれば、必要となる形状が一つひとつ異なるルーバーやパネルの作成プロセスを自動化できるという結論に達しました

**淡路広喜**

プロジェクト担当エンジニア 旭ビルウォール株式会社

 ![Hiroki Awaji - engineer, Asahi Building Wall profile picture](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-11/hiroki-awaji-asahi-building-wall-dassault-systemes.jpg)

## 数千もの異なる部材で構成される建物外皮デザイン

対象の建物には、スペースや重量の制限など、ファサード改修プロジェクトに典型的な制約がいくつかありました。さらに、建築家が計画したデザインによって、複雑さが増していました。既存の壁面が曲面になっていたため、道路境界線までの距離は建物の各所で異なっていました。提案されたファサード・デザインは、壁面の幾何学形状を生かし、ルーバーのサイズを徐々に変化させることで、奥行き感をより強く表現するものでした。このデザインは視覚的には美しい一方で、設計・制作の条件は極めて複雑でした。同社が施工図書の作成に着手すると、設計業務の膨大な規模が明らかになりました。

「ほとんどの工場では、製造を開始する前に3Dモデルを2Dの製品図面に変換することが今でも求められます」と、同社のプロジェクト担当エンジニアである淡路広喜氏は述べています。「このプロジェクトを進める中で、この変換作業には膨大な労力が必要になることが判明しました。同一の部材は一つもなく、形状がわずかに異なる数千ものルーバーやパネルの図面を手作業で作成しなければならず、それは非常に手間のかかる作業でした」

新規部材を再設計せずに、これら形状のバリエーションに対応する方法が必要でした。「そこで[CATIA](/ja/products/catia/3dexperience-catia "3DEXPERIENCE CATIA")の活用を思いつきました」と淡路氏は述べています「もともと私たちは、3D環境で構造解析と設計検討を同時に行うために、2年ほど前に**3D**EXPERIENCEプラットフォームを導入していました。CATIAのパラメトリック設計機能とテンプレート機能を活用すれば、必要となる形状が一つひとつ異なるルーバーやパネルの作成プロセスを自動化できるという結論に達しました」

自動化されたルールベースのワークフローは、旭建設壁の設計ロジックと建築業界固有の要件を統一されたシステムに変換し、各バリエーションごとに再構築することなく数千ものバリエーションを処理できるようになります

 [![Hiroki Awaji demonstrates how louvres were created in CATIA.](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-10/awaji-demonstrating-3dexperience-catia-asahi-building-wall-dassault-systemes.jpg)](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-10/awaji-demonstrating-3dexperience-catia-asahi-building-wall-dassault-systemes.jpg)

 [![screenshot of louvres in CATIA by Asahi Building Wall](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-10/3dexperience-catia-screen-shot-1-asahi-building-wall-dassault-systemes.jpg)](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-10/3dexperience-catia-screen-shot-1-asahi-building-wall-dassault-systemes.jpg)

 [![screenshot of louvres 3D model in CATIA by Asahi Building Wall](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-10/3dexperience-catia-screen-shot-2-asahi-building-wall-dassault-systemes.jpg)](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-10/3dexperience-catia-screen-shot-2-asahi-building-wall-dassault-systemes.jpg)

 [![screenshot of louvres multi-discipline drafting in CATIA by Asahi Building Wall](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-10/3dexperience-catia-screen-shot-3-asahi-building-wall-dassault-systemes.jpg)](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-10/3dexperience-catia-screen-shot-3-asahi-building-wall-dassault-systemes.jpg)

## 設計ノウハウを再利用可能なモデルに集約

ダッソー・システムズの支援により、旭ビルウォール株式会社は**3D**EXPERIENCE プラットフォームでCATIAを建築設計ソフトウェアとして活用。これにより、ルーバーマスターと呼ばれるルーバーのパラメトリックCADモデルと、パネルマスターと呼ばれるパネルのパラメトリックCADモデルを構築し、これら2つのモデルを組み合わせてユニットマスターを作成し、多様なファサードユニットを自動生成するための基盤を確立しました。

この仕組みの構築を担ったのは、ダッソー・システムズの国内ビジネス・パートナーである株式会社大塚商会です。同社は、製造業における自動化の専門知識を生かして、導入を主導しました。

「私たちは長年、製造業のお客様向けに、ルールベースの自動ワーク化したフローを構築してきました。その知識を生かし、今回のプロジェクトの設計ロジックと建築業界特有の要件を、個々の部材を一つひとつ作り直すことなく、数千ものバリエーションに対応できる単一のシステムに落とし込みました」と、株式会社大塚商会PLMソリューション営業部アプリケーション・スペシャリストの青木 陽史氏は述べています。

株式会社大塚商会は、CATIAのEnterprise Knowledge Language（EKL）を使用し、建物全体にルーバーを配置するルールを決定するスクリプトと、レイアウトを自動生成するプロセスを構築しました。

