Jul 27 2006

フォード、すべての新車開発に向け、設計・エンジニアリングのグローバル標準にCATIA V5を指定

新製品開発に向け、IBMとダッソー・システムズのPLMソリューションをさらに活用

仏 パリで7月27日付けで発表されたプレスリリースの日本語訳

 

IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長:サミュエル・J・パルミサーノ、NYSE:IBM)とダッソー・システムズ(本社:仏パリ、Nasdaq:DASTY、Euronext Paris:#13065, DSY.PA、)は27日(現地時間)、フォード・モーター社(Ford Motor Company)が、このほど両社との複数年契約を延長し、新車およびパワー・トレイン系の開発全般における設計・エンジニアリングのグローバル標準としてCATIA V5を指定することを発表しました。フォードが採用するCATIA V5ソリューションのコンポーネント、エンジニアリング・ハブは、フォードのC3P NGプラットフォーム内でCATIA V5に対する高度なアクセスとおよび管理を実現するネイティブV5環境を提供します。このC3P NGソリューションは、フォードグループの企業および関連企業全体を通じて、新製品の開発に使用されます。これによりフォードは、グローバルなレベルで引き続きデジタル製品開発プロセスの効率化を進め、イノベーションと競争力をともに増強し、市場投入時間を短縮することができます。

 

C3P NGはフォードの製品開発プラットフォームで、フォード・モーター社の全ブランド・パートナーに対して、さらに高度なデジタル製品機能を提供し、自動車およびテクノロジー製品の開発をグループ全体で効果的に実施します。

 

1つの設計を同じプラットフォームの他の車両に即座に応用できるCATIA V5の機能は、企業の製品開発プロセス全体の向上に、極めて重要であり、製品開発コストを削減し、製品の品質向上を実現するというフォードの目標に貢献しています。2003年からフォードが活用するCATIA V5は、新型のフォード・フュージョン(Ford Fusion)、マーキュリー・ミラン(Mercury Milan)、およびリンカーン・ゼファー(Lincoln Zephyr)のホワイトボディ工程の開発で初めて導入され、フォードはデジタル開発期間全体を短縮することができました。CATIA V5の活用は、シャーシ、電気系統、内装といった他の車両関連プログラムや機能面にも拡大されています。

 

IBMアメリカのプロダクト・ライフサイクル・マネジメント担当バイス・プレジデント、ジョン・ポーター(John Porter)は、次のように語っています。「今回のPLMに関する契約は、IBMとフォード・モーター社のこれまでの業務関係を拡大・強化するものであり、フォード社が最高水準の自動車を設計できるようご支援するというIBMのコミットメントを示しています。IBMとの業務関係を拡大するというフォード社の決定は、私たちのPLMソリューションがフォード社のイノベーションとビジネス成長の重要なカギを握るものと考えておられることを証明しています。当社においては、自動車業界におけるIBMの地歩をいっそう強固なものにすることでしょう。」

 

ダッソー・システムズのENOVIA CEOでフォードを担当するJoel Lemkeは、次のように述べています。「ダッソー・システムズのCATIA V5 PLMは、まさにイノベーションの推進役です。フォードは、品質、イノベーション、競争力を重視していますが、ダッソー・システムズのソリューションを、これら課題への取り組みにご活用いただいています。CATIA V5により、フォードの自動車開発プロセスでは、従来よりはるかに早い段階で高品質の設計情報を利用することができます。」

「エンジニアリング・ハブは、製品のライフサイクル期間に収集された『エンジニアリングの領域に属する』知的財産を管理して、一貫性のある情報インフラストラクチャーを提供し、クモの巣のように複雑に張りめぐらされた個々のデータ・コンポーネントの相互関係をサポートします。」

 

ダッソー・システムズが開発したCATIA V5と中核的な基盤となるIBMのPLMソリューション・ポートフォリオを活用することで、製品とプロセスの関連と統一性を保持しながら、トップダウンの機能的なアプローチによる幾何学モデリングの実行が可能になります。CATIA V5のアソシエーティブ・デザイン・プロセスに基づき、幾何学モデリングの所要時間が大幅に短縮されるだけでなく製品開発プロセスのいっそう早い段階における設計の完全性も向上します。


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