May 22 2006

ボーイング社、ダッソー・システムズのソリューション活用によるPLM導入で航空業界をリード

787のGlobal Collaborative EnvironmentにV5 PLMを採用:CATIA、ENOVIA、DELMIAがプログラムの成功に貢献

仏パリ発 2006年5月22日付発表のプレスリリース参考日本語訳

 

ダッソー・システムズ(本社 仏パリNasdaq: DASTY, Euronext Paris: #13065, DSY.PA)は、3DおよびPLMソリューションを通じてボーイング社とそのグローバルなパートナー企業チームの成功を支える重要な役割を果たしています。最新鋭ジェット旅客機787 Dreamlinerの開発チームは、Boeing社のGlobal Collaborative Environment(GCE)と呼ばれるコラボレーティブ環境を活用し、同社のすべての新型ジェット旅客機について25%の設計リリース(注1)を完了しました。GCEは、ダッソー・システムズのソリューション、ENOVIAをフル活用し2年前より導入され、その後も進化を遂げながら787プログラムの製品定義における目標達成に大きく貢献しています。

 

787は現時点で世界最大の産業プロジェクトとされており、787に携わるチームは、2次サプライヤー以下も含めると世界20数カ国、135カ所以上の拠点で活動を行っています。GCEおよびダッソー・システムズのソリューション・スイートを活用することで、これらの拠点において同時進行で787の設計を進めることが可能となっています。同プロジェクトは大規模で、データのやり取りも膨大ですが、ダッソー・システムズのV5アーキテクチャーはGCEプログラム全体を通じ重要なパフォーマンスおよびスケーラビリティの課題解決に役立っています。

 

複合材を利用したこの革新的な旅客機を設計・製造するために、効率と生産性の目標に合致した新しいPLM技術の開発が必要とされました。さらに、DELMIAのデジタル・マニュファクチャリングおよびメンテナンスのテクノロジーを787 GCEの要素に組み入れたことも、航空業界に大きなブレークスルーをもたらしました。

 

Boeing Commercial Aircraft社のVice-President and General Manager, 787 ProgramであるMike Bair氏は次のように述べています。「787 Dreamlinerでは、技術や統合に関する目標を高く設定しています。ダッソー・システムズが提供するシステムでは、航空機の設計、バーチャル製造、ライフサイクルのシミュレーションをパートナー各社とグローバルな規模で実施することが可能です。GCEは、過去2年間に787チームが達成した目覚ましい進歩を支えた重要な要素です」

 

GCEは、製品設計、プロセス開発およびリソース・シミュレーションにおける大規模なコラボレーションのバリューを明らかにすると同時に、ダッソー・システムズのV5のような包括的PLM環境を活用することでスピードやイノベーションがもたらされることを実証しています。

 

ダッソー・システムズの社長兼最高経営責任者であるベルナール・シャーレスは、次のように述べています。「2年前、当社はボーイング社のGCEという画期的なバーチャルPLMの構築に乗り出しました。今日までに787チームが達成した業績は、当社が構築に携わったPLMソリューションの能力を強力に証明するものです。この画期的な成果は、当社のCATIA(設計)、DELMIA(製造)、ENOVIA(グローバル・コラボレーション)に対応した統合V5プラットフォームのバリューを実証しています。787プログラムは、真のコラボレーションの価値とその包括的な利点を示しています」

 

「数々の技術的なイノベーションを採用した787プロジェクトは、航空機設計に飛躍的な進歩をもたらしています。ダッソー・システムズのソリューションは、技術の限界に挑戦する当社を支援するだけでなく、その過程で生まれるノウハウや知的財産の蓄積も可能にしています」(Boeing Commercial Aircraft社 Bair氏)

 

ダッソー・システムズのVice-President, Industry Solutions, AmericasであるMichel Tellierは次ぎのように述べています。「チームが共通環境で作業することで、コラボレーションの効率は新しい次元に到達しました」

 

注1: リリースとは、購買、ツール開発、部品組立てなどを許可する正式な文書です。787プログラムではデジタルモデルとなります。
(5月21日発 ボーイング社プレスリリースより抜粋 参考日本語訳)