May 29 2014

日本特殊陶業、多極化するセンサー需要に対応するため、ダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを導入

3Dの設計情報を国内外の生産システムに迅速に伝達・共有し、 新興国の市場ニーズにもあわせた多品種化・大量生産に対応

3Dエクスペリエンス企業であり、3D設計、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)における世界的リーダーであるダッソー・システムズ(Euronext Paris: #13065, DSY.PA)は本日、日本特殊陶業株式会社(本社: 愛知県名古屋市、以下日本特殊陶業様)が、ダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを採用したことを発表しました。

日本特殊陶業様の主力製品の一つである自動車用センサーの需要が新興国市場で広がっている現状を踏まえ、より現地のニーズに即した品種を迅速に設計・生産できるよう、設計情報部門と国内外の生産拠点とを結ぶ技術管理システムを構築します。3D化された製品設計情報を一元管理・共有することで、設計から市場投入までのリードタイムを大幅に削減します。

日本特殊陶業様は、自動車の排気ガス浄化システム用酸素センサー(以下酸素センサー)やスパークプラグの世界最大手として、世界10か国15か所に生産拠点を構え、売上の83%を海外市場が占めています。同社の主力製品の一つである酸素センサー製品は、近年、新興国市場を中心に需要が伸びており、現地のニーズにいち早く応えるために製品の多品種化が急速に進んでいます。そのため、設計のスピード向上、工程管理の簡素化、図面管理の効率化、設計・図面情報の迅速かつ安全な拠点展開ならびに生産システムとの連携が急務となっていました。

こうした背景から、このたび日本特殊陶業様は、ダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームの導入を決定しました。設計部門では、ダッソー・システムズの3D CADアプリケーションであるCATIA を使い、製品設計、設計情報の図面化およびテンプレート化を行います。これらの設計・図面情報は、BOM(部品管理表)情報とともにダッソー・システムズのENOVIA V6を基盤とする技術管理システムに一元管理されます。これによって日本特殊陶業様は、各生産拠点への迅速かつ安全な送信、設計拠点と生産拠点間でのBOM(部品管理表)の共有、既存設計・図面データの活用による多品種化への素早い対応などを実現し、各国の市場のニーズにいちはやく対応し生産できる体制を固めます。

本技術管理システムは、導入前の要件定義から、開発、運用、保守構築まで、ダッソー・システムズ株式会社(本社:東京都品川区)のパートナー企業である株式会社豊通シスコム(本社:愛知県名古屋市)ならびにエスツーアイ株式会社(愛知県東浦町)が携わっています。豊通シスコムがCATIA V6-ENOVIA V6連携をはじめとする全体の設計とプロジェクト管理を、数々のENOVIA V6の構築実績のあるエスツーアイが実装を、それぞれ担当しています。

日本特殊陶業様は、今後のさらなる生産数増加や多品種化・多機能化などのさまざまなニーズにも対応できるよう、今回構築した技術管理システムを活用していく考えです。

 

ダッソー・システムズ株式会社 代表取締役社長である鍛治屋清二は次のように述べています。「日本特殊陶業様のような素晴らしいグローバル企業が、弊社の3Dエクスペリエンス・プラットフォームの採用を決めてくださったことを大変うれしく思います。現代ほどエンドユーザーの声がダイレクトに企業に伝わり、製品づくりに反映される時代はかつてありませんでした。弊社の3Dエクスペリエンス・プラットフォームが日本特殊陶業様の競争力を高め、グローバル市場での地位をより強固にするものと確信しています」