パナソニック・トヨタ・レーシング、CATIA V5のヒューマン・モデリング・ツールでF1カーのコックピットを人間工学に基づき最適化

"/> パナソニック・トヨタ・レーシング、CATIA V5のヒューマン・モデリング・ツールでF1カーのコックピットを人間工学に基づき最適化

"/>
Feb 23 2005

トヨタ・モータースポーツ、ダッソー・システムズのPLM技術でF1ドライバーの運転条件を改善

パナソニック・トヨタ・レーシング、CATIA V5のヒューマン・モデリング・ツールでF1カーのコックピットを人間工学に基づき最適化

独、ケルン及び仏、パリで2005年2月23日付けで発表されたプレスリリースの日本語訳

Dassault Systèmes (Nasdaq: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA、以下ダッソー・システムズ)は2005年2月23日、Toyota Motorsport GmbH(以下、トヨタ・モータースポーツ)がバーチャル製品開発を実現するCATIA V5 PLM(プロダクト・ライフサイクル・マネージメント)ソリューションを活用してドライバーの快適性、安全性、エルゴノミクス(人間工学)を最適化したレース・カーのコックピット(操縦席)を開発すると発表しました。

 

トヨタ・モータースポーツの設計者は、CATIA V5ヒューマン・モデリング・ソリューションを活用することにより、熱、騒音、振動、安全上の制約といったドライバーに課せられる生理的要求を最小限に抑えることができるようになります。また最新鋭のCATIA V5ヒューマン・モデリング・エルゴノミクス・ツールは、ドライバーの動作をシミュレーションし、可動範囲や視界、快適性、運転姿勢、バイオメカニズム、強度といった主要基準項目の測定を実現します。この解析によりチームは、レース・カー車体の全体的な空気動力学を考慮しながら、ドライバーの立場に立ったコックピットを設計することができます。

 

コックピット・エルゴノミクスを最適化するために、技術者はまずレーザー・スキャンとマニュアルでの人体測定技術を利用して、各ドライバーのデジタル・モデルを作成します。作成されたバーチャル・モデルは解析、そしてドライバーの快適性、安全性といった個々の居住性の改善、またピット・ストップ中コックピット内で部品に手を伸ばしやすくしたり、部品を使用しやすくしたりするために利用されます。これらは実際のドライバーを煩わせることなく実施できます。

 

トヨタ・モータースポーツのITマネージャーであるWaldemar Klemn氏は、「コックピットはレーシング・カーの最重要部分である。限られたスペースの中に、車にとって必要不可欠な要素がつまっている。その中でもっとも大切なのがドライバーだ。快適性と安全性を兼ね備えた改良型コックピットに座ったドライバーは各レースで我々を勝利へと近づけてくれる。CATIA V5ヒューマン・モデリングのエルゴノミクス・ツールを我々のPLM製品開発プラットフォーム内で統合的に活用することで、車両開発プロセス全体でエルゴノミクス・データを効率よくかつ直感的に使用することが可能になった。」と述べています。

 

ダッソー・システムズのエルゴノミクス・ソリューション・マネージャーであるMark Morrisseyは、「トヨタ・モータースポーツがPLM導入の一環としてCATIA V5 ヒューマン・モデリング・ソリューションの採用を決定したことを非常に喜んでいる。トヨタ・モータースポーツが表明したドライバーの運転環境を考慮し、エルゴノミクス検証を含めた設計プロセスの統合は、まさに我々がSAFEWORKのヒューマン・モデリング技術をCATIA V5アーキテクチャーに統合した際、ユーザー・シナリオとして想定していたケースだ。」と述べています。

 


CATIA V5ヒューマン・モデリング・ソリューション導入の第一段階として、2005年度のF1ドライバーであるRalf SchumacherとJarno Trulliがケルン本社で測定を受けています。レーザー・スキャンされた、彼らのデジタル・モデル作成が最近完了しました。このモデルはシミュレーション及びTF105レーシング・カーでの快適性および性能の最適化を目指して使用されます。

 

トヨタ・モータースポーツ・プロジェクトに関する更なる情報、ソリューション関連の各種画像については、下記のWebサイトをご参照ください。: www.3ds.com/jp/toyotaf1