「実質的には、特定の条件下で使うべき形状や接合方法についてルールを定め、それに基づいて、できる限り効率的に図面を作成するプロセスを構築しました」と淡路氏は述べています。「これにより、3Dモデルと2D図面を完全に連動させた状態で、多様なルーバーやパネルのモデルを自動生成しました。他の3D CADシステムでは、プロジェクトごとにプログラムを書き直す必要があり、時間がかかりすぎます」

株式会社大塚商会の専門家は、CATIAユーザー以外もパラメトリック設計を利用できるようにするため、同社のチームメンバーがパラメータ値を入力してモデルを更新できる、スプレッドシートをベースにしたインターフェースも構築しました。これにより、形状を変更する際に、CATIAで手作業でモデルを再構築する必要がなくなりました。

 従来の設計手法であれば、これほど大規模な変更をチームによる手作業ですべて修正するには、さらに1週間は要していたでしょう \[…\] 最小限のシステム操作のみで、わずか2日間で修正を完了しました

**淡路広喜**

プロジェクト担当エンジニア 旭ビルウォール株式会社

 ![Hiroki Awaji - engineer, Asahi Building Wall profile picture](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-11/hiroki-awaji-asahi-building-wall-dassault-systemes.jpg)

## わずか2日間で1,900枚の図面を作成

旭ビルウォール株式会社の手法が真価を問われたのは、プロジェクトの終盤でした。何度かの設計変更を経て、同社は3Dデータと、一つひとつ異なる数千枚の2D図面を再作成する必要性に直面しました。これは、プロジェクトのスケジュール全体に深刻な影響を及ぼしかねない状況でした。

「このような完全にカスタマイズされたファサードでは、設計変更が頻繁に発生します。構造強度に関する要件や、工具を使うための隙間が足りないといった組み立て上の制約が、直前になって生じることがよくあるからです」と淡路氏は述べています「このプロジェクトの最終段階では、すべての3Dデータと約1,900枚の2D図面を作成しなければなりませんでした。従来の設計手法であれば、これほど大規模な変更をチームによる手作業ですべて修正するには、さらに1週間は要していたでしょう。1人が1日で対応できる図面は、おそらく100枚程度が限界だからです。CATIAのテンプレート機能のおかげで、この修正にかかる時間と労力が大幅に減りました。最小限のシステム操作のみで、わずか2日間で修正を完了しました」

## モデルを実務に活用

このプロジェクトで確立した手法により、旭ビルウォール株式会社は設計プロセスの効率を高め、手作業を増やすことなく、より多くのプロジェクトに対応できる再現性の高い体制を構築しました。現在の日本の建設業界では人材やリソースの制約が日々強まっており、各企業は限られた設計リソースのなかで、ますます複雑化するプロジェクトを遂行する必要に迫られています。

「建築は一品生産や多品種少量生産が特徴で、効率化が難しい分野です」と淡路氏は述べています。「理想としては、カスタマイズされた製品の設計コストを、同じ製品を大量生産する場合と同等にしたいと考えています。つまり、私たちの目標は、設計と製造の両面でマス・カスタマイゼーションを実現することです」

同社は、ファサード施工のより多くの工程にデジタルエンジニアリングを取り入れ、設計と製造の両面におけるマス・カスタマイゼーションの実現に向けてすでに前進しています。例えば、一部のプロジェクトでは、曲面を持つコンクリート構造物の補強に関する解析など、構造シミュレーションにダッソー・システムズの[SIMULIA](/ja/products/simulia "SIMULIA")を導入。また、構造モデルをCATIAのパラメトリック設計と連動させて、再構築することなく変更を直接反映し、シミュレーション結果を自動更新しています。

「設計変更が発生しても、パラメトリック・モデルを更新するだけで、変更を反映した構造解析の結果をすぐに生成できます。これは、設計におけるマス・カスタマイゼーションの実現に向けて大きな価値があると考えています」と淡路氏は述べています。

 **3D**EXPERIENCE プラットフォームを通じて設計、製造、施工をつなぐことで、大きな可能性が広がります

**岩嵜康明**

執行役員 プロポーザル本部 本部長 旭ビルウォール株式会社

 ![Yasuakira Iwasaki, Asahi Building Wall](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-11/yasuakira-iwasaki-asahi-building-wall-dassault-systemes.jpg)

## 旭ビルウォール株式会社

旭ビルウォール株式会社は、デジタル・ワークフローを自社チームの枠を超えて広げることも視野に入れています。詳細なモデルを設計事務所やゼネコンと共有することで、プロジェクトの初期段階からチーム間の連携を強力に支援できます。「社外の関係者と3Dモデルを共有することで、不整合を解消し、コミュニケーションを改善できる可能性があります」と淡路氏は述べています。

