Sep 05 2006

ダッソー・システムズとIBM、PLMポートフォリオのVersion 5 Release 17を発表

コンセプト開発から製造までを支援するコラボレーティブなイノベーション

仏パリ発 2006年9月5日付発表のプレスリリース参考日本語訳

 

ダッソー・システムズ(本社 仏パリ Nasdaq: DASTY, Euronext Paris: #13065, DSY.PA)とIBMは本日、コラボレーティブな製品開発のためのCATIA、コラボレーティブなライフサイクル・マネージメントのためのENOVIA VPLMおよびENOVIA SmarTeamから成るPLM製品ポートフォリオの最新版Version 5 Release 17(V5R17)を発表しました。同時に、ダッソー・システムズはバーチャル・プロダクションのためのDELMIA V5R17と、ENOVIA VPLM のV5R17 ソーシング・ソリューション(Collaborative Enterprise Sourcing - CES)も発表しました。V5R17は、ビジネスプロセスの最適化、バリューチェーンのイノベーション、製造サイクル一元化のためのエンジニアリング、知的資産の増強、および業界標準の採用を推進するダッソー・システムズとIBMのPLM戦略を具体化した製品です。


ダッソー・システムズのExecutive Vice-president, Strategy and R&DであるDominique Florackは次のように話しています。「V5R17のユニークなバーチャル・コミュニティーは製品開発チェーンに関わるステークホルダーを統合し、ナレッジの再利用と共有を促します。V5R17はあらゆる業種に製造とソーシング面で抜群のメリットをもたらすほか、取り扱うエンジニアリング・プロセスの範囲もさらに広がっています。V5R17はV5のオープン性を拡張したほか、3D XMLとWebサービス戦略を組み合わせてXML機能を一段と強化し、お客様のエコシステム内での大規模な運用にも対応可能となっています」

 

IBM プロダクト・ライフサイクル・マネジメント担当ゼネラル・マネージャー、ウォルター・ドナルドソン(Walter Donaldson)は次のように述べています。「製品情報を効果的に活用して、製品開発プロセスとビジネス戦略の整合を図ることは、IBMのお客様にとって大きな課題の1つです。V5R17はお客様のビジネス成長をご支援し、効率化と生産性を高め、市場での成功をもたらす革新的なソリューションです。SOAインフラストラクチャー、ミドルウエア、ハードウエア、サービスなど IBMの広範囲におよぶビジネス変革スキルはV5R17とパーフェクトにマッチし、 エンタープライズレベルのPLMを実現して事業運営全般を向上させます」

 

DaimlerChryslerのTeam Leader, Digital Body-in-White PlanningであるHolger Schanz氏は次のように話しています。「DELMIAの最新リリースは、まさにパラダイムの転換をもたらしています。ホワイトボディーのプランニングを行う立場からは、リソースやレイアウトのプランニング分野にも新しい可能性が出てきたことに大いに興味を抱いています。これにより、われわれがすでにDELMIAを活用し行っている初期の製品評価やプロセス・プランニングとリソース指向のキャパシティ・プランニングとのループを、製造レイアウトを考慮しながら近づけることができます。現在は一部の仕入れ先の協力を得て、新バージョン導入の利点について評価を進めているところです」

 

V5R17製品ハイライト: V5R17製品のより詳細な情報については、www.3ds.com/V5R17またはwww.ibm.com/software/plmをご参照ください。

 

CATIA V5R17  プロダクト・エクセレンスに向けイノベーションを強化― CATIA V5R17は、3Dエレクトリカル・ワイヤハーネスの展開機能を大幅に改善し、CATIA MachiningのNCプログラミング機能およびシミュレーション機能をさらに効率化することで、製造プロセスへの支援を拡大しました。これにより製造サイクル全体が大幅に短縮されます。コアスタイリング機能を新たに強化したことで、設計のアイデアを素早く吟味できるようになったほか、急なスタイリング修正にも対応可能となりました。さらに、画期的なオートフィレット機能により自動車のパワートレインとシャシーの設計時間も格段に短くなり、設計効率が大きく向上します。ENOVIAのVPM Navigatorの機能とVPLMおよびSmarTeamの同期メカニズムの強化により、エクステンディッド・エンタープライズ(協力する企業グループ)全体にわたってリレーショナル設計とコンカレントな作業が促進されます。CATIA V5R17では3Dマスター・アプローチを拡張し、新機能追加により3D環境内でも従来と同様の作図レイアウトで迅速・簡単に公差と注釈を表示することができます。また、3D XMLは、自動サポート機能、有限要素解析結果、素材のレンダリング機能などが強化されました。

