CATIA V6が発表されてから3年が経ちました。この間、V5のお客様からは「V6は何が違うの?」という質問を数多くいただきました。3D CADとしての機能はV5で十分、取引先がV5なのでV6はまだ先の話、というお客様も多くいらっしゃいます。
しかし、V6はV5をご利用のお客様にとっても、新たな世界と価値をご提供します。
次のタブから各テーマについてごらんください。

CATIA V5の意義

CATIA V5を含むV5製品群は、1998年に発表されました。

  • 最新のITテクノロジーへの対応
  • 新たな3D利用技術の実装 (ナレッジ、モーフィング、3Dマスター 他)
  • お客様からの機能要求
  • サプライチェーン連携


上記をはじめとする様々なニーズに対応し、これまで2D設計中心であった日本の製造業において3D設計への移行を推進してきました。特に自動車関連産業においては、業界標準の3D設計支援ツールとして多くのお客様にご利用いただいています。

また3Dを中心に、各種設計情報・解析・製造プロセス等との連携により、PLM(Product Lifecycle Management)へと発展したのもこの頃です。

このようにCATIA V5は、3D設計の定着とデータ再利用促進によるコスト削減、期間短縮、品質向上に大きな成果をもたらしました。

CATIA V6で目指す世界

この10年で、製造業を取り巻く環境は大きく変化しました。製品機能の高度化・多様化、安全基準と環境への対応、グローバル化の拡大、エレクトロニクス技術の進化など、これまで蓄積したノウハウを生か
しながら、新たな仕組みとプロセスの構築が求められています。

そのためV6では、V5で構築された資産とプロセスを保護しながら、これらのニーズに応えるための進化を遂げています。その特徴は、以下のようにまとめられます。

  • V5機能の強化・拡張    

 ○機能連携の強化
 ○データ再利用の一層の促進
 ○データ、およびシステムの堅牢性向上
 ○業務およびアプリケーション適用範囲の拡大

  • 次世代PLM基盤としての機能拡張

 ○対象利用ユーザの拡大と、多様な利用目的への対応
 ○オンライン・グローバル・ネットワーク
 ○多様な製品ライン、各種規格・基準への対応

  • 最新の各種ITテクノロジー


これらにより、V6は3Dを共通言語とした次世代のPLMプラットフォームとしてご利用いただけるようになっています。

拡大されたV6カバレージと、共通データ利用

V6はCATIA V5をお使いのお客様にとっても、大きな進化を遂げています。V5資産を生かせることはもちろん、これまで個別に運用されていた業務や、お客様毎にカスタマイズして連携されていた各種の機能が一つのインフラ上に統合されます。

  • ENOVIA MatrixOneを拡張し、単一のPLMインフラへ
  • 統合CAD + VPMシステム
  • さらに上流のコンセプト・フェーズまで拡大
  • システム・エンジニアリング領域への対応

カバレージの拡大に加えて、V6では全てのユーザがいつでも必要な情報にアクセスでき、またオンラインで連携することが可能です。部門・地域の壁を超え、全ての利用者の協業を促進します。(セキュリティ機能により高度なアクセスコントロールが可能)

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また例えばCo-Review機能では、オンラインで同一モデルを表示し、「赤ペン」記入による確認・指示、チャットによるデータ記述や指示など、地域を超えた大部屋環境を実現し、海外への設計・製造展開や、海外データの日本からの検証など、グローバル化に対応します。

 

CATIA V5機能の拡張

CATIA V6では、大規模アセンブリーを想定した更なる設計環境基盤が実装されています。また、CAD機能としても以下のような機能拡張が行われています。

  • アセンブリー拘束やシンメトリー、キネマティクス機能をはじめとするアセンブリー関連機能の統合/強化
  • 活用シーンを想定した3Dモデリング機能強化
  • テンプレート設計構築や企業運用ルールを組み込むナレッジウェア強化
  • DMU検証などをはじめとする各種設計検討データ・ツール強化


従ってCATIA V5を基幹3D CADとして使用中のお客様にとりましても、更なる効率化が期待できます。これらにつきまして上部のタブ(アセンブリー・デザイン、キネマティクス、モデリング機能、ナレッジウェア、DMU)からご覧ください。

おわりに

このシリーズでは、特にCATIA V5ご利用のお客様に、V6の価値を紹介いたします。V6で拡張されたスタイリング、システム・エンジニアリングなどにつきましては、「CATIA for Creative Designers」や「V6環境でのシステム・エンジニアリングがもたらす効果」に掲載されておりますので、是非ご覧ください。

またCATIA V6製品詳細については、CATIA V6製品カタログも併せてご参照ください。
(「CATIA資料」の欄をご参照ください)

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