CATIA V5の導入により業務効率化を図り、容器開発コスト50%削減を目指す

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Jul 19 2005

ライオン、生活者に優しく使いやすいデザインと環境への配慮の両立を目指し、日本IBMとダッソー・システムズのPLMソリューションを導入

CATIA V5の導入により業務効率化を図り、容器開発コスト50%削減を目指す

東京で2005年7月19日付けで発表されたプレスリリースの日本語訳

 

日本アイ・ビー・エム株式会社とダッソー・システムズ(Nasdaq: DASTY, Euronext Paris: #13065, DSY.PA、以下ダッソー・システムズ)は2005年7月19日、ライオン株式会社(本社:東京都墨田区、社長:藤重貞慶、以下、ライオン)が、洗剤容器などの開発過程にIBMとダッソー・システムズのPLMソリューションを導入したことを発表しました。ライオンは、3次元設計・解析やナレッジ機能に優れたCATIA V5を活用することで、生活者に使いやすさと環境に配慮した容器を提供し、さらなる顧客満足の向上を目指します。歯磨き・石鹸・衣料用洗剤などの製造販売を主とする消費財分野におけるCATIA V5の導入は、今回が初めてです。

 

これまでライオンでは、市場ニーズの多様化に伴い高付加価値商品の導入を推進する一方、独自のデザイン性に富んだ差別性の高い容器をいち早く市場に出す方法を模索してきました。同時に、生活者の使い勝手の向上と、環境への配慮から、廃棄物量を極力抑えた容器デザインを設計することも重要な課題でした。

 

従来、ライオンでは容器デザインにおいて設計用、解析用など異なる複数のツールを使用してきました。今回、サーフェス機能、ジェネレーティブ設計、解析ツール群、そしてデジタルモックアップ機能等、広範囲な機能を持つCATIA V5にデータを一本化することにより、これまでツール間のデータの受け渡しで生じていた不具合が解消されるほか、デザインの早期検討段階におけるPC画面上でのデザインレビューと3次元データを用いたNC加工をほぼ同時に実施することが可能になります。この効果として、これまで容器のプロトタイプ作成に要してきた試作作成時間の50%の短縮ならびに容器開発の50%削減を見込んでいます。

 

また、ライオンでは、デザインから生産、流通、リサイクルまでの製品ライフサイクル全体にわたり、CATIAで作成した3次元データを共有することで、容器製造の早期段階から最新の製品の全体像を、関連部門やサプライヤーと共に確認することが可能となります。さらに、市場調査などのマーケティング部門と生産部門が製品に関する全ての情報を共有することで、ものづくりの現場にいち早く生活者の声を反映させることができ、製品の市場投入速度が速まります。ライオンは、今後、歯ブラシの動解析や人の動作を含めた製品づくりにもCATIA V5の活用を展開していく予定です。

 

ライオンの生産本部 包装技術部長の平田成氏は、「企業間競争が激しい日本のトイレタリーマーケットで成功するためには、当社は企業内の全プロセスのスピードアップが必須であると考えています。特に容器デザインは“サイレントセールスマン”の別名を持つほどに重要で、商品のキーファクターと捉えています。そこで我々は当社のデザインプロセスを飛躍的に向上させる力を持ったシステムを探していました。今後、IBMならびにダッソー・システムズ両社とのコラボレーションにより、この課題をクリア出来るものと確信しています。」と述べています。


IBMアジア・パシフィック・サービス株式会社PLMソリューションズ アジアパシフィックディレクター竹内淳一は、「今回の発表により、日本IBMとダッソー・システムズのPLMソリューションが、消費財関連分野に対してお役に立てることがご理解いただけたかと思います。今後も、お客様が製品開発とビジネスの差別化をはかるため尽力いたします」と述べています。


ダッソー・システムズ株式会社の代表取締役専務 クリスチャン・ナーディンは、「ライオン様におけるV5 PLMソリューションの導入は、消費財業界にとって画期的なことです。組織内のすべての関連部門がパッケージ・エンジニアリングに関する正しい情報にアクセスできるようになり、その結果、コンカレント・マーケティングを行うことが可能となります。生活者の嗜好、エンジニアリング上の制約、製造性ならびに、ユーザーと環境に優しいパッケージに関する情報が、3Dデジタル上で集約、そして確認することが可能なこの画期的な容器デザインプロセスによって、ライオン様は、持続可能なビジネスモデルにおいて競合他社の一歩先を行くことになるでしょう」と述べています。