Mar 12 2009

IBMとダッソー・システムズ、欧自動車メーカーにおけるデジタル設計インフラ構築を支援し低燃費自動車の開発加速を実現

仏ベリジー、独ミュンヘン、米ニューヨーク州アーモンク発
2009年3月12日付発表のプレスリリース参考日本語訳

IBMとダッソー・システムズ、欧自動車メーカーにおけるデジタル設計インフラ構築を支援し低燃費自動車の開発加速を実現

IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)とダッソー・システムズ(Euronext Paris: #13065, DSY.PA)は本日、BMWが一般燃料およびディーゼル駆動の自動車、オートバイ、そして業界初の水素自動車などの最新の環境配慮型ハイブリッド車ラインにおけるすべてのエンジン設計において、単一のデジタル・ソフトウエア環境を活用することを発表しました。

3Dによるバーチャル設計プラットフォームであるCATIAを活用することで、エンジニアは、設計環境を統一し、BMW で今後開発されるすべてのエンジン設計の単一リファレンス・モデルを構築できます。IBMおよびダッソー・システムズのPLM (プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)エキスパートは、BMWのメカニカル設計についての取り組みすべてを単一のデジタル・インフラストラクチャに統一、調和を図る取り組みを支援し、その結果、新しいエンジン・モデルのソフトウエア・シミュレーション、計算、テストをサポートする最新テクノロジーを提供することができました。

工業分野の企業が、より高い価値を顧客に提供する取組みを強化する中、新たな製品の開発を促進するために、コンピュータを使った高度なテクノロジーを活用しています。例えば、BMWではIBMおよびダッソー・システムズと協業し、新しい車に低燃費テクノロジーを装備する目的で、一連のソフトウエア設計についての取り組みを発展させました。より小型のエンジン設計から、優れた燃焼効率が可能なピストンとシリンダーの性能向上に至るまで、インテリジェントな新製品設計において、PLMソフトウエアは重要な役割を果たし続けています。

従来、空気力学者や物理学者、プロダクト・エンジニアが新しく設計モデルを作成する際、CAD形状と手動による変更作業を頼りに行っていました。CATIAを利用することで、プロダクト設計者は複数のエンジニアリング・アプリケーションを作成し、エンジンや変速装置の設計のマスター・バージョンをデジタル環境で共有することで、メーカーとしての能力を大幅に増強できるようになります。世界の各地で瞬時の更新と共有が可能な、単一のデジタル・リファレンス・モデルを活用することで、BMWが生産や出荷計画を承認する前に、消費者の変化に迅速に対応できるよう支援します。これらの新しいデジタル技術の活用によって、新車の設計と出荷に要する時間が半減しました。

IBM SoftwareのSenior Vice President 兼 Group ExecutiveであるSteve Millsは、次のように述べています。「BMWは、自動車業界における変化のスピードを加速する、リーダー企業です。このデジタル設計インフラストラクチャを利用してグローバルな設計プランに瞬時にアクセスし、更新をデジタルに行えば、世界中の製造拠点やサプライチェーンのパートナーと即座に共有でき、消費者の変化と生産需要に迅速に対応できるようになります。」

BMW は、CATIAを利用して、1キロメートル当たりの二酸化炭素(CO2)排出量が140グラム未満のエンジンを搭載した22の新車を出荷しました。これは世界規模で温室効果ガスの排出を削減するために、気候変動に関する国際条約の一端として、1992年に京都議定書の参加国が定めた目標を満たす成果です。

ダッソー・システムズのExecutive Vice PresidentであるBruno Latchagueは、次のように述べています。「BMWのあらゆる部門にわたって、ダッソー・システムズの3D PLMソフトウエアを拡張展開した効果を、BMWそしてBMWのお客様にすぐにお届けできると確信しています。BMWは、すべてのサプライヤーと簡単に共有できる単一のプラットフォーム上で、設計と製品開発業務すべてを効率的に行えるようになりました。これは、ROI(投資対効果)がこれまで以上に重要な意味を持つ昨今において、意味のある重要な動きといえるでしょう。」###