 

ENOVIA VPLM V5R17  統合PLMソーシングでコラボレーションをさらに強化 ─ V5R17では、ダッソー・システムズが提供するCollaborative Enterprise Sourcing(CES)のエンジニアリング機能とソーシング機能が1つのコラボレーティブなデスクトップ環境に統合され、調達のための設計、部品の再利用、旧式化管理などを、製品ライフサイクルの初期ならびにサイクル全般にわたって行うことができます。最新リリースではバージョン管理が強化され、VPM Navigatorでは、有効性の高さや製品構成管理機能が組み込まれているので、設計者の生産性が画期的に向上します。V5R17のアドホック・レビュー機能およびダイナミックな承認機能はビジネスプロセスをより柔軟にサポートするので、グローバルな協業ニーズに組織としてより迅速な対応が可能となります。3D XMLデータの利用と普及が進むにつれ、3Dのパワーはエンジニアリングの世界に限らず広く活用されつつあります。

 

ENOVIA SmarTeam V5R17 エンジニアリングチェーン全般の製品開発コラボレーションを促進 ─ V5R17では製品構造の管理の柔軟性が格段に高まった結果、さまざまな分野でエンジニアリングのプロセスが飛躍的に加速されます。Expressパッケージは、簡単に利用でき、コスト効率よく中小企業へのPLM導入を支援し迅速に投資対効果をもたらします。V5R17はCATIA V5とのずば抜けた統合性と同期化メカニズムを誇り、高い安定性を発揮するほか、デザイン・コラボレーションおよびメーカー/サプライヤー間のやり取りも最適化します。新設計のWeb Editorユーザーインターフェースによってリモートユーザーでもクラス最高の使いやすさを実感できるようになり、協業の利点を享受できます。さらにデジタル・モックアップ、3D XML、企業内のナレッジ共有と意思決定に関するセキュリティなどの機能も強化されています。V5R17は最新の各種CADに対応しているので、マルチCAD環境の組織でも充実したコラボレーティブ・エンジニアリング機能をご利用いただけます。

 

DELMIA V5R17  コラボレーティブ・マニュファクチャリングを加速 ─ DELMIA V5R17では新たにV5ベースのProduct Process and Resource(PPR)製品ファミリーが投入され、マニュファクチャリング・ハブに保存された製品、プロセス、リソースに対してV5ベースでの一元的なアクセスが可能となっています。その結果DELMIAユーザーは、製品定義のコンテキスト内でライフサイクル、エフェクティビティー、構成を管理しながら製造情報のナビゲートと作成を行うことができます。V5R17では、コンカレントなプロセス・プランニング、統合ガントチャート、組立ラインの直感的リソース管理を通じて、Body-in-white工程に関わる自動車メーカーとサプライヤー双方の生産性を高めます。V5R17は設計エンジニアの設定した仕様から詳細な作業指示を自動生成することができ、指示書作成に要する時間が大幅に短縮されるほか、エラーを低減しより精度が高まります。DELMIA V5R17では、作業指示書作成と人的作業のシミュレーション/分析に特化したソリューションWork Instruction AuthoringおよびHuman Task Simulation and Analysisを中小企業向けに投入し、投資効率の最適化を図っています。さらにロボット塗装、検査、オフライン/オンラインのプログラミング、Manufacturing Execution Systems(MES)との統合などに対応した新しいCAAアプリケーションを通じて、より広範なプロセスカバレージを実現しています。