Nov 15 2004

オムロンとデルミア、製造業向けオートメーション分野で提携

オムロン株式会社(本社:京都市 代表取締役社長、作田 久男、以下:オムロン)とDassault Systèmes (NASDAQ: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSY.PA)のグループ企業で、デジタルマニュファクチャリングソリューションのリーディングプロバイダーであるDELMIA Corp.(本社: 米国ミシガン州、最高経営責任者 フィリップ・シャーレス、以下:デルミア)は2004年11月15日、自動車、電機、半導体、食品分野などの製造工程のオートメーション分野における提携を発表しました。

今回の提携により、オムロンとデルミアは、インダストリアルオートメーション分野において、製造工程設計のバーチャル環境から製造現場のリアル環境まで一貫した設計プロセスをサポートすることで、グローバルマーケットで商品投入までの期間を著しく短縮することができる、トータルソリューション事業に取組みます。従来、制御システムは現場の実設備を使って試験・調整することが必要でした。今後提供するソリューションでは、バーチャル環境を使った事前検証での作業の前倒しや設計品質の向上により、現場での試験・調整期間削減などを実現します。

<提携の主な内容について>

 

  • オムロンは、3次元(3D)環境の設計支援ソフトウェア「DELMIA(R) Automation」とプログラマブルコントローラ(PLC)を接続するソフトウェアとなる「OMRON PLC Setup」を開発
  • デルミアとオムロンは、「DELMIA Automation」ソリューションの共同マーケティングを実施。「DELMIA Automation」は、製品設計から生産・製造設計に至る製造業のオートメーション分野への一貫したサポートするソリューション。コンピュータ上での製造工程の事前検証や3Dモニタリングをサポート
  • オムロンは、世界的に事業展開する自動車、電機、半導体、食品分野などの顧客企業を対象に制御機器、「DELMIA Automation」を含むソフトウェアおよびエンジニアリングサポートの トータルソリューション事業を推進
  • デルミアは、「DELMIA Automation」ソフトウェア・ソリューション開発とテクニカルサポート

制御機器市場でのトップシェアを持つオムロンは、従来の制御機器の開発・販売を中心とした事業から、顧客企業の価値を高めるソリューションに事業を拡大しています。製造業を中心とした顧客企業に対して、コントローラ、ネットワーク、ソフトウェアを体系的に提供し、製品設計から製造・生産設計に至る各工程の期間短縮にさらに貢献します。

デルミアは、デジタル上で製造工程の最適化と検証を行うソフトウェア・ソリューションを提供します。中でも「DELMIA Automation」は、製造工程の作成編集・モニタリング(監視)、コントロール(制御)を、3D環境を使ったコンピュータ上で実現する画期的なソフトウェアです。

今後、オムロンは、PLCなどのオートメーション機器と「DELMIA Automation」を統合させるための自社製品「OMRON PLC Setup」を、「DELMIA Automation」(CATIA(R) V5 、DELMIA V5)の共通の開発環境である「CAA V5」を使って開発し、単なるハードウェアやソフトウェアの導入に留まらず、設計・製造の工程の再構築も含めた製品計画から生産設計・製造工程全般におけるデジタル・マニュファクチャリングをサポートするソリューション事業を実践します。「CAA V5」を使って開発することで、デルミアのソフトコンポーネント資産を活用し、顧客の一貫した設計プロセスを支援するソフトウェアを早期に提供できるようになります。

デルミアの強みである3D設計・シミュレーションソフトウエアと、オムロンの強みである制御ハードウエア・ソフトウエアを統合することによって、顧客の機械設計者と制御設計者がシームレスに使える統合設計環境を提供し、設備立上げ前の事前検証や制御設計の品質を向上させる新しい設計プロセスを、顧客と作り上げることを目指します。

オムロン株式会社 インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー社長 立石 文雄は「オートメーションと製造エンジニアリング・ソフトウェアに特化したデルミア社と、オムロンのFA(ファクトリーオートメーション)分野向けの高度な制御機器ソリューションの提携によって、オムロンは幅広く製造業に生産性と製造効率向上の実現を支援することが可能となる」と述べています。