Feb 10 2011

独大手自動車メーカー、
ダッソー・システムズのV6 PLMソリューションを導入

組込みシステムのアーキテクチャー・統合・設計の新プラットフォームとして活用

仏ベリジー2011年2月10日発、プレスリリース日本語参考訳 - 3Dとプロダクト・ライフサイクル・マネジメント (PLM) ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA) は、BMW社が、同社の車両に搭載する電気・電子および組込みシステムソフトウエア(E/E)の今後の開発に向け、ダッソー・システムズのV6 PLMソリューションを選定したことを発表しました。

BMW社は、V6ソリューションが提供する柔軟性の高いPLMバックボーン、導入のしやすさ、システム・エンジニアリングに特化した機能などを評価して、数千名の技術者向けに同ソリューションを採用しました。

近年、車両における電気・電子制御による機能が増加しており、それに伴い車両開発の中で組込みシステムの占める割合が増加しています。現在の組込みシステム開発においては、要求から機能、実装に至る各プロセスを統合し、トレーサビリティを確保することが、車両の安全性を確実に検証するためにも大変重要になってきています。

BMW社の「AIDA : Architecture, Integration and Design for Automotive Project (自動車向けアーキテクチャー、統合、設計プロジェクト)」では、同社の顧客価値を革新的な開発プロセスの中心に据え、E/Eシステムに関わるさまざまな構成要素や関係者を連携させるべく、統合的な開発プロセスを導入します。V6ソリューションを活用することで、E/Eシステムに関する知的資産を統合し、お客様の要求事項を車両が具備すべき機能に関連づけ、さらに、その機能を実現するシステムの論理構造を定義し、そこから最終的なハードウエアおよびソフトウエアを実装するという一連の流れを可視化します。

BMW社はV6ソリューションを活用して、あらゆる派生車種に活用できるマスター・アーキテクチャーを構築し、年々向上する電気・電子分野の技術を取り込みつつ、車両に搭載される組込みシステムの複雑性を将来にわたって管理していきます。また、開発プロセスにおいて、機能群の再利用やハードウエアとソフトウエア・コンポーネントの分離を進めることにより、E/E分野における大幅なコスト低減が期待されます。

V6 PLMのシステム設計ソリューションは、既存のBMW社の企業環境に統合され、V6プラットフォームのオープン性を実証するでしょう。今回導入され、すでに実稼動しているV6ソリューションは、BMW社とダッソー・システムズ間における今後10年間のパートナーシップの第一歩であり、E/E分野向けの最適なインフラおよびアプリケーション構築を推進してまいります。

今回の発表について、ダッソー・システムズの製品およびR&D担当シニア・エグゼクティブ・バイス・プレジデントであるDominique Florack(ドミニク・フローラック)は、次のように述べています。

「これからの車両は、過去のプロセスやツールでは構築することができません。V6プラットフォームは、最も複雑な組込みシステムをデジタルに創造し検証するための、弊社の戦略的なソリューションです。BMW社様に弊社のビジョンをご理解いただき、また、ご決定から8ヶ月以内に予定どおりV6を稼動いただくことができ、大変嬉しく思います。」

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※ダッソー・システムズは2009年3月に、BMW社が設計環境を統一し今後同社で開発するすべてのエンジン設計の単一リファレンス・モデルを構築するためCATIAをご採用いただいたことを発表。
さらに2010年3月に、自動車業界における様々な新課題への対応を図るため、BMW社と同社の戦略的5ヵ年計画を発表し、同年5月には、BMW社におけるバーチャル設計プロセスの乗員保護安全工学のためにSIMULIAブランドのAbaqus Unified FEA (統合有限要素解析) ソフトウエアを活用するという契約について新たに5ヵ年更新いただいたことを発表しています。