ダッソー・システムズのソリューションは、製造段階の効率も高める可能性があります。関係者が同一のデータにアクセスすることで連携を改善できるだけでなく、初期段階から正確な施工性を確保できます。同社は、仮想現実を通じて施工手順を事前に検証する手法を検討しています。例えば、作業開始前に、部材の所定位置への搬入や現場での固定、接合プロセスの検証が可能になります。

ダッソー・システムズの技術は、将来のファサードプロジェクトにおける管理効率の向上に向けて多様な可能性を広げています。「今回の銀座のプロジェクトを通じて、CATIAは単なる3D CADツールにとどまらないと実感しています。[**3D**EXPERIENCE ](/ja/3dexperience-platform/one-unified-environment "単一の一元化された環境")プラットフォームを通じて設計、製造、施工をつなぐことで、大きな可能性が広がります」と岩嵜氏は述べています。「特に、設計変更が頻繁に発生する完全にカスタマイズされたファサードでは、設計情報を一元管理し、製造図面へとシームレスに展開できれば、私たちのワークフローを根本から変えられる可能性があります。そして、お客様の意欲的かつ独創的な建築コンセプトを形にするという最優先課題の達成にも役立ちます」

## よくある質問

## 旭ビルウォール株式会社は、銀座のファサード・プロジェクトでどのような課題に直面しましたか？

同社は、8階建て複合ビル向けに数千もの異なるルーバーやパネルを設計するにあたり、各部材の3Dモデルと2D図面を一つひとつ手作業で作成せずに済む方法を必要としていました。

## 旭ビルウォール株式会社が導入した、ダッソー・システムズのソリューションは何ですか？

同社は、**3D**EXPERIENCE プラットフォームにCATIAを導入し、ルーバーやパネル、ファサード・ユニットにパラメトリック設計機能とテンプレート機能を使用しました。

## 旭ビルウォール株式会社は、CATIAによってどのような成果を得ましたか？

同社は、設計変更に伴う約1,900枚の2D図面と関連する3Dデータを、わずか2日間で作成しました。従来の変更プロセスでは、さらに1週間必要となる可能性がありました。

## 旭ビルウォール株式会社は、パラメトリック設計をどのように導入しましたか？

ダッソー・システムズの国内の導入パートナーである株式会社大塚商会が、ルーバー・マスターやパネル・マスター、ユニット・マスターを構築し、CATIAのEnterprise Knowledge Language（EKL）を用いてルール・ベースの自動ワークフローを確立しました。また、パラメータを更新するためのExcelをベースにしたインターフェースも追加しました。

## 旭ビルウォール株式会社のパラメトリック設計による取り組みは、どのようなプロジェクトに適用できますか？

建築やファサードエンジニアリング、施工の現場において、頻繁な設計変更や詳細な製造図面への対応が求められる、カスタマイズ性の高い多品種少量生産型のプロジェクトに適用できます。

## パラメトリック設計による建築とは何ですか？

パラメータやルール、要素間の関係を用いて建築設計を定義、調整します。寸法や形状などの入力値を変更することで、各モデルを手作業で再構築することなく、複数の設計バリエーションを自動生成、更新できます。旭ビルウォール株式会社は、同手法をファサード・エンジニアリングに適用し、CATIAのパラメトリック設計機能とテンプレート機能を使って、高度にカスタマイズされたルーバーやパネル、ファサード・ユニットを作成、管理しています。

## 旭ビルウォール株式会社について

1990年に設立され、東京に本社を置く同社は、高度なエンジニアリングを必要とする独創的で実現の難しい建物ファサードの開発を支援しており、ガラス繊維補強セメント（GRC）やガラス繊維補強石膏（GRG）、ガラス繊維補強プラスチック（FRP）などの先進的な素材から、ガラス、金属、石材にいたるまで多様な素材を駆使しています。ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋店や麻布台ヒルズ、資生堂銀座ビル、東急プラザ原宿「ハラカド」など、同社はこれまでに、日本を代表するランドマーク建築ファサードの数々を手掛けてきました。

詳細情報**：**[www.agb.co.jp](https://www.agb.co.jp/company/)

 ![logo of Asahi Building Wall in Japanese](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-11/logo-jp-asahi-building-wall-dassault-systemes.jpg)

## 大塚商会について

同社は、日本におけるダッソー・システムズの主要な導入パートナーです。自動化されたバッチ処理や、効率化された生産ワークフローが確立している製造業において、長年培った豊富なノウハウと導入実績を生かしたソリューションを展開するとともに、創業以来、企業のデジタル変革や業務効率化の取り組みを一貫して支援し、高度な技術とサポートをワンストップで提供しています。

詳細情報：<http://www.otsuka-shokai.co.jp/>

 ![Otsuka Corporation logo in Japanese](https://www.3ds.com/assets/invest/2026-11/otsuka-logo-jp-dassault-systemes.jpg)

## シェア