Jul 13 2005

THK、IBMとダッソー・システムズのPLMソリューションを導入

3次元空間で設計ノウハウのデジタル化を推進
-CATIA V5によって設計期間80%短縮を見込む-

仏パリ及び東京で2005年7月13日付けで発表されたプレスリリースの参考日本語版

 

日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都港区、社長:大歳卓麻、以下日本IBM)とDassault Systèmes (Nasdaq: DASTY, Euronext Paris: #13065, DSY.PA、以下ダッソー・システムズ)は、本日、LMガイド(Linear Motion Guide : 直線運動案内)の世界トップメーカーであるTHK株式会社(本社:東京都品川区、社長:寺町 彰博、以下、THK)が、両社のPLMソリューションを導入したことを発表しました。これにより、THKは、製品開発プロセスを合理化し、高品質で革新的な製品作りを目指します。

 

THKは、同社の製品であるLMガイド、ボールねじ、およびLMガイドとボールねじを組み込んだユニットの設計に、3次元設計やナレッジウエア機能に優れたCATIA V5を導入します。同社のLMガイド、ボールねじおよびユニットは、工作機械から工場設備まであらゆる機械製品のベース部分各所に組み込まれ、それら製品の精度を左右する重要な部品です。

 

これまでTHKでは、一部の業務を除き2次元で設計してきましたが、部品間の距離や干渉チェックなどの設計品質管理、それにともなう設計工数増大への対応などが課題となっていました。また、製品の種類が増えるにつれ、製品のシリーズ化(型番展開)の際の繰り返し作業の削減も課題となっていました。

 

今回、3次元モデルを核とした社内の設計ノウハウをデジタル化することにより、寸法変更と同時に自動的に部品間の距離調整が可能になります。また、製品をシリーズ化するうえでも、CATIAのナレッジウエア機能が有効活用され、設計の共有部分は瞬時に適用でき、最小限のコストで開発することができます。また、部品表情報も瞬時に取り出すことが可能となります。さらに、CATIAの高度なモデリング機能により、従来にない複雑形状の設計が可能となり、よりお客様の期待に応じることができるようになります。ナレッジ共有とスムースな型番展開によって設計時間が大幅に短縮した分、THKは、新たな高機能製品の設計が可能になります。

 

THKでは、CATIA V5の導入により、まずは80%の設計期間短縮を見込んでいます。今後は、設計ノウハウをデジタル化する範囲を更に拡大していく予定です。設計から製造に至るプロセスを統合し、設計ノウハウを部門間で共有することにより、製品の迅速な市場投入を推進していきます。

 

THKの技術開発統括部 技術開発第一部部長の丹羽宏氏は、「お客様は、高品質で革新的な製品の速やかなる入手を強く求めています。IBMとダッソー・システムズのPLMソリューションは、情報の共有化、製造プロセスの効率化などを実現し、製品開発や、製造技術において劇的な改善をもたらすと考えています。そのため、お客様のご要望に対して、今まで以上に、適確に、そしてスピーディーにお応えできるようになるものと確信しております。」と述べています。

 

IBMアジア・パシフィック・サービス株式会社PLMソリューションズ アジアパシフィックディレクター竹内淳一は、「THK様の製品は、共通化された部品製造の市場において、高い品質と革新性を保ってこられました。競合との差別化をはかるために、PLMソリューションを導入されている他の製造業のお客様と同様に、THK様は、今後、オペレーションコストの削減、生産性の向上、そして革新性的な製品を市場に投入するまでの期間の短縮等、様々な投資効果を短期間で実現されると思います」と述べています。

 

ダッソー・システムズ株式会社の代表取締役専務 クリスチャン・ナーディンは、「THK様におけるV5 PLMソリューションの導入は、機械製品の根幹を支える精密部品製造業界にとって画期的なことです。THK様では、同ソリューションを導入いただくことにより、エンド・ツー・エンドのプロセス統合がなされノウハウの有効活用による大幅な設計期間短縮が可能となることから、多様化するお客様のニーズにこれまで以上に迅速な対応を実現されることと確信しています。これまでV5 PLMソリューションは、多くのOEMメーカーにご採用いただいておりますが、パーツサプライヤーでもご採用いただくことにより両者のコラボレーションにより一層の相乗効果が期待できます。」と述べています。