Global Design Management

Defect Engineer ()

Defect Engineer

Defect Engineerは、IPブロックに関する欠陥の追跡、階層設計に含まれるブロックに対する欠陥の影響の評価、欠陥の修正に関連する活動の追跡を行います。Defect Engineerはエンタープライズ開発管理と階層欠陥管理の両方をサポートします。

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本製品について

マルチサイトの設計およびコラボレーションのためのエンタープライズ開発管理

地理的に分散された設計センターで働く設計者にとって、同一のデータを共有することは重要であり、同じ設計環境を共有することもそれと同様に重要です。設計ツールは特定のプロジェクトで使用されるように設定する必要があります。また、すべての設計者が同じバージョンの設計ツールを使用するだけでなく、異なる設計センターで使用されるツールや個人のWindowsマシン上のツールも、まったく同様に設定する必要があります。さらに、通常、集積回路設計には大量のコンピューター・データ・ファイルが必要になるため、読み取り専用データの効率的な共有も不可欠です。

地理的に分散された設計チームの設計環境の管理は、企業レベルで管理を一元化することで、大幅に簡素化されます。設計環境が構成されると、設計サイトへ自動的にプッシュされて、開発インスタンスが作成されます。開発インスタンスは、設計者のワークスペース・セットと、これらのワークスペースをサポートするために必要なすべてのインフラストラクチャーで構成されています。これらには、特定の開発で使用するために設計された設計ツールのセットと、読み取り専用データを共有するためのデータ・キャッシュ(モジュール・レベルおよびファイル・レベル)が含まれています。Defect Engineer 3Dエクスペリエンス®・プラットフォームと地理的に分散されたDesignSync®サーバーを接続します。このサーバーはデータ・リポジトリ・サーバーとして使用されるほか、分散された設計センターの開発インスタンスを管理するためにも使用されます。

階層欠陥管理

階層欠陥管理は、複雑な階層設計に従事する地理的に分散された開発チームが、製品開発に関する問題や欠陥に対処できるよう、安全なコラボレーション環境を提供します。各チームが寄与した設計データが上位レベルの設計に統合されていくにつれ、所定のIPデータセットで検出された欠陥の影響が広範に広がっていき、追跡と管理が困難となる場合があります。

IPブロックやセル・ライブラリなどの複雑な集積回路(IC)設計の構造は、Defect Engineerで「製品」としてモデル化され、設計「階層」は、製品間の関係を確立することでモデル化されます。一般に、大きなチップやIPブロックの設計データは階層構造をとっているため、下位レベルのブロックやサブシステムで検出された欠陥が、多数の親製品に影響を及ぼす場合があります。たとえば、ALUモジュールで検出された欠陥が、それがインスタンス化されているCPUモジュールに影響を与える場合があります。さらに、このCPUモジュールが上位レベルの複数のグローバル製品でインスタンス化されている可能性があります。標準的なセル・ライブラリで欠陥が検出された場合、そのライブラリは何百ものIPブロックを構成するのに使用されている場合があるため、その影響は大規模で、広範に及ぶ可能性があります。企業では、何百、または何千ものIPデータセットや、セル・ライブラリ、データ・パス・コンパイラなどの大量の下位レベルのコンポーネントが存在することは珍しくはありません。欠陥の存在を追跡し、これらのデータセットに関連する欠陥の解決策を管理することは、複雑で非常に骨の折れる課題です。Defect Engineerの階層欠陥管理は、次のような重要な質問の答えを得るためのデータを取得および追跡するためのインフラストラクチャーを提供します。

  • 欠陥の影響を受ける製品はどれか。
  • 所定の製品にはどのような欠陥があるか。

 

さらに、Defect Engineerには欠陥の修復と解決に関連する活動を追跡する機能があり、次の重要な質問の答えが得られます。

  • 欠陥が修正されたら誰にメリットがあるか。
  • どの製品リリースで欠陥が修正されたか。