クオリファイド・ナレッジ・リユース

ノウハウの再利用によって検討計画を探査・最適化

製品を設計するには、その物理特性と機能特性の定義が必要ですが、機能要件、性能要件、環境要件、安全性要件を確実に満たしていることを確認するためのテストも不可欠です。ここ数年、こうした要件の数と複雑性が増加し、産業機械メーカーはより広範な物理テストまたはシミュレーションを実施しなければならなくなりました。要件を設計に結び付けるタイミングが早ければ早いほど、企業は早い段階で実行すべきテストを把握し、すべての要件に照らして製品を完全にテストすることができます。一方で、過去のテスト・ケースとその結果を新製品開発に活かせなければ、詳細なテスト計画の定義には時間がかかります。過去の事例を活かすことができれば、認定プロセスがスピードアップします。

クオリファイド・ナレッジ・リユースにより、企業は将来のテスト用の製品認定ルールを統合リポジトリに取り込み、再利用可能な状態にすることができます。これらのルールを使用することで、検証計画を自動的に生成し、サンプル・サイズやテスト手順に従った最適化を実施できます。製品マネージャーは、データベース内に格納された過去の経験を活用して、将来の製品が包括的かつ豊富なテスト・シナリオの蓄積からメリットを得られるようにすることができます。設計者は、必要に応じて様々な設計案を物理またはシミュレーション・テストにかけることができ、一度に1つの設計案をテストするという順次的な試行錯誤プロセスにくらべ時間を節約できます。データベースでテスト要件を調べ、設計に特性を追加できるため、無事テストに合格することができます。要件がプロジェクト管理活動に結び付けられているため、ユーザーは開発プロセス全体で完全なトレーサビリティーを確保でき、市場の要件を確実に満たした製品を開発できます。認定担当者は、類似したケースがないかナレッジ・データベースを検索し、類似した製品から集められた既存のテスト・ルールを利用して、あらゆる設計案の詳細なテスト計画を編成できます。クオリファイド・ナレッジ・リユースにより、テストのナレッジとルールを幅広く記録することで、産業機械メーカーは認定にかかる期間を短縮し、市場投入期間とコストに関する目標を達成できます。

主な機能とメリット

 

  • テスト・ルールを取り込み、再利用
  • 要件トレーサビリティーを維持
  • 開発コストとスケジュールのリスクの削減に役立つ共通のリファレンスに基づいて、要件構成を改善