製品、自然、暮らしを調和させるためのパイオニア精神、イノベーション、クリーン・テクノロジー
Bertrand Piccard氏とAndre Borschberg氏が、Solar Impulse 2で世界を変えようとしています。 この新型の単座式ソーラー・プレーンは、2015年に太陽光による(燃料を一切使用しない)初の世界一周飛行に挑戦するために作られました。
「Solar Impulseは単なる飛行機ではなく、メッセージなのです」と、ダッソー・システムズの航空宇宙・防衛業界担当VPであるMichel Tellierは言います。 「Solar Impulseは、クリーンな代替エネルギーが安全で、最も究極の状況で存続可能であり、世界を変える力があることを世界に示すプロジェクトなのです」
Solar Impulseチームは、世界を一周する革新的な飛行機の設計にあたり、機体と翼の新しい設計や、厳しい重量目標を達成する新素材の採用など、新しい課題と条件の選択に迫られました。 世界を一周するパイロットにとって、安全かつ快適で、操縦しやすい設計をするには、洗練された設計・管理ツールが必要でした。 チームで2006年から使用しているダッソー・システムズのアプリケーションは、進行する開発プロセスとマイルストーンを円滑に実施する力となりました。

ソーラー・インパルス社のエンジニアは、「3Dエクスペリエンス・イノベーション・パートナー」として、ソーラー・インパルス 2が世界一周飛行に心配なく望めるよう、同機の設計、製造、各種認定業務にダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを活用しました。
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ソーラー・インパルス:3DEXPERIENCEによるクリーン航空機のパイオニア
ソーラー・インパルス計画の考案者でありソーラー・インパルス社の会長兼パイロットを務めるベルトラン・ピカール氏は次のように述べています。「最初から正しい品質を作り込まなければなりませんでした。我々が追求するエクスペリエンスを創造するには、実証された最先端のインダストリー・ソリューションが必要でした。ダッソー・システムズとその3Dエクスペリエンス・プラットフォームを採用した理由はそこにあります。エクスペリエンスという考え方は、このような長時間飛行を可能にする飛行機を開発する上で、まさに必要な視点だったのです。私たちは一回のフライトで5日間コックピットに滞在しなければなりません。こうしたフライトを成功させるには、推進装置や電子機器をはじめ、乗組員用の設備に至るまで、あらゆる要素を検討、計画、統合し、実装しなければならないのです」
機体
ソーラー・インパルスのエンジニアが設計した主翼は、Boeing 747-8Iよりも翼幅が広く、主にカーボン繊維のコンポジット素材で作られています。設計にあたっては、可能な限り軽量化を図りながら、約90km/hの巡航速度に必要とされる揚力を実現することが求められました。

ベルトラン・ピカール氏
ソーラー・インパルス社 会長、創設者、パイロット
ブライトリング・オービター・プロジェクトの創設者。
世界初の気球による無着陸世界一周飛行でキャプテンをつとめ、距離と持続時間で航空史上最長の飛行距離でFAIの7つの世界記録を保持
Twitter:@bertrandpiccard

アンドレ・ボルシュベルグ氏
ソーラー・インパルス社CEO、共同創設者、パイロット
Sloan School(MIT)の経営科学卒。
スイス空軍パイロットの訓練を受ける。
ソーラー飛行機による距離、高度、持続時間でFAIの8つの世界記録を保持
Twitter:@andreborschberg

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André Borschberg氏のポートレート:Solar Impulse | Stéphane Gros
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