最先端の持続可能なイノベーション

製品と自然、生活の調和

イノベーション、科学、想像力によって促進される経済の証明

私たちにとって、世界は単なるモノではありません。持続可能な社会を作るには、現在のやり方を続けていくだけでは不十分です。持続可能な社会は、科学、用途、経済モデルにおける想像力とイノベーションを必要としています。

過去2世紀において、私たちの製造手法やライフスタイルは、限られた天然資源、限られた知識(主に化学)、そして何よりも規模の経済を達成するためにサイロごとに分散された知識の上に構築されてきました。経済の「標準化」によって大きな進歩を遂げる一方で、自然や生活を犠牲にして人的労働力の成果に過度に依存してきました。しかし、今の時代は資源ベースの経済から体験ベースの経済への移行期であることを、あらゆる要素が示しています。こうした時代において、製品をどう利用し、どう体験するかは、製品自体よりも重要です。

「私たちが世界を注目しているように、世界は私たちに注目しています」

ベルナール・シャーレス(Bernard Charlès) ダッソー・システムズ社長兼最高経営責任者

科学、用途、経済は連動しています。そのもっとも良い例が積層造形です。3Dモデリングおよび3Dプリティングは製造の世界を変革しています。私たちは今、大量生産からマスカスタマイゼーションへのシフトを目にしています。それと同時に、新たな用途が登場し(小型化:リショア製造)、それにより科学的なイノベーションが求められるようになりました(焦点は材料コンポーネントの基礎研究へと回帰し、新たな材料が開発され、製造は原子レベルで微調整されています)。

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より持続可能な世界のためのソリューション

持続可能なイノベーションのリーダーであるダッソー・システムズは、エネルギー転換、持続可能なモビリティーなどの領域や、都市生活者のニーズを満たすインテリジェント都市の建設などの分野において、企業の進歩を促進するデジタル・テクノロジーを提供します。そのソリューションは、現実世界の体験をシミュレートして、人々が自分の意思決定の影響を予測したり、必要な調整を実行したりする手助けとなります。悲観的な統計データ、繰り返される異常気象、エコシステムの破壊に直面する中で、画期的で期待できる代替手段を提案することで、病みつつある地球を救います。

以下の成功事例において、ダッソー・システムズのテクノロジーが再生可能なエネルギー・ソリューションの開発にいかに貢献しているかを確認してください。

エネルギー転換

Solar Impulse:可能性の限界を拡大する

太陽の力だけで飛行機を飛ばすことは可能でしょうか?ビジョンと献身により、Bertrand PiccardとAndré Borschberg、およびSolar Impulseチームはこうした課題への挑戦を開始し、1日中飛行可能なソーラー飛行機を開発しました。彼らは、クリーン・エネルギーは世界を変えるとの信念に基づき、飛行機は太陽エネルギーさえあれば、燃料なしでも飛行できることを証明しました。この飛行機には、過酷な温度変化から操縦士を保護するコックピット用の断熱材、操縦士の疲労や体調を正確にモニタリングするデバイス、住宅業界で使用されている製品よりも高効率で超小型の太陽電池など、数々の革新的なテクノロジーが組み込まれています。その他にも多くの革新技術がこの飛行機による飛行の成功に貢献しました。この24時間飛行による世界一周というチャレンジは、ダッソー・システムズの最先端の仮想技術を使用して周到に計画され、設計され、テストされました。こうした技術なしでは、離陸はかなわなかったでしょう。

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CHIDIは、3Dエクスペリエンスによって水力発電プロジェクトの効率性を改善します

Chidi:受賞歴のある水力発電のトップ企業

ダムの建設には、治水という目的と、持続可能エネルギーとして注目が高まっている水力発電という目的の両方があります。ダム建設は大型事業であり、周辺環境に及ぼすマイナスの影響を最小限に抑えるためには、十分に計画された最新設計および建設技術が必要です。これこそ、ダッソー・システムズが、中国における水力発電エンジアリング設計およびコンサルティング分野のトップ企業であるHYDROCHINA Chengdu Engineering Corporation(HYDROCHINA CHENGDU)およびSimu Tech Incと提携し、中国に共同研究開発センターを設立した理由です。このセンターの目的は、設計および建設プロセスの効率化、水力発電エンジニアリング機能の拡大、環境および周辺の動植物への影響の最小化です。中国において250ヵ所を超える水力発電所の設計を担当したHYDROCHINA Chengduは、国内外における活動領域を拡大するため、3Dエクスペリエンス・プラットフォームを基盤とした仮想テクノロジーを採用することで、設計精度を高め、建設および運用をシミュレーションし、プロジェクトを効率的に管理、お客様により良いサービスを提供しています。

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Vestas Wind Systems A/S:風力の利用と3Dエクスペリエンス

世界中のエネルギーの5分の4は依然として再生不可能な石炭、ガス、石油から生み出されています。しかし、Vestas Wind Systems A/Sのような風力発電メーカーの台頭が示すように、風力はクリーン・エネルギーの有力な選択肢として注目を集めています。専門家も、2020年までには、世界中で消費される電力の10%は風力によって供給されると見積もっています。世界最大のウィンド・タービン・メーカーであるVestasは、世界中の54,000基以上のウィンド・タービンが設置された敷地に携わっています。24ヵ国に事業所を構え、さらなる拡大を計画中のVestasは、世界中の製造現場や他の部門間で人、装置、道具、材料をメンテナンス、供給、品質保証も含めて統一するために、製造プロセスの標準化を必要としていました。同社はダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを採用することで、地域ごとの要求に応えるために、再利用、コラボレーション、敏捷性を促進する単独の仮想製造リファレンスを作成しました。

仮想シミュレーションは、複雑かつ高度に計画された製造プロセスの改善に役立ち、スクラップや作業のやり直し費用の原因となる剥離、欠損、しわなど、複合材ブレードの欠陥の発生を減らします。3Dエクスペリエンス・プラットフォームは、製造ナレッジや教訓を明確なルールへと標準化し、予期しないミスの発生を防止することで最初から完全な製品製造を実現します。

Vestasは、3Dエクスペリエンスによって、より優れた運用効率を達成します

持続可能なモビリティー

AKKA Research:モビリティーの未来を切り拓く

エクスペリエンス経済は、人々と彼らが購入する製品との関係を一新しました。焦点が製品そのものから、製品が提供する体験(エクスペリエンス)へとシフトした結果、「What(何を)」ではなく、「How(どのように)」が重視されるようになりました。クラウドベースのサービスが普及すると、接続性こそがそうした体験の鍵となりました。AKKA Researchにとって、モビリティー体験とは、ネットにつながった自律的な市街地向け電気自動車を意味します。この自動車は、都市のスマート・インフラと通信し、センサーやクラウド上で動作するアプリと連動します。

同社は、ダッソー・システムズと提携し、コネクテッド・モビリティー市場の課題の解決に取り組んでいます。3Dエクスペリエンス・プラットフォームのテクノロジーを利用することで、AKKAは、自動運転可能なコンセプト電気自動車Link & Go 2.0を開発し、自動車業界のOEMが未来の自動車に組み込む可能性のある革新技術を示しました。AKKA Research社長Philippe Obryは言います。「未来を予測する最良の方法は、発明することだ」

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Akkaは、インテリジェントなコネクテッド・コンセプト自動車によって、モビリティーを変革します

持続可能な都市

シンガポール:都市型体験を切り拓く

拡張インテリジェンスは、都市における持続性およびモビリティーの課題に対処できるでしょうか?確実なのは、このまま都市の人口が増え続けると、現在の都市インフラやサービスでは、環境意識が高く、オンラインで接続した、ソーシャルな住民のニーズには応えられなくなるという点です。モノのインターネットと人口知能により、住民は、新たなサービスの恩恵を受けるだけでなく、インフラの欠陥を報告したり、自ら支援を申し出たり、改善方法を提案したりするなど、都市改革の担い手側の1人となります。

シンガポール国立研究財団とダッソー・システムズは提携を通じて、ダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを基盤とした3DEXPERIENCECityソリューションで、同市の3Dモデルであるバーチャル・シンガポールを開発しました。シンガポールの都市構造とインフラをデジタル化、シミュレーションし、さらにすべての情報を1つのコラボレーションプラットフォームに組み込んだことで、同市の行政および民間企業は、都市計画、セキュリティー、エコロジーに関して適切な判断を下し、市民により良い都市型体験を提供することが可能なりました。ダッソー・システムズは、COP21において3DEXPERIENCityとバーチャル・シンガポールを展示する予定です。

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バーチャル・シンガポールは、都市の持続性に関する課題を解決します
レンヌ:都市インフラの未来を計画

レンヌ:都市型持続可能性のトップランナー

ダッソー・システムズの3DEXPERIENCityラボは、フランスの都市レンヌのデジタル版を作成しました。これはフランス初の試みであり、3Dエクスペリエンス・プラットフォームの3D設計および仮想シミュレーション機能を使って、構造的レイアウトとインフラを描いています。今日では、田舎よりも都会により多くの人々は住み、2050年までにはさらに20億人の人口増加が予想されます。そのため、水供給を管理し、きれいな空気と持続可能なエネルギーを提供し、より効率的なモビリティー・サービスを提供し、市民の安全を確保するための革新的なイノベーションが求められています。そうした目的のために作られたレンヌの仮想ラボは、都市のあらゆる要素(建設、エネルギー、水、ゴミ処理、移動、通信、住民)が連携して、未来の都市を計画し、構築するための新たな技術を開発するための土台となります。ダッソー・システムズは、COP21において、レンヌの仮想都市を紹介する予定です。

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