May 17 2006

フォード・モーター社、CATIA V5の活用により製品開発効率を向上

フォード・フュージョンを仮想構築するための開発期間短縮

仏 パリ、米 オーバーンヒルにて5月17日付けで発表されたプレスリリースの日本語訳

 

IBMとダッソー・システムズ(本社 仏パリ Nasdaq: DASTY; Euronext Paris: #13065, DSYPA)は、CATIA V5がフォード・モーター社(Ford Motor Company)のフォード・フュージョン(Ford Fusion)・プログラムにおいて、製品開発の効率を向上させるうえで重要な役割を果たしていると発表しました。コラボレーティブなバーチャル製品開発をサポートするCATIA V5は、フォード・フュージョンのボディ・イン・ホワイト(Body-in-White)の開発に使用され、フォードのデジタル開発期間全体の短縮に貢献しました。CATIA V5は、自動車設計プロセスにおいて従来より遥かに初期の段階できわめて信頼性の高い完成されたデータを活用することを可能にし、フォードの製品開発プロセスにさらなるイノベーションをもたらしています。


Dassault Systèmes Americas Corp.のPresidentで、先頃CEO of ENOVIAに就任したJoel Lemkeは次のように述べています。「CATIA V5では、ただ部品を作成するのではなく、周辺の設計上・技術上の意図をすべて考慮に入れながら相互の関係の中で各部品を作成します。CATIA V5をご利用いただくお客様は、きわめて完成度の高いデータをプロセスのごく初期の段階から活用できるというメリットを享受できます。CATIAでは、設計を同じプラットフォームの他の車両にすばやく応用することが可能ですが、このことは、企業の製品開発プロセス全体を向上させる上できわめて重要です。実際に、スループットが目に見えて改善され、システム・コストの削減と品質の確保というフォードの目標にも直接貢献しつつあります。」


CATIA V5は2003年にフォードに導入され、フォード・フュージョン、マーキュリー・ミラノ、およびリンカーン・ゼファーの各車両プログラムでボディ・イン・ホワイト開発に使用されました。フォードでは、CATIA V5を活用することにより、ボディ・イン・ホワイトの幾何学モデリングに対してトップダウンの機能的なアプローチを採用できるようになりました。これには、製品とプロセスの結合および統合が含まれます。結合設計プロセスのコンテキストにCATIA V5を導入した結果、幾何学モデリングの時間が大幅に短縮されました。このように開発時間が短縮された一方で、製品開発プロセスの初期段階における設計の精度および完全性も向上しています。システムとコンポーネントの幾何学的関係は、詳細なトランジション、ブレンド、フィレットも含めてすべて初期段階で提供され、その後生じてくる設計の反復においてもずっと維持されます。


CATIA V5は、リンカーン・ゼファーやマーキュリー・ミラノなどの関連ブランドをサポートする車両システム間の関係を維持することにも活用されました。現在では、システム仕様に変更が行われると、CAEや製造など複数の分野にわたって、自動的に詳細設計レベルに反映されるようになっています。


フォードがCATIA V5で成功を収めたことにより、ダッソー・システムズとIBMの自動車業界における地位はより強固なものとなりました。「フォードのフュージョン・プロジェクトにおけるデータ品質およびデータ提供が大幅に改善されたことに、ダッソー・システムズが貢献できたことをうれしく思っています。フォードのシステムにさらなる貢献ができるのを楽しみにしています」とLemkeは述べています。ダッソー・システムズは、独立系業界アナリスト会社のDaratech社により、2005年のPLMソフトウエアのサービスおよび販売のリーディング・プロバイダーであると評価